カルヴァリアの星
かるゔぁりあのほし
「セット、コード・ガルガリン。」
「塵に還って反省しなさい。原理血戒25番ーべ・ゼ。罪頸を断て、カルヴァリア・ガルガリン......!!!!」
「被告人はそこに正座!」
「法律違反、道徳欠如、深夜の逢引き!合わせて、お仕置きタイムです!大・反・省!!!!」
シエルの切り札であり、リメイク版で追加された要素、原理血戒を用いて発動する奥義。
正式名称は『カルヴァリア・ガルガリン』。
カルヴァリアの星は通称だが、月姫リメイクの初回限定版特典である『月姫マテリアルⅠ』の用語集内に記載されていることや同名のBGMが存在することから、主にこの名称が使用されている。
シエルが剣の師であったベ・ゼを倒し、回収された「剣」の原理血戒をもとに編み出した人智における最高峰の大魔術。
(用途こそ違うものの)神秘の規模としては、あの約束された勝利の剣と同等であるとされる、本当に規格外過ぎる魔術。
成層圏に“ 燃え盛る天使の車輪”とも称される、太陽光を集束する反射鏡を複数構築し、地上に向けて光のギロチンを照射する。
この光のギロチンは長さ50km、幅10kmにも及びながら質量を伴い、着弾時間は無に等しい。そして成層圏から放たれるという性質上、地球の分身であり重力圏にある攻撃ならば感知できるアルクェイドを以ってしても事前に感知することは叶わなかった。
要するに、成層圏から回避も防御も困難極まるどころか事実上不可能な一撃で切り裂く、という出鱈目な性能。
しかしシエルのそれは展開までに時間がかかり、反射鏡の中に溜め込まれた魔力を使い切れていないため結果的に膨大な魔力による力押しとなってしまっている。これ程の性能でもまだ無駄が多く、改善の余地があるのが恐ろしい。
月姫リメイクの作中では対アルクェイド戦で使用され、この大魔術によって彼女を捕らえながら戦場となった総耶市を地盤ごと切り裂き、真っ二つにするという天変地異としか言い表しようのない光景を引き起こしている。
・・・が、アルクェイドにはこの大魔術すらも決定打にはならず、逆に「この程度」呼ばわりしながら普通に立ちあがろうとしていた。
そしてシエルの方もこの大魔術では倒すことは不可能だろうと最初から予測しており、実際の本命はこの直後に繰り出した、地盤ごと真っ二つにした街を丸ごと利用する、さらなるデタラメな一撃であった。
『MELTY BLOOD TYPE_LUMINA』においても「完全武装シエル」のラストアークとして使用される。
シエルルートなどでも見せた宙返りしながらの銃撃で牽制しつつ、光のギロチンにより相手を押し潰して更に地盤での攻撃を行う。
地味に喰らいモーションがキャラごとに固有であり、基本的にはうつ伏せで背中を潰される形だが、死徒は断頭台の名の通り首に攻撃し、他にも無駄に種類のあるダイイングメッセージを残したり、頭を抱えたり、仰向けでリラックスしていたり、パンダ師匠が庇ったり…と個性が豊か。
ボイスもそれぞれのアルクェイドや志貴に対して専用のものがある。
原理血戒・断頭台(カルヴァリア・ガルガリン)
ランク:A+
種別:対人/対星宝具
レンジ:999
最大捕捉:1体
謎の代行者C.I.E.Lの霊基第3段階である、スターシエルの宝具として登場。性能自体は他再臨の「第七聖典・断罪死」と同じ。
本作のシエルはサーヴァント・ユニヴァース含む色々な時空が重なったややこしい状態とのことで、他作品には無い要素も引っ提げている。
原理血戒を用いた基本的な部分は同じであり、地上にいる標的の視界にカルヴァリアの星が見えている以上、瞬きより速く落下する断頭台を回避する手段はない。
……なのだが、演出がスポットライトに見えたりと、アイドルステージの様に見える為、印象が異なる。
スターシエルいわく、死徒を討伐した際の映像が流出してしまい、なんかアイドルみたいな扱いに仕上がった結果、らしい。
さらにレア演出では完全に場所がライブステージになり、下からのスポットライトやガヤの歓声により完全にアイドル風になる。この場合はボイスもアイドル風にかわいらしさ重視に。