知得留先生
しえるせんせい
ボンジョワール!
デットエンドを迎えてしまった遠野くんの為のこのコーナー、
“教えて!! 知得留先生”の時間がやってきちゃいました!
TYPE-MOONより発売のノベルゲーム『月姫』に登場するキャラクター。
本項ではバッドエンド救済コーナー『教えて!! 知得留先生』の説明も同時に記載する。
「知得留」であって、「知恵留」ではない。
読み方も「しえる先生」であって「ちえる先生」ではない。
些細な選択ミスでもあっさり死亡してしまう殺伐ゲーム『月姫』。そんなデットの迷宮に迷い込んだ哀れなプレイヤーを優しく導く救済コーナーが『教えて!! 知得留先生』であり、知得留先生である。あと助手(?)役に謎のナマモノネコアルクも登場するが、気にしてはいけない。
後の『タイガー道場』『ブロッサム先生』『なぜなに!? プロイ』へと続く、TYPE-MOONの元祖解説コーナー。
救済コーナーと謳いつつも、その本質は「主人公の死因説明コーナー」なので、正確には救済しない。大抵は一個前の選択肢に戻り別のを選べばOKなノベルゲームなので、仕方ないのである。
メッタメタな裏事情やヒロイン同士の醜い争いを繰り広げる赤裸々な舞台裏であり箸休め。血生臭い本編に疲れたプレイヤーを別の混沌へと叩き込み、気分をリフレッシュさせてくれたりくれなかったりする真昼のオアシスなのだ。
なお、『ひぐらしのなく頃に』に登場するカレー好きの教師・知恵留美子は、シエルおよび本キャラが元ネタ。ひぐらしにおけるメディアミックスの際、クレジット表記にTYPE-MOONの名前があるのもこのため。
ひぐらしシリーズが月姫本編よりも先に商業化してしまったため、オマージュである知恵先生の方が知名度を得てしまったというしょっぱい経緯がある。
リメイク版では
漢字表記から『教えて!! シエル先生』へと変更。前述の先に商業化してしまったオマージュキャラへの配慮だろうか。
衣装も紺ベスト・ループタイ・えんじ色タイトスカートから、ループタイ・黒カーディガン・黒タイトスカートへと変更され、腕には「指導官」と書かれた水色の腕章を付けている。
また本人も初っ端から「シエル教官」を名乗りネコアルクからツッコミをもらうなど、ぐだぐだっぷりは変わらず。今作ではいくつか前の選択肢が後で尾を引くことがあるので割と真面目に教えてくれる。
シエルルートでは、シエルを助ける事で志貴が死ぬ・シエル本人が死ぬエンドを迎えると、姿を消してネコアルクとエコアルクに解説を任せたりする。
デッドエンドを全て回収するとスペシャルな回が閲覧可能となる為、張り切って死んで欲しい。
ちなみに指導教官スタイルのボツ立ち絵が存在する。