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カール・レーフラー

かーるれーふらー

Carl Loevler。19-20世紀に活躍したドイツの神学者。(とされたが実在しない人物)
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概要

ドイツ宗教学の専門家で1924年に『今日の神学にとってのニーチェ』という論文を執筆。
東洋英和女学院の深井智朗院長は平成24年に出版したドイツ宗教学の専門書、『ヴァイマールの聖なる政治的精神――ドイツ・ナショナリズムとプロテスタンティズム』(2012年岩波書店刊)の中で彼を論文を引用し、高く評価している。
カール・レーフラーについては、同著P196-199にある「第4章 ニーチェは神学を救うのか ヴィルヘルム期からヴァイマール期の神学におけるニーチェの奇妙な流行」の「4 ニーチェのキリスト教批判の神学的援用」に次の様に書かれている。

「ヴィルヘルム期末期から既存の教会や神学への批判を繰り返していた『ディ・タート』誌に論文をしばしば投稿していた、ディックスと同年代の神学部外の神学者カール・レーフラーは、一九二四年に書かれた「今日の神学にとってのニーチェ」という論文の中で、ニーチェのキリスト教批判を分析した上で、今日のカール・バルトの神学はニーチェの批判したリッチュルの神学と同じ構造を持っているが故に、その批判を免れることはできず、ニーチェの批判によってカール・バルトの神学は消滅するという議論を展開している。

レーフラーはかつて「パトモス・クライス」にさえ参加したバルトが、いつの間にかゲッティンゲン大学を皮切りに大学の教授となり、教義学大系に興味を持ち始めたということに疑念を持った神学者のひとりであった。彼自身は堅信礼教育における使徒信条の使用を拒否したために、牧師としての地位を剥奪され、自由キリスト者同盟という雑誌上の交流グループを一九二九年に立ち上げたひとりである。

彼は神聖フロント世代のひとりであったが、二〇年代以降「転向」を果たした神学者たちの裏切りを批判した、フロントにとどまった神学者のひとりである。」



別名・表記ゆれ

カールレーフラー

関連タグ

神学者
ニーチェ
ワイマール共和国
ドイツ

カテゴリー

学者
























ネタバレ

実は深井氏が自分の論文で捏造した架空の人物。もちろん論文も存在しない。
だが、深井氏は存在しない論文の引用どころか、論文の写しまで自分で作成したという。その写しも他の論文からの盗用らしい。
論文の調査委員会に対しても『カール・レーフラーの実在を証明する一次資料の写しと説明文書』、『カール・レーフラーの論文「今日の神学にとっての ニーチェ」の実在を証明する一次資料の写しと説明文書』という説明のための資料まで捏造していたことが明らかになった。

この架空の人物が執筆した架空の論文からの引用(しかも写しを自分で書いた)という前代未聞の捏造事件に対し、早速ネタにする人が多く、
・チャールズ・バベッジの階差機関の設計に進展を与えた。
・エイダ・ラブレイスと親交があり、レーフラーはチューリングの出現を予言していた。
・チャールズ・ダーウィンとの間で神学的進化論が語り合われた。
・ハイデルベルク大学、ミスカトニック大学を始めドイツ、アメリカ、イタリアの数箇所の大学にのみ蔵書が確認されている。
・バチカン図書館の地下深く、重大な異端および危険思想を封印したいわゆる禁書区画に論文がある。
・長い年月を経て中国へと渡り、「加流伶符喇問対」として明代に中国語訳された。当時の写本は台湾の故宮博物院と日本の国立国会図書館に2部が残るのみである。
・密教を空海に伝えたのは、仏教とキリスト教の本質は同じであると看破した天才神学者カール・レーフラーだった。
・「エイボンの書」「セラエノ断章」「ナトコ写本」「屍食教典儀」「災厄の書」そして「今日の神学にとってのニーチェ」は有名な魔導書である。

など民明書房並に言いたい放題の状態となっている。

宗教学関係者のtwitterアカウントによると、早いうちから深井氏の研究不正疑惑は業界でささやかれており、ギャグにしていた研究者すらいたという。参照
様々な告発の動きが長年水面下であったようで、2019年5月に東洋英和女学院は深井氏を懲戒解雇処分とした。


研究不正 封印作品 偽史

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