概要
キャスター陣営の名称に該当するキャラクターは複数存在しているが、主に『Fate/Zero』の聖杯戦争こと第四次聖杯戦争に参加していた雨生龍之介とキャスターのコンビを指す。
龍之介は自身のスランプを打破してくれたキャスターを「青髭の旦那」と慕い、キャスターもそんな龍之介による神に対する観点に感銘を受けるなど、良い方向に(と言っていいのかわからないが)影響しあう間柄である。
中盤で衛宮切嗣とセイバーによって引導を渡されるまで、二人とも聖杯を奪い合う聖杯戦争に参加しているという自覚も薄いまま、互いに気侭な暴走を続けていった。
最後に決定的な決裂を遂げたセイバーと切嗣をはじめ、裏切り、三角関係、制御不能、使い捨ての駒など、良好な関係を築けなかった参加者も多い中、この二人に関しては抜群の仲の良さを発揮しており、互いを激励し助け合うその様子は、時に微笑ましささえ感じさせるものであった。
これで二人が快楽殺人鬼じゃなかったらどれだけよかったことか。
実は…?
ただし奈須きのこ氏によると、龍之介とキャスターは実はそれほど相性が良いわけではなく、二人を結び付けている殺人行為への嗜好も異なっており、運が悪ければ召喚直後に龍之介が殺されていた可能性すらあったという。
にもかかわらず仲が良かったのは「期間が短かったためにお互いの齟齬に気付かなかったこと」「その齟齬が偶然回りまわっていい方向に働いたため」らしい。 実際作中の二人の会話を注視してみると、会話が微妙に噛み合っておらず、互いに自分本位過ぎて相手の発言を自分の都合の良いようにしか捉えていないと思しき場面も多い。
しかし、それを補って余りある程に結束も強いのは確かであり、意図せず嗜好の不一致の理解と互いの嗜好の尊重に至っていた節がある。
アニメ版のスタッフもそういったところは感じ取っていたのか、わざわざ二人の絆の強さを微笑ましく強調するオリジナルシーンまで用意していた(当然、二人がやろうとしている事を知っていればまともに微笑ましく思うことなど無理な話ではあるが…)。
このタグはあくまで聖杯戦争で共闘関係としての雨生龍之介、第4次キャスターに関するタグであるため、モロな腐向け絵は専用のタグを使って頂きたい。
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