キャンサー(ヘブバン)
きゃんさー
キャンサーとは、『ヘブンバーンズレッド』における敵の総称。
外宇宙から隕石の如く地球に飛来した14体のマザーキャンサーと呼ばれる女王個体から生まれ、地球上で繁殖を繰り返しているとされる地球外生命体。
「宇宙という体内に発生したがん細胞」と言われており、そこから「キャンサー」と名付けられた。
・人間には感知できない高次元からエネルギーの供給を受けているという説が有力視されており、攻撃等に用いる。
知能は地球上の下等生物並みで、本能に従って知的生命体を動物的に捕食する。
外殻から発する波長によって敵味方の区別をしている。
この特性を利用して討伐したキャンサーの外殻を避難ドームの外壁の素材にすることで避難ドームを襲撃されないようにしている。
・外殻は近代兵器すら通用しない防御力と、
仮に破壊したとしてもすぐに再生してしまう再生力を持つ。
そのため、「セラフ」と呼ばれる特別な武器でしか討伐することが出来ない。
ゲーム上ではセラフ部隊員と同じくDPとHPを持ち、全て削り切ると討伐できる。
・水を苦手としており、海や湖には近づこうとしない。
また、海を渡って他の大陸からキャンサーが来る事は無いとされている。
・日本には北海道と九州に1体ずつマザーキャンサーが出現している。
北海道のマザーキャンサーは物語開始時点でセラフ部隊によって討伐されているが、九州のマザーキャンサーは依然として繁殖を続けており、現在の日本のセラフ部隊はこれを討伐するべく、関東から行軍を行っている。
地球に来た理由は長らく不明であったが、5章前編にて逢川めぐみのサイキックによって精神世界へダイブした茅森月歌がナービィの星に居た時の世界へダイブした際にその星にいたナービィの長老から語られた。
詳細はナービィの記事を参照。
キャンサーは宇宙中の知性を喰らう存在であり、高い知性を持つナービィを捕食対象とし、ナービィの星を侵略していた。
滅亡の危機に瀕したナービィ達は別の星へ移住する事を決めたのだが、その選んだ星が地球だった為、ナービィを追うようにして地球に来たと思われる。
レベル2以上の強力な個体が周辺地域のハブ役になっている。ハブ役がいると、集団単位で統率された行動をとるようになり、全体的に凶暴化して好戦的な個体が増える。
ハブ役が討伐されると尖塔が立ち、その周辺のキャンサーは相対的に統率性が失われる。
そうなった個体は野良キャンサーと呼ばれている。
デススラッグ
弱点:なし
耐性:なし
第1章に登場。
黒い身体と鎌のような前脚を持つ四足歩行のキャンサー。
胸部の顔のような部位から光線を放つ。
1度HPを0にすると外殻を修復し、二足歩行の第2形態となる。
ボス戦前の雑魚戦でSPやドライブゲージを貯めてから挑むと楽に戦える。
SSスタイルの紹介PVで毎回サンドバッグにされている不憫なキャンサーでもある。
レッドクリムゾン
弱点:なし
耐性:斬突打(口を開いている間は消失する)
第2章に登場。
紅い身体が特徴的な大型キャンサー。
森林を一瞬にして火の海に変える強力な光線を口から放つ。
その威力は作中屈指の防御力を誇る蒼井の防御を破る程。
戦闘は盾役の蒼井が自部隊の前におり、光線を放つ攻撃「World's End Super Nova」は自部隊ではなく蒼井が受ける。
その為、部隊に蒼井は編成不可、前にいる蒼井のHPが0になってもゲームオーバーとなる(前の蒼井のDPを回復させる事は出来ず、初撃含めると5回でHP0になる為、16ターン以内に倒さなければならない)。
口を閉じている間は1しかダメージが入らないが、光線攻撃後は2ターンの間口を開いたまま動けなくなり、ダメージが通るようになるので口が閉じている間にバフで強化し、口が開いたら一気にスキル攻撃で畳み掛けると良い。
デススラッグ同様に雑魚戦でSPやドライブゲージを貯めてから挑むと良い。
余談だが、光線攻撃名である「World's End Super Nova」は同社のゲームアプリ「消滅都市」に登場するメシエというキャラの攻撃技名をそのまま使用している。
フラットハンド
弱点:火氷雷光闇
耐性:なし
第3章、第4章前編で登場。
霧ヶ峰を覆う程の巨体を持つキャンサー。
イージスタワー攻略後の月歌達を襲撃した際に実は2体存在していた事が判明する。
触腕と赤い目から放たれる光線で攻撃を行う。
第4章前編に登場する個体は自身の持つエネルギーによって周囲の地形を変化させていた。
フラットハンド第2形態(3章)
弱点:光闇
耐性:なし
頭部から脳と思われる器官が肥大化して露出した形態。
針を伸ばして封印状態にして来たり、フィーラーを生み出してくる。
フィーラーは防御デバフ攻撃の他、フラットハンドのDPを回復させる。
リリース直後は第1形態含め与ダメージが非常に高く、強力なヒーラーやディフェンダーのスタイルが少なかった事もあり、キャラのレベリングや装備の調達・厳選をしなければ耐え切るのは困難だった。
当然DP・HPも多く、バフやデバフ、破壊率稼ぎ等の大ダメージを出す方法を知らないと討伐に時間が掛かる為、ゲーム攻略が浅いプレイヤーを絶望の淵に立たせた(ただこれはチュートリアル不足も要因と言える)。
後にキャラLvの上限UPとスタイルや装備のインフレ、そしてフラットハンド自身の下方修正により攻略難易度は大幅に低下した。
イベントストーリー「きみはこの夏のfairy、ぼくはその姿を瞳の奥にrec.」で下方修正前と同等の強さのフラットハンドと戦う事が出来る。
フラットハンド第3形態
弱点:なし
耐性:なし
大ダメージによって頭部が破裂した形態。
本体は見えない上に周囲の空間が歪められている為、攻撃を当てることは不可能。3ターン経過すると戦闘が終わる。
東城つかさの分析によって手数の多い攻撃をしなければ討伐不可能と知った月城最中が発動した「無我夢中」により討伐された。
フラットハンド第2形態(4章)
弱点:なし
耐性:なし
逢川めぐみのサイキックとイージスの鎖による足止めを受けたフラットハンドがダメージを受けて変化した姿。
樹のような姿をしており頭上にはイージスの鎖を切断可能な円盤が出現する。
赤い目から放つ光線の他、1ターン貯めて放つ全体攻撃を受けると攻撃の命中率が下がってしまう。
3章個体と異なって弱点が存在しない為、破壊率稼ぎが特に重要となる(現在では弱点付与でどうにでもなるが…)。
40ターン経過すると確定で即死する攻撃を行う。この攻撃は蒼井の無敵等で受けても即死する為防ぐ事は出来ない。
スカルフェザー
弱点:火雷光
耐性:無
第4章後編で登場。
蛇のような長い胴体が特徴的な浮遊能力を持つ巨大キャンサー。
毒素を含んだ紫色の結晶を発生させる冷凍ブレスを放ち、生息地域を寒冷地帯に変え、毒によって土壌に深刻な被害を与えていた。
頭部にある結晶体(コア)が弱点だがバリアを張って守っている。バリアを破るには集中的に攻撃を加える必要がある。
スカルフェザー(尻尾)
弱点:氷闇
耐性:無
スカルフェザーの尻尾。
顔でも付いているかのような動きで月歌達を攻撃する。
スカルフェザーとの戦闘は本体担当(31A)と尻尾担当(30G+ビャッコ)の2部隊に分かれ、それぞれ2本ずつあるDPを交互に破壊しながら戦闘が進行する。
スカルフェザー第2形態
弱点:火氷雷光闇
耐性:無
コアを破壊されたスカルフェザーが胴体を切り離した姿。
複数のプレイングイールを放ち、撤退しようとする。
ブレスの他、赤い帯のような触腕による攻撃も行う。
レイジングエクリプス
弱点:光闇
耐性:雷無
第5章前編で登場。
四国の発電所に生息する大型のキャンサー。
蓄電能力を持ち、蓄えた電気エネルギーを攻撃や高速移動に用いる。
31Aとの初戦闘の際は発電所付近の電線にぶら下がって充電を行っていた。31Aは討伐を試みたが、ブレイクすると充電を止めて臨戦態勢に突入。高速移動で31Aを翻弄し、武器のない方の手で防御しようとしたことで隙を晒した茅森月歌を捕食した。
再戦となる発電所での戦闘では、トロッコに乗るセラフ部隊を追いかけて来る形で戦闘が行われる。自分ターンで行動を決める際に一定時間経過すると割り込んで大ダメージの全体攻撃を行ってくる為、素早く行動を決める必要がある。
レイジングエクリプス第2形態
弱点:光闇
耐性:雷無
討伐されたかと思われたレイジングエクリプスが蓄えた電気エネルギーを放出して磁場を生成し、大量の瓦礫を纏った姿。
DPゲージが4本あり、一定ターン経過や1本ブレイクする毎に3段階まで形態変化する。
攻撃力が増加するだけでなく、攻撃ダウン・毒・封印・スタンといった状態異常付きの攻撃を使ってくるようになり、最終段階では1ターンに最大3回まで行動(しかも同じキャラを集中攻撃)してくる為、ブレイクした後は早急に倒さないと全滅してしまう。