プロフィール
関西出身の勝気なサイキック少女。
超能力を扱えるが、その力は未知数。
というか、セラフ部隊に入ってからは特に役に立っていない。
しかし自分が世界を救う救世主であると信じている。
同世代で天才としてもてはやされていた茅森に対して勝手にライバル意識を持っている。
（公式サイト/CHARACTERより転載）
概要
31A部隊に所属している関西出身のサイキッカー少女。
勝気な性格で、自分が世界を救う救世主であると信じている。
隊員との会話では天然ボケとツッコミを兼ねる。
茅森からの愛称は「めぐみん」。
武器は黄色いラインがある大剣でセラフィムコードは『救世主様のお出ましや』。
同時期にロッカーとして活躍していた茅森のせいで自分の影が薄くなったと勝手にライバル意識を持っており、ストーリー中、茅森がサイキッカーである自分の瞑想の真似事を始めると、「棲み分けせい！」とツッコミを入れている。
サイキック能力に関してはホンモノであり、コップの水を浮かせるサイコキネシスなど多彩な能力をみせている。なお、彼女のサイキック能力はセラフ部隊では役に立った事は今の所無い（スキル"リミットインパクト"のセラフ巨大化はセラフの能力に依るのだろうか）。
新生『She is Legend』ではギターを担当。
第二章で蒼井えりかがギターになるとノイズを担当することになるが、第三章以降は再びギターを担当。
本人曰く、サイコパワーが発揮できれば楽器は何でもいいらしい。
同じチームメイトの國見タマをよくフォローしたり、可愛がっているが、フォローを入れる前に「おい、タマぁ!」などと脅かすようなセリフが入りがちである。
茅森などのクレイジーな人々と並ぶと一転ツッコミに回る性分である。
茅森とはツッコミを入れたり、学力テストで一緒に怒られたりと、和泉ユキと並んで茅森とコンビにされがちな関係である。
また上記のタマを可愛がっているのもあり、そっちでもコンビ（と言うかカップリング）的な感じに可憐とつかさから見られて否定したりしている。
容姿
桃色の腰まであるハーフツインテールに緑色の瞳の持ち主
衣装違いには髪型をポニーテールにした別衣装、巫女服、31Aお揃いのスーツが実装されている。
関連タグ
茅森月歌：隊長でチームメイトでライバル。
めぐみん：この素晴らしい世界に祝福を!のキャラ。あだ名、愛称繋がり。また、逢川めぐみの交流エピソード②の名前が『めぐみんのエクスプロージョン能力』であり、公式の時点でやや意識している。
土方十四郎：銀魂のキャラ。主人公にライバル心を持ってたり、突っかかったりしてる所が似ている。
服部平次：名探偵コナンのキャラ。関西出身で主人公にライバル心を持っている所が似ている。
ネタバレ注意
ここから4章全体の重大なネタバレがあります。
救世主の挫折
詳しくは真実を拝見してから御覧いただくとより理解できます。
自分たちが人間ではないと知ってしまったことで、今までの勝気な性格ではなく、虚ろな感じとなってしまう。
他の31A部隊メンバーたちはなんとか元気を取り戻すも、彼女だけは違った。
今までの勝気な性格も他のメンバーと違って実績もない自分を奮い立たせる為にしていた強がりだった。
傍観する人間たちの為に戦う救世主とは言われたのは元となった逢川めぐみだった。
その事実が彼女を追いつめていた。
元々の彼女は虚弱体質で勉強も出来ず、感情表現も苦手で孤立していた。
そんな中、唯一持っていたサイキック能力で一時はクラスの注目を集めるも、すぐにまた孤立した。
その後サイキックで水を浮かせる能力を身に着けネットで公開した所、本物のサイキッカー集団から声がかかった。
だがそこにいる他の人たちは逢川よりもはるかに上のサイキッカーたちで再び劣等感にさいなまれることとなってしまう。
そんな中で、その団体の中で崇拝されているリーダーから「あなたは救世主」という言葉を受けて、逢川は劣等感にさいなまれていた自分でも救世主になれると真の意味で特別になれるならなろうと戦うことに決めた。
４章前半にて２体目のフラットハンドの行動を封じ込める大役に任命され、出来る限りのサイキック能力を高める訓練を行いサイキックの能力を強める。
そして作戦開始時にサイキック能力を駆使し、一度はフラットハンドを封じ込めることに成功する。
しかし封じ込めた筈のフラットハンドが２度の変異の後、真の姿を現し猛威を振るう、そんな中、二度目のサイキックによる封じ込めを行うも完全な足止めにならず、それどころかサイキック能力の酷使で吐血してしまい、そのまま倒れてしてしまった。
倒れてしまった自分を庇う為に仲間がフラットハンドの攻撃を直に貰ってしまい逆に全滅の危機に陥ってしまう。
幸い他部隊の献身の下、フラットハンドの猛攻に一時的な制限を掛け、動けなくなってしまった自分に変わってその隙をついた３１Aの奮戦のもと誰一人犠牲を出すこともなくフラットハンドの討伐に成功する。
しかし、仲間のピンチの最中、２度目のフラットハンドの封じ込めに失敗し、寧ろ倒れて動けなくなってしまった自分のせいで守りたい仲間の命を危険にさらしてしまった事で、彼女の心は完全に折れてしまった。
その夜の祝勝会にもいたたまれなくなりこっそり抜け出した後、宿舎とは違う別室で一夜を過ごし、作戦決行前に司令部と約束していた通りセラフ部隊を去ることを決めた。
翌朝、ヘリに乗り込む間際に司令官より話を聞いて急いでヘリポートに駆け付けた月歌とタマに留まるよう説得されるが、自分は救世主なんかじゃなくこのまま戦っていたらいつか自分だけではなく大切な仲間も死なせてしまう。
自分には仲間を守れる力すら無かったと、もう戦う意味も自信も存在意義もないと涙ながら告げる……。
「うちは救世主やなかった・・・せやから戦う意味ももうないねん・・・」
「めぐみさん！それでもです！」
「めぐみさんが自分の事をどう思おうです…！」
「私はここに来て、初めてひととして生きることが出来ました！」
「ずっと頼られて戦うだけの人生だったのに、安らぎを貰えました！」
「だから…」
「めぐみさんは私の救世主です！」
「そっか」
「今度はタマが人類の救世主になったってや」
「ほな、な」
そうして、救世主になりたくて、でもなれなかった少女はそれでも自身を救世主と述べてくれた少女に別れを告げ去っていった。
習志野ドームでの生活
除隊後は軍のとある施設に行き、そこで外の世界の常識や状況などを学んでいく。
そこで学び終えた後に「加藤エリ」という偽名と身分証をもらい、習志野ドームへと向かう事になる。
そこで初めて出会った『アキばあさん』にキツイ言葉を言われ、一時的に疑われるも自分にはここ以外に行ける場所があらへんと伝えそれならと彼女の家で居候として住むことを提案される。
そうしてアキばあさんの家に向かい、彼女と一緒に住んでいる少女の『ルミ』と共に３人で生活をしていく。
ルミからは「カトエリ」と呼ばれて慕われ、ドーム内では釣りをして食材の確保したり、斡旋屋から受けた依頼をこなしていき、また途中ドーム内に入ってきた小型キャンサーをサイキックで追い返したりもしていた。
そうしてドームの人たちと交流を深めていき、アキばあさんとルミにも居候としてではなく『家族』として認められて、少しずつだがドームでの生活に充足感を得ていく。
けれども夜に放送されているセラフ放送によりセラフ部隊の戦いの様子がドームの人たちから一部フィクションとしてとられていることにはショックを受け、また自分が抜けたことで5人で頑張る31Aの仲間に罪悪感のような複雑な心境を抱くようになる。
そうしてドームの生活をしていくさなか、お世話になっているアキばあさんがキャンサーの襲撃に遭い、習志野ドームまで命がけで逃げてきて落ち込んでいる人達に対して、きつい言葉を発し、次に会った時に挨拶をしても無視をする事から、彼らから良い印象を持たれていない事を知る。
救って貰った身としてめぐみはアキばあさんのイメージ回復の為にドームを奔走する。
（その過程でアキばあさんが言い方がきつくても落ち込んでいる人を立ちなおさせようとしていた事、ドーム住民の挨拶を無視していたのも高齢による病気によるものだった事を知る。）
イメージ回復を初めてから数日が経った頃、お盆の代わりとして亡くなった人達を弔う為に提灯を空に向けて飛ばす提灯昇りの日があり、めぐみもアキばあさんやルミと参加して共に提灯を空に昇らせ死んでいった人達を弔った。
そうして昇っていく提灯を眺めつつ、提灯が見えなくなるまでの話としてアキばあさんから彼女の娘についての話を聞くことになるめぐみとルミ。
しかし、めぐみには何故かアキばあさんの語る娘さんの話に聞き覚えがあった。
それもその筈、アキばあさんの正体は逢川めぐみの実の母親だったからだ…
本当の逢川めぐみは30年前、母親のアキの反対を振り切って超能力集団の元に行って以来、音信不通になっていた。
この事をアキばあさんは非常に後悔し、次に戻って来た時は絶対に止めてみせると決意し、いつかめぐみが帰って来てくる事を信じてずっと待ち続けた。
しかしめぐみが帰って来ないまま時は流れ、キャンサーの襲撃でドーム生活を送り、病気の進行もあり、彼女は幼少の頃のめぐみの姿形しか覚えだせなくなっていた。
そんなさなか、ドームが壊滅し、天涯孤独の身になって泣く事しかできなかったルミを引き取り、彼女が上を向けるように叱咤激励してきた。
アキばあさんがルミを引き取った理由はルミを小さい頃からずっと一緒で、ずっと泣いていた幼少期の娘の面影を感じた為であり、今までずっとルミを実の娘の様に接していたのだ。
話を聞き終えためぐみはアキばあさんの語る娘が自分であることを気持ちで理解しても、
帰りを待つ本当の娘は既に死亡し、自分はその姿だけを真似ている存在である事を言えるはずも無かった…
セラフ部隊の作戦決行日、習志野ドームに中型のキャンサーが襲撃し、自分の力では追い払えないということを自覚していたが、ルミから『このドームがなくなったらまたさすらって皆と離れ離れになってしまう、そんなの嫌だ！』という悲痛と誰とも離れたくない願いを聞き、ドームの人たちの声援を受けてセラフなしでキャンサーと戦うことを覚悟を決める。
一度は倒すことができず倒れてしまうが、ドームの人たちを守りたいという『逢川めぐみ』でも『加藤エリ』でもない、自分自身の中で芽生えた純粋な願いを力に変え、サイキック能力を振り絞り、セラフを使わずに中型キャンサーを撃破する事に成功する。
キャンサー撃破後、皆の命を守りたいという願いを認識できたことで、救援を聞き駆け付けた山脇達31Cと共に自分が本来いる場所に戻る事を決意する。そうしてルミやドームの人、幼少の頃の沢山の思い出が詰まったジャングルジムを前に娘の帰りを待つアキばあさん…おかんへの別れの言葉を告げる。
…そして彼女は
救世主の帰還
時を同じくして、31Aと30Gは比叡山を拠点にする超遠距離型ハブキャンサーのスカルフェザーを討伐する為、比叡山に赴き頂上へ到達、スカルフェザーとの戦闘が始まった。
31Aと30Gはそれぞれの連携でスカルフェザーにダメージを与え続けていくが、敵の重要なコアである結晶体は未だに破壊できずにいた。
その後、態勢を立て直され砲撃が放たれる前に、自ら囮を引き受けたタマがスカルフェザーの砲撃を直撃してしまい倒れてしまう。
タマを助けようと駆け寄る31Aだが砲撃で牽制され、司令官から貸し出してもらった大切な人のデンチョに手を伸ばすタマにスカルフェザーが止めを刺しに突進し・・・
『救世主様のお出ましや』
スカルフェザーを反撃で怯ませ、タマを救ったのは、覚悟を決め再びセラフを持つことを決意し急いで駆け付けた逢川めぐみだった。
再び6人に戻った31Aは総力を結集し、スカルフェザーの結晶体を破壊する事に成功する。
結晶体を破壊され自身の劣勢を悟ったスカルフェザーはそこから頭と胴体を分離させプレイングイール達に牽制を行わせつつ、戦闘から離脱しようとする。
ここで逃がしては今までの作戦が全て台無しとなる為、31Aは合流した30Gにスカルフェザーが呼び出したプレイングイールの迎撃を頼み、再度スカルフェザーを撃破すべく最後の試練へ挑む。
そして最後の試練の末に、31Aはスカルフェザーの討伐に成功するのであった。
スカルフェザー討伐後、自分が離脱したせいで多大な迷惑を掛けた事を深く頭を下げて謝罪するめぐみ。
だがいつか帰ってくると信じていた31Aは謝る事は無いと伝え、彼女の帰還を歓迎した。
その後、31Aの面々はめぐみとタマを二人で話させるために気を使って二人から離れる。
そして帰ってきてくれると信じていたが、自分の大切な存在だった『虎徹丸』が解体されて帰ってこなかったようにめぐみが帰ってこなかったらどうしようって不安に押しつぶされそうになり涙を零すタマの話を聞き彼女を強く抱きしめる。そして、めぐみは不安な中、ここまで頑張ってきたタマを抱きしめ、心配させて悲しませたことを謝罪する。
そして、31Aの皆と世界を救う為に一緒に戦っていくことを誓った。
こうして救世主は再びセラフ部隊へと復帰を果たした。
『ここから先5章前編のネタバレが含みます』
その後、セラフ部隊に復帰してからの逢川めぐみは暴走しがちだった行動を改めて、31Aを支える事となり、その変化に和泉も驚きつつも良い変化だと評価するほどであった。
そうしてセラフ部隊に復帰してから幾日が経ち、京都の次世代エネルギー研究所にてセラフ部隊員がヒト・ナービィになるまでの経緯が記された資料が発掘されるが何故か月歌だけはNONE（無し）と記されておりその事で月歌は自分が何者なのかと悩むようになってしまう。
そんな月歌を見ためぐみは月歌にある提案をする。
習志野ドームの生活でサイキック能力を頻繁に使用していた事、何より自身の本心からの願いを持つことが出来た結果、心身ともに成長し能力の質も量も格段に上昇していた。
そして今の成長した自分のサイキック能力でなら月歌を月歌自身の精神世界…即ち過去の世界へ送ることが出来るので、そこで己の過去の出自を…茅森月歌になる前の己を知る提案する。
自身の出自に悩んでいた月歌はこの提案を受け入れ自身の精神世界へと潜るのであった。
だが、この精神世界へのダイブは月歌がダイブしている間の期間で消耗度が変わるので幾日か分けて行われるのであった。
その後の顛末は茅森月歌のネタバレに記載されている・・・
ネタバレ関連タグ
明光院ゲイツ：救世主と言われた男。主人公に突っかかるなど似た所がある。
