CV:不明
概要
アニメ『妖怪人間ベム』の第15話「狙われた目玉」に登場したゲストキャラ。
墓の下で祖母の鬼婆と暮らす人外の少女であり、目玉が無いために盲目となっている。
パッと見でワンピース服を着た人間の姿をしているが、鋭い牙と爪などといった人外らしい特徴を持っており、前述の理由で両目が空洞となっている。
盲目ではあるものの、視力以外に発達した感覚や身体能力を持ち、作中では妖怪人間であるベロと互角に戦っていた。
また、人骨を噛み砕いて即席の剣へと加工する場面もあった。
作中の行動
初登場時は目が見えないことを嘆き悲しんでおり、その様子を哀れんだ鬼婆に「孫に似合う緑色の目玉を取ってくる」と励まされた。
そして、墓を出て街を徘徊した鬼婆がギギにピッタリの緑色の目玉を持つミッキー少年に目をつけて拉致していた。
一方、ギギは鬼婆の帰りを待っていたが、ミッキー少年を救いに墓に潜入したベロの気配に察知して彼と交戦。
それから程なく墓に戻ってきた鬼婆の加勢でベロが拘束され、手術でミッキー少年の目玉を摘出しようとしたが、ベロの危機を察知したベムとベラが駆けつけた事で手術が中断してしまう。
地上に出て鬼婆と共にベラとベロを追い詰めたものの、最終的に鬼婆がベムのステッキで串刺しにされて消滅。その直後に何故かギギも消滅した。
実はギギの正体は鬼婆の思念が生み出した幻影であり、言うなれば「鬼婆の分身」にあたる存在。
墓の下で500年も孤独に暮らしていた鬼婆はいつしか「子供が欲しい」と願うようになり、無自覚ながら自身の影であるギギを生み出していた。しかし、実体の無い影であったためか肉体が不完全であり、それが目玉の欠損という形で表れていた。
ベムの推測によれば、鬼婆が人間の目玉を求めていたのは己の影を完全なものにするためだったとの事。
関連タグ
人体錬成:ある意味これに近い。
サスペンデッド:こちらも盲目の人外娘であるが、ギギとは逆に後天的に両目が退化している。