概要
ギコ・ウプヌシーとは、数々の実体験や怖い話を基に動画作成・投稿している人物である。
その名のとおり、アイコン・動画に登場する自分自身がAAのギコになっており、本編に登場する他の登場人物達も全てAAキャラである。
2011年の動画を最後に投稿を停止していたが、2017年3月についに復活を果たした。
また、2021年6月からYoutubeへの動画投稿も始めており、こちらは怪談朗読がメインとなっている。
主な登場人物
ギコ・ウプヌシー
主人公にして語り手、動画を投稿している本人。強い霊感があり、除霊、異界や心霊スポットでの人捜し及び潜入などのさまざまな心霊体験談を動画としてうpしている。スルースキルが半端なく、幽霊からどんなに脅かされても「俺のファンか?」と受け取り怖がらない精神力を持っている。
幼い頃は心霊現象に慣れず、霊から脅かされるたびに怯える日々を送っていたが、とある人物との出会いにより現在の飄々とした性格と強い精神力、スルースキルを身につけた。
憑代を科学的にまたは物理的に力技で破壊して除霊を行う『物理的除霊』と呼ばれる手法で霊に打ち勝つ方法をたびたびとっている。また強い霊能力の代償かは不明だが音感が全く無く、楽曲も生活音も全て同じ「音」としてしか認識が出来ない。
新潟県在住で、歳は109才だったり、26才だったりする。一人称は初期は「俺」だったが、後作につれ「私」に変わり言葉遣いも丁寧になった。
女体ケーキ
最初の動画から頻繁に登場するウプヌシーの好物。だが、味噌味で甘くないらしく、全体像は未だ不明。
信者がいるほどの人気……なのだろうか。
佐藤(仮名)
彼氏の捜索をウプヌシーに頼んだ人物。あの柔道の女性選手に似ている。なんだかんだいって彼氏思い。だが、いくらなんでも5万で人探しは……。
加藤(仮名)
佐藤の彼女。k樹海に行ったきり行方不明だった。メールからしてDQNのようだ。
山本(仮名)
ウプヌシーに家の留守番を頼んだ人物。動画内では黄色いフーンの姿。彼のいない間にウプヌシーが一人かくれんぼを行ったため、何かが住み着いてしまった模様。
後に1人娘が神隠しに遭い、ウプヌシーに捜索を依頼。
高橋(仮名)
ウプヌシーの専門学校時代の同級生。田舎のQ村に住んでいる高橋家の長男で、次女に相当する妹を殺した呪物の処理を依頼した。若く体力があり機械いじりのノウハウがある事から年上の村民達に重宝され、村の見廻りをする等実質村長の様な役回りをしている。動画内ではフサギコの姿。
長女
高橋の妹。兄やウプヌシーと共に、妹を殺した呪物の処理に関わる。口数が少なく、カイデー。短大(おそらく文学部)卒で、古文書の解読が出来る。動画内ではフサしぃの姿。
彼女の所持するバイクに物騒な文言の落書きや細工が施されている所から、元レディースであった事が示唆されている。
河童
幼き日のウプヌシーに相撲を挑んだが、逆にボロボロにされてしまった気の毒な河童。ウプヌシーは彼との相撲試合の後に霊感に目覚めた模様。
首切り武者
異界のとあるアパートの一室で介錯として死者達の首を斬り続ける謎の侍(本人曰く「バイト」)。七人ミサキと思しき謎の悪霊集団に狙われ逃げ込んできた幼き日のウプヌシーを救い、彼に今後も彼を陰ながら守護する事、怪異をスルーする事を教えた。
ウプヌシーの名を聞いて顔色を変え、「お前がギコ・ウプヌシーだからだ」と積極的に守護する様になった理由は未だ不明。
総統閣下
ウプヌシーの大ファンで、サインをほしがっている。スルメ、女を戦車に乗せて釣ろうとしているが、全く成功していない。
ちっちゃいおっさん
とある飲食店でウプヌシーが目撃した謎の手乗りサイズの小人のおっさん。ウプヌシーに自身を視認して貰わんとばかりに奇矯な行動を繰り返すが、後に妻と思しき同属の小人の女性に引きずられながら退場した。
杉崎(仮名)
ウプヌシーの中学時代の友人女性。コックリさんをやっていて取り憑かれてしまった事があり、ウプヌシーが解決した。成人後も会社の同僚に呪いをかけられ、ウプヌシーに相談に現れる。なかなかに強かで腹黒い。
薫(仮名)
杉崎と彼氏の仲に嫉妬し、丑の刻参りをしていた人物。動画内ではクックルドゥドゥドゥの姿。
ガタイは良いが小心者で、結果ウプヌシーに脅かされて呪いを中断して逃亡したり、杉崎に呪い返しをされそうになったりしている。
玩具屋の主人
妻を殺した(かもしれない)青い目の人形を保持していた人物。
人形を片付けてもらったお礼に、わざわざ他店からプラモをもらってきてくれた。
五十嵐(仮名)
長女の友人女性。動画内ではモナカの姿。彼氏に振られて傷心中のところを新興宗教団体につけ込まれ、入信させられてしまった。逃げることもできたのだが、ある人物を一緒に助けたいという思いからそうしなかった心優しい人物でもある。
教祖
X教団の教祖。No.2のやろうとした事を知り、すぐにウプヌシー等の脱退と解散を決めた、思い切りがいい人物。
No.2(後に「林(仮名)」)
X教団のナンバー2の人物だが、教祖よりも力があるようだ。教団の事件以来ウプヌシーを快く思っていない節がある。在日外国人で、日本に対して深い憎悪を抱いており、呪術によって日本へ復讐しようと企んでいる。
黒井(仮名)
X教団の信者。No.2(林)との子を妊娠、彼にそそのかされて我が子共々生贄にされそうになっていた。教団が解散後、生まれた我が子とともに静かに暮らしている……と思いきや。
武田(仮名)
「石様の祟り」から準レギュラー登場。眼鏡をかけた会社員風の男。1人で泣いていた正太郎を助けようとしたウプヌシーを誘拐犯だと勘違いし、飛び蹴りをしてきた。ヘタレ・ガサツだが、彼の持つ弥彦神社のお守りによって石様のたたりが大事に至らなかった。また弥彦神社の祭神の御加護か本人の無意識の能力かは不明だが、何故か邪神や悪霊等からの霊障が効かないところがある。
大人の女性であろうが少女だろうが、女とあらば部屋の匂いを嗅ぎ回る変態。
高田 正太郎(仮名)(後に「太井 正太郎」)
新潟市は西区のギャンで1人で置き去りにされ泣いていたところをウプヌシーと武田に助けられた少年。母親の死の原因を知ったことで仇をとるため我先にと立ち向かう等、幼いながらも勇敢な心の持ち主。
後に裕福な親戚に引き取られ苗字も「太井」に変わり、高校生になった頃に意外な形でウプヌシーと武田に再会。以降友人の風間と共にウプヌシーを師範と仰ぎ、物理的除霊を手伝う等行動を共にする。
母親の仇の因縁か石関連の邪神との相性が悪い様で、対峙すると体調を崩してしまう。また上記の仇の影響で母方の実家に近付く事も出来ない。
高田 直美(仮名)
高田正太郎の母。息子の正太郎と祖母がお出かけ中に急に訃報がきて、つい息子を置いて帰ってしまったと言い、電話をかけてきたウプヌシーに息子を連れて帰るよう指示を出した…かに思われたが、上記の彼女の正体は正太郎を呪い殺すべく彼女になりすました家の道祖神である「石様」であり、本当の彼女は既に石様に呪いによって始末されていた事が発覚。そして…。
高田正太郎の祖父
高田直美の父。
高田正太郎の祖母
高田直美の母。高田正太郎を引き連れて西区ギャンに放置した張本人。
理由を聞こうにも何も言わず、やや認知症気味。
渡辺(仮名)
山本の知り合い。釣りに行き、『目』にあって以来ずっと布団に包まっていた。魚を腐るまで放置するほど怖かったらしい。
矢沢(仮名)
ウプヌシーの友人。引越しすることになったのだが、両親が住もうとしている家の様子がおかしいらしく、高橋との一件を聞いてウプヌシーに調査を頼んだ。
ウプヌシーとの一件から心霊的に瑕疵のある物件を入居可能な物件に生まれ変わらせるビジネスに目覚め、不動産屋となった。
大川ぬめり(仮名)
林と親密な間柄(林談)になった女性で、風間と太井の姉貴分。近くにある強い力をどんどん吸い込む体質らしいが、本人自身の雰囲気はいたって普通。だが、実は・・・。
風間(仮名)
ぬめりの舎弟で、彼女より3つ年下。同い年の太井(仮名)と合わせて3人で行動を共にしている。明るい性格で語彙力に難がある、グループのムードメーカー。普段は糸目だが、たまに開眼した時の瞳は赤い。
丸山(仮名)
長女の友人の女性。長女とLINE中に誤って異界の電車に乗り込んでしまい、消息不明となった。その後ウプヌシーになんとか救出されるが、何かしらトイレ関係で不憫な目に遭う事が多い。
ウプヌシーに少なからず気がある様子。
井上(仮名)
ウプヌシーの職場の飲食店の常連客。50代の男性で某大人数アイドルのファン。娘のしじみ(仮名)が獣霊の様な何かに取り憑かれた。その憑き物の邪気に当てられて希死念慮に囚われ、自殺目的で来店した所をウプヌシーに救われた事がきっかけで、彼に娘の憑き物落としをしてもらう事に。
碇(仮名)
ウプヌシー達がいた喫茶店アクトザクの向かいのマンションの住人。動画内ではクマーの姿。
住んでいる一室が霊道に通じていたために、通りすがりの霊達からの酷い霊障に悩まされる事になった。幼い頃に狐に憑かれたが、まめな性格ゆえに記録を付けていた事でお祓いに成功した経験がある。
度重なる霊障が原因で心身ともに参っていた所をウプヌシーに救われ、彼の会話で引越しを決意し、万事解決したかに思われたが…。
明神さん
ウプヌシーの知り合いで、異界等で使用する為のアイテムや呪物を貸し出すレンタルショップを経営する怪老人。ウプヌシーもよく彼の店を利用している。
漫画版
2018年10月より、白田和賀氏氏によるコミカライズ作品が『半実半虚ギコ奇譚』としてpixivおよびニコニコ静画において公開されている。
ゲーム版
2021年8月より、早瀬川美唯夢氏によるノベルゲーム版が『怪異幻妖見聞録』としてふりーむ!およびノベルゲームコレクションにおいて公開されている。
現時点では、新潟県のK樹海/ちっちゃいおっさん/謎・ラーメン屋の三つがゲーム化されており、後者二つは一つの作品にまとめられている。
怪異幻妖見聞録 第一譚 N県のK樹海
- ふりーむ!(ダウンロード版)
- ノベルゲームコレクション(ブラウザ版・スマホ可)
怪異幻妖見聞録 小噺 食べ物
- ふりーむ!(ダウンロード版)
- ノベルゲームコレクション(ブラウザ版・スマホ可)