概要
スズキ目・スズキ亜目・ギンカガミ科・ギンカガミ属に属する魚。やたら張り出した腹部が目を引くが、アジにごく近い仲間であり食用にもなる。
英名:ムーンフィッシュ
新潟県佐渡島、房総半島以南、東シナ海/インド洋~太平洋の中層に広く分布する。
全長25~30cm。
体は側面しており、著しく張り出した腹部と、団扇のようなとても平たくて薄い体が特徴である。珊瑚礁や沿岸のやや深い所に棲み、幼魚は河口に入ることもある。
ギンカガミの仲間は大変歴史のある系統で、6000万年前の暁新世から殆ど姿が変わらず、現在も生き続けていることから、『生きた化石』とも呼ばれている(当時生きていた仲間は絶滅しており、現生種とは別の種)。
ちなみにこいつの学名は「メネ」という。
関連タグ
サンフィッシュ:マンボウの事だが、これとは別にブラックバスやブルーギルなど北米に生息する肉食の淡水魚が「サンフィッシュ科」と呼ばれる。