概要
演 - カイル・ガルナー(Kyle Gallner)
日本語吹替 - 奈良 徹
クエンティン・スミス(Quentin Smith)はエルム街の高校に通う青年。
クラスメイトのナンシーに片想いをしている。
劇中、「目深に被った帽子から焼けただれた顔を覗かせる不気味な鉤爪の男」の悪夢に悩まされ、ナンシーと共に真相を解明するため行動するが……
後述のゲームの影響もありフレディ・クルーガーと対峙する人物としては有名だが、原作の『エルム街の悪夢』シリーズには登場しない、2010年のリブート版オリジナルのキャラクターとなっている。
Dead by Daylight
2017年10月26日、非対称型対戦ホラーゲーム『Dead by Daylight』の追加DLC「A Nightmare on Elm Street」で生存者として実装された。
2010年のリブート版『エルム街の悪夢』のその後に霧の森に連れて来られた設定。
なお、同DLCには殺人鬼としてフレディ(THE NIGHTMARE)も含まれており、映画に引き続き本作でも因縁の相手。
背景
激闘の末にフレディを倒したと思ったのもつかの間、ナンシーの母親が行方不明になってしまう。
フレディの復活を確信したクエンティンはナンシーを必ず助けるために、再戦に備えて確実にフレディにとどめを刺すための技術と知識を蓄えて行った。
やがて再びフレディが夢の中に現れるようになったが、夢に関する知識を得ていたクエンティンは何日もかけて夢の世界にも脱出路となり得る裂け目があることを発見した。
クエンティンを弄ぶのに飽きたフレディがついに彼を殺すべく夢の中で襲い掛かってきた時、クエンティンは素早く策略を巡らせてフレディを炎の罠にかけた。
しかし苦しむフレディを横目に夢から抜け出そうとした彼の目の前で裂け目は閉じ、脱出路は封じられた。出口はどこにもない。
もう打つ手のない自身に迫ってくるただれた顔の男がただただ消滅することを切望した次の瞬間、クエンティンは舞い上がる霧のようなものに覆われ、どこか別の場所にいた。そこにはキャンプファイアがあり、見知らぬ人たちが座っている。
自分もこの人たちと同じようにこの場に囚われたのだ、と気付くのにそう時間はかからなかった。
固有パーク
映画での行動を由来とした睡眠に関するものがパーク名になっている。
(※以下は全て2024年9月現在の性能や効果であり、調整やリワークの可能性に注意。)
目を覚ませ!(Wake Up)
通電後、128m以内にあるゲートの位置を常に目視できるようになる。さらにゲート開放中は他の生存者から自分のオーラが見えるようになり、脱出ゲートを開く速度が最大25%上昇する。通電後のラストチェイス中の仲間にゲート位置を知らせられることが強みだが、映画のように最後まで生き残ることが前提のパークであり活かすのは少々難しい。
なお、通電後にゲートを封鎖するフレディの固有パーク(血の番人)に対して、ゲートを素早く開放し仲間を脱出へ導くこのパークはまさに「フレディ VS クエンティン」の構図そのもの。
調剤学(Pharmacy)
チェストを開ける速度が飛躍的に上昇し、開錠音も小さくなるパーク。また「非常用医療キット」が確実に手に入る。
劇中、眠らないようにエピネフリンを常用していた(時には病院からパクっていた)クエンティンらしいパークである。
寝ずの番(Vigil)
自身と周囲の仲間の状態異常の時間を短くすることができる。この効果は疲労系パーク等の自身で付与したものにも、キラーから付与されたものにも適用される。「全力疾走」「スマートな着地」「しなやか」等のダッシュ系パークとの相性がいい。