クラス替えとは
- 学校での進級時などに、同一年度の生徒を別々のクラスに入れ替えること。
- またはデジタルカードゲームなどで、レアリティ若しくはレベル上限を変化させること。
ここでは、主に1について説明する。
概要
クラス替えは、進級などに伴い、同一学年の生徒が2クラス(教室)以上存在する学校において、実施される行事である。小学校では2年に1度、中学校、高校では毎年行う所が多い。高校によっては、生徒の成績を合わせるなどの目的で、学期毎に行う例もある。これは、諸々の事情により、2年ないし1年毎に、同一年度の生徒達を別々のクラス(教室)に再配置し、教室のメンバー(生徒)を一新する目的で実施する。
クラス替えの目的
- 交友関係を広げるため
- 交友関係のリセット
- 成績のバランスをとるため
- 成績順に分けるため
- リーダーシップが取れる子が偏らないようにする
- ピアノが弾ける子が偏らないようにする
- 運動能力が偏らないようにする
- 入試の成績で分ける
- 選択科目で分ける
- 教師の負担を減らすため、モンスターペアレントの子、家庭環境に問題がある子、発達障害がある子、問題行動を起こす子などが偏らないようにするため
- いじめっ子といじめられっ子を引き離す
- 教師によるエゴ
クラス替えの意味や決め方は学校の方針や事情によるため、上記の説明が全て当てはまる訳ではない。
一部の例外的な学校を除けば生徒の意思は(直接には)反映されないので、生徒側からすればもっぱら運不運の問題として映る。「仲良しの子と一緒になれるかな?」「新しいクラスに可愛い女の子/イケメンはいるかな?」「嫌なアイツと一緒じゃなきゃいいが……」「今度の担任は誰か?」など、毎年春が訪れるたびに期待と不安に胸を高鳴らせた経験は多くの人が持っていることだろう。
クラス替えのやり方
基本的にクラス替えのロジックは明かされていないが、概ね以下の方法で行っているとされる。
- 定期テスト・入学試験の結果や学年末の成績など学力に関するデータや生活態度の記録を元に、学力をおおよそ平均化した仮のクラス分け案を作成する。
- そこから以下の条件を元に職員会議を開いて調整する。
- ピアノ演奏が出来る子供を各クラスへ配分する。(子供がピアノ演奏をする機会がなければこの条件は無視される。)
- 学級委員長や生徒会役員になれそうな子供を各クラスへ配分する。
- 体育の成績が良い子供を各クラスへ配分する。
- 双子・いとこはクラスを分けるようにする。
- 比較的仲が良い子供同士はクラスを分ける。
- いじめの加害者と被害者は別のクラスに配置する。
- 教職員からの希望を反映する。
- 理系・文系や選択授業など進路に合わせて生徒を調整する。
よくくじ引きで完全ランダムに決めていると言われるが、それは表向きの方便である。