概要
大きさ1mmくらい。
いわゆる「プランクトン」として有名な小動物で、カブトエビに羽根飾りでもつけたような体型をしている。
淡水域ならあらゆる環境に見られる他、一部の仲間は汽水や海水にも住んでいる。そして遊泳力を活かして小さなミジンコ・ワムシ、微生物などを捕食する。
なおミジンコという名前だが系統的にはとても遠縁で、ミジンコが鰓脚綱・枝角目に属すのに対し、ケンミジンコは六幼生綱・キクロプス目。例えるなら人類と恐竜くらい遠く、同じ遠縁でも六幼生綱のフジツボの方がまだ近い。
また「ケンミジンコ」というのは単一の種ではなく、水中を漂う有キクロプス目に属すカイアシ類の内、浮遊生活を送る種の総称(またはその内のCyclops属)とされる。