CV∶水鳥鐵夫
概要
『北斗の拳』帝都編において、群都(エリア)の一つを統治していた男。
極端な肥満体型で、異様なまでに物ぐさ。移動も乗った籠を部下に手押しさせていた。
拳法の類は全く使えないが、口から吐き出す煙と指先で回す振り子を併用した催眠術で部下や群都の住民を支配していたと思われる。
賞金稼ぎのアインがわざわざ郡都の扉を強引に破ってまで賞金首を持参してきたところを見ると、彼の統括する郡都が賞金稼ぎに賞金を渡す役目を担っていたのかも知れない。
ケンシロウを倒せば郡都の一つを与えるという提案を聞きつけ自分を売り込んできたアインを望み通りケンシロウに嗾けたが、アインはケンシロウの圧倒的な強さに屈してしまった。
その後ケンシロウが居城まで攻め込んできた際には、まず部下が籠を放り出して逃げた事をぼやき、ケンシロウに「息をするのも面倒で嫌だ」と吐き捨て前述の催眠術で操ろうとしたが全く通じず、足を踏みつぶされ脳天にチョップを食らってしまった。
更に経絡秘孔の一つ、喘破を突かれ息は吐けても吸えない身体にされ、窒息の苦しみに悶えながら「ふぎゃああああ・・・」と言う断末魔を残して絶命した。
余談
モデルは、『スターウォーズ』に登場するジャバ・ザ・ハットと思われる。
旧テレビアニメ版ではさすがに危ないと思われたのか髪の毛を生やされ、若干人間らしい風貌に修正されている。
ファミコン用ソフト『北斗の拳2』には2面のボスとして登場。アニメ版と違いスキンヘッドで原作に近い風貌。
『幻想回転舞(げんそうかいてんぶ)』という飛び道具で攻撃してくるが、1面のボス・バスクに比べ動きが鈍く攻撃力は低い。