概要
ゲロ電とは、定山渓鉄道が保有・運行していた2300形電車についた、鉄道ファンからの愛称である。
なぜこのような名前がついたかと言うと、経営悪化によるコストダウンの観点から、非冷房・固定窓・カーテン無しという劣悪な設備であったため。夏場には気分を悪くする乗客が発生、車内に嘔吐物用の袋が用意された。
更に、デッキも無い為、冬季の断熱性は皆無であった。これは近年のJR北海道が導入した新型車両でも見られるが、押しボタンによる半自動ドア機能(降車客が開けっ放しにすることが多く焼け石に水だが)が用意されている。
鉄道路線の廃止にともない、1964~1969年と短い活躍期間だった。
定山渓鉄道2300形については2300形の記事を参照。
関連タグ
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