※当記事に記載されている登場人物一覧はシーズン1に従った内容となっている為、旧シリーズのものとは異なっております。
一覧
トレフィとその仲間達
この物語の主人公である精霊使いの少女。9歳。風属性。
緑を基調とした服と髪の色をしており、長い髪をおさげにして纏めている(バルクスからのあだ名は「デカおさげガール」「デカおさげ精霊使い」)。
- ウンディーネ
小さな青い人魚のような姿の精霊/女型。水属性。愛称はディー。
幼少期からトレフィの親友であり、正義感の強いトレフィに対しては呆れながらもサポートをしている。
頼れる姉として頑張っているらしく、実際サラマンダーやトレフィを窘めるブレーキ役であり、トレフィ達のまとめ役となっている。とは言え、捕まった精霊を放ておく性質でもない。
綺麗好きで、歌も好き。
アシスト効果はトレフィの体力を一つ回復させる。
- サラマンダー
巨大な赤い竜のような姿をしている精霊/男型。火属性。愛称はサール。
トレフィと組手をしており、同時に頼れる兄として頑張っているらしい。
血気盛んで喧嘩好きな性分であり、何かとひと暴れようとしてはウンディーネに止められる事も。
4,5年前にコカゼのもりに迷い込んで住み着いており、初めて入った者には気使いをしている。しかし、コカゼのもりを荒らす者に対しては敵意と怒りを顕にしている。
炎を広範囲に吐き出すのが得意だが、生身の人間を巻き添えにしてしまうデメリットがある。
アシスト効果は前方に火炎攻撃。
- ノーミィ
緑の帽子を被った小さなリスのような姿の精霊/女型。土属性。
ちょっぴり臆病な性格で、トレフィ一行から妹のように扱われている(一目惚れされたドブをサラマンダーが睨んで追い払った)。
当初は眠っていた所を海賊に捕まり、帝国の闇取引の為に檻の中に閉じ込められた。しかし、海賊船に潜入したトレフィ達によって助け出されて仲間に加わった(この檻は、触れると電気が走る仕掛けであり、力尽くで檻を引きちぎろうとしたトレフィは感電してしまった)。
その事もあってか、ボルル火山で精霊達が捕まった時は真っ先に助けに行く様に提案した。
普段はトレフィの髪の中で寝ている。
- グリッタートレフィ
トレフィが仲間の精霊達と力を合わせて変身した姿。
黄金の姿をしており、四つの異なる色のハートが刻まれた剣を武器としている。
- スコル
王都で出会った少年。10歳(自己申告)。
灰色の髪と緑色の髪をしており、片目が隠れた前髪と後頭部にハネのある髪型が特徴。
各地の遺跡や歴史に詳しく、知識も解説力もかなりのもの。ココロクローバーやマジンの事もある程度は知っているものの、精霊使いの事は知らない模様。
トレフィはスタッガードと戦闘した場面で初めて目撃し、王都の図書館に訪れた事が出会いとなった。
実は、ディスピットの一人であり、スパイとしてトレフィとの旅を同行する事となる。一方で、精霊となってトレフィに止めを刺そうとしたサイクロンに横槍を入れる形で攻撃を仕掛けていた。これはココロクローバーを所持しているトレフィを生かした方が、魔女ヘルの復活に役立つと判断したからである。しかし、テンクルタンに後付けと言われている通り、彼もトレフィを少なからず気に入っていたらしく、当人も「分からない事をそのままにしておくのが嫌なだけさ」と述べていた。
- スコル(精霊)
スコルのもう一つの姿/男型。
目的のために窮地に陥ったトレフィを助けたようだが、正体を知らないトレフィに恋心を抱かれてしまう。
バルクス一行
ココロクローバーを付け狙う悪党の一人。23歳。
赤髪に橙色のグラデーションが入ったようなロングヘアーの男。
「古今東西巷で噂のお宝ハンター」と自称しており、ココロクローバーを付け狙うが、トレフィと敵対し、時には協力をするという奇妙な立ち位置。
ネコを自称する者。性別は不明。
青を貴重とした服と髪の色、そして猫耳のように立った髪型と猫の尻尾が特徴。
バルクスとは助手にして相棒の関係であり、共に悪事を行っている。
バルクスの最強ロボット。またの名を対壊獣超鉄人。
- バルカンダー
バルクスのロボット。操縦は全てネココが担当している。
赤い猫の頭部にそのまま手足が生えたような外見をしている。バルクスの「赤色」とネココの「ネコ」要素を掛け合わせて作った。
クリスタル王国
- パッキン
クリスタル王国の兵士。18歳。
独特のヘアースタイルをした金髪が特徴。
「ですます口調」をカタカナにしたような喋り方をしている。
己の騎士道を重んじており、努力をしている。その人柄と実力からか民衆からも信頼されており、それでいて「その評価に相応しい騎士になる」と驕らない姿勢を取っている。
しかし、皮肉にも同期であるシャットの暴走を招いてしまい、スタッガードに憑依変身したシャットに襲撃を受けてしまうが、トレフィの助けによって事なきを得る(当人は市民の避難誘導にあたった)。
目覚めたシャットに対して、ただ見ている事しかできなかったと謝罪し、お互いにやり直して、本当の騎士になろうと互いに誓いを立てた。
トレフィを当初は海賊に誘拐された少女だと思っていたが、スタッガードの一件で海賊船で戦ったのは彼女なのではと考えていた。
- シャット
クリスタル王国の兵士。18歳。
短い茶髪が特徴。
出世欲が強く、同期であるパッキンが評価される事に焦りと妬みを募らせていた。しかし、怠惰な自分に言い訳を聞かせて安心させようとしていた。故に、彼が自分より努力している事への劣等感を抱いていた。
それに目に付けられたスティンガーに利用される形で精霊のクワーガーに憑依変身させられ、スタッガードとして暴れまわった。トレフィによって倒されるが、心を抜き取られなかった為、抜け殻のようにならずに済んだ。
パッキンによって目覚めた彼は、憑依変身した時の行動を自分の本心でやったと悔やんでいるが、彼の励ましの言葉を受けて再起。以降は堅実に任務を遂行しているようだ。
- ばあちゃん
不定期に料亭を切り盛りしている老婆。79歳。
口は悪いが、王都に滞在するトレフィに部屋を貸すなど、面倒見が良い。
じいちゃんとは知人関係であり、じいちゃんからの手紙をよこした時は悪態をついていた。
トレフィとは初対面であるものの、伝言インコによって彼女が来る事を知っている。一方でトレフィをある人物の生き写しのようだと評しているが……。
ドブに対しては「勝手に住み着いた」としてぞんざいな対応をしており、時には折檻をする事も。
- ドブ
小さなネズミのような姿の精霊/男型。土属性。
口癖は「~じょ」。ばあちゃんの経営している料亭に勝手に住み着いている。
性格はやかましい上に一言多く、店を開けていない日ではとにかくはしゃぎまわっている。
その事もあってか、ばあちゃんからは「ドブネズミ」と煙たがられており、喧嘩をする事も。
- モモ
クリスタル王国の豪商の令嬢。9歳。
セミロングの桃色の髪に黄色のリボンを付けている。
バンとウミオを引き連れており、スコルからグループを取り仕切っていると見做されている。
自他共に認める王国一の美少女であるが、ちょっとわがままで普段から高圧的、生まれ故の特権意識をひけらかしている。その為、思い通りにならないと怒り出している他、その性格の悪さが原因で同年代の女の子もいなかった。また、自分の言動で図書館を潰すことは出来るというものの、所謂「親の七光り」によるものであった(ちなみに豪商の取り仕切っている会社は流通の4割を取り仕切っている規模であり、自社ブランドとしてインテリアやアクセサリーを販売している模様)。
とは言え、商売に携わる仕事を行っていたらしく、ジュエリー・ジュリとも知り合いのようだ。
目に付けたスコルへの勧誘を拒絶された事に逆上した所をテンクルタンの口車に乗せられる形で精霊のモファに憑依変身させられ、セルフィーチとして暴れまわった(この時、バンとウミオが被害に遭ってしまった)。トレフィによって正気に戻ったものの、この時お姫様抱っこされた状態で目が覚めた上に、身を案じる台詞を言ったことがきっかけでトレフィにゾッコンになってしまった。それ以降、隙あらばトレフィに猛アタックする事が多くなり、第7話では彼女とデートをしていた。
- バン
クリスタル王国の大臣の息子。10歳
整った金髪とスマートな性格をしている。
気前のいい性格で、わがままなモモを窘める所もある。
その一方で思い込みの激しいという欠点を抱えており、コネ目的で近づいてきたモモの台詞を告白と履き違えていた。その結果、「自分をモモのフィアンセ」だと自称しており、事ある毎にモモの事を「マイガール」と呼んでいた。
そのモモにアプローチをスルーされるだけでなく、「歩くサイフ」扱いされている有り様であった。しかもモモがある事情で同性であるトレフィにゾッコンとなった事で嫉妬心を抱いてしまい、そこをスティンガーに漬け込まれて精霊のナマスターに憑依変身させられ、マトワルスとして暴れまわった。
そのモモから面と向かって否定されてしまった挙句、グリッタートレフィに倒されてしまったが、(騒動を引き起こした事の謝罪はしたものの)どうにも懲りた様子はない模様。
- ウミオ
商船船長の息子である少年。9歳。
太った体型と青い髪をしている。
優しい性格で信頼されているが、それ故にわがままなモモと思い込みの激しいバンの尻拭いをしてしまう苦労人。とは言え、バンと異なり現実を見ることはできる。行方不明の兄がいる。
- ジュエリー・ジュリ
有名な宝石コレクター。
太った体型とタラコ唇が特徴。
陽気な性格と喋り方をしているが、世界中の宝石を愛するレディを自称して通り、価値ある宝石を耳にすると直様駆けつける。そして博物館に飾られていた「竜の瞳」も偽物だと看破していた。
- コゼニスキー
博物館の新たな館長。
前館長から引き継がれたコレクションに加えて、新たに自らのコレクションを加えて展示している。
しかしその実態は、客寄せにニセモノで水増ししており、博物館の目玉である竜の瞳もその一つだった(なお、どこまでが偽物だったかは不明)。
説明文も添削が足りないどころか素人臭いとスコルに酷評されており、博物館で展示されたモンスターの解説文に至っては王国の学者を憤慨させた程。
最終的には竜の瞳がニセモノである事をジュリに糾弾されてしまい、自らの所業もばらされてしまった。
- 王国の学者
クリスタル王国の学者。
白衣とメガネが特徴的な姿をしているのがほとんど。
モンスターの生態や特徴が記されているモンスター図鑑も学者の命を賭けた研究によって出来ていた。それだけに、博物館で展示されたモンスターのデタラメな情報に新館長のコゼニスキーに抗議していた(直後にシャットによって追い出されたが)。
ディスピット
ディスピットの幹部
- テンクルタン
クリオネの様な姿をしているディスピット/女型。水属性。
頭部には紫色の毒の触手を持っており、さながらツインテールを思わせる。
隠れファンが多いが、仲間である幹部三人以外は人間も精霊も見下している。特に人間に関しては悪の心を抜き取って抜け殻にする事を目的としている。
人を食ったような態度が目立っており、一方でホネコンから聞かされたトレフィが憑依変身した光景を見ても取り乱していない。
- スティンガー
鳥と虫の様な姿をしているディスピット/男型。風属性。
嘴と足の爪、触覚が特徴で、鳥の翼を隠し持っている。
他の幹部からリーダーと思われているが、当人は否定している。
仲間思いであり、敵対者に対しては容赦はしない。彼もまた人間を抜け殻にしてやりたい程に嫌っており、その為に人間の悪の心であるジャークローバーの収集させて魔女ヘルを復活させる事を目的としている。
その事から、負の感情に飲まれつつある人間に精霊憑依させて破壊活動をさせるなど、狡猾な面が見られる。
- サイクロン
サイのような姿をしているディスピット/男型。土属性。
ディスピットの中でも一際目立つ巨体を誇っており、そのサイズの大きさはライブラリ図鑑では全身が映らない、上半身がメッセージウィンドウに隠れる程。
所謂武人肌の性格をしているのか「強さ」を求める者に対して問いかけており、ボルル火山を脅かした帝国を倒したいシシオウに力を与える形でアルロを憑依変身させた。それ故に「強さ」をただ力があれば良いものではなく、それを引き出す意志も必要だと考えている。
しかし利己のために世界を脅かし続けている人類の愚かさに絶望し、精霊の世界を守る為に人間を滅ぼそうとしている(それを成す為に魔女ヘルとココロクローバーを必要としている)。とはいえ、人間に捕まった精霊には容赦なく怒りを見せている辺り、ただ精霊に優しい訳ではないようだ。
そんな彼であるが、その巨体にコンプレックスを抱いている。
その拳は大地を割る威力を有している。
- サイクロン(精霊)
ディスピットのサイクロンが力を解放して変身した姿。
サイクロンはこれを「リベレイション・フォーム」と命名している一方で、この姿を「人間の業そのもの」と称している。
通常の姿と異なり小さくなっているが、それでも巨体である。また、人型から怪獣のようなフォルムとなっている。
体内に圧縮した高密度のマナをビームのように撃ち出す。
- ウルトール
オオカミの姿をしているディスピット/男型。
こちらは人型をしており、さながら狼男というべき姿をしている。一方でマフラーなどヒーロー然とした要素が見られる。
普段は姿を見せない。
ディスピットの精霊
- ホネコン
猫の骨の姿をした精霊/女型。火属性。
人間を憎んでおり、人間と精霊の絆の証であるココロクローバーを耳にした時、精霊との絆を踏みにじったであろう人間達を皮肉っていた。
ココロクローバーを探すためにコカゼのもりに入るが、トレフィに撃退されたバルクスがココロクローバーを探していると知るや彼に憑依していく。
じいちゃんを人質に取って、ココロクローバーを拾ったトレフィに交渉を持ちかけるが、トレフィの怒りを買って敗北をしてしまった。しかし、隙を見て逃走し、テンクルタンに一連の事情を報告した。
- スカルバーン
バルクスにホネコンが憑依変身した姿。火属性。
バルクスの姿をベースに、炎のように燃える赤を基調とした色と骸骨の顔をした姿となっている。
ホネコンがバルクスの心を乗っ取っている上に、体を無理やり操っている(その為かアイコンもホネコンのモノとなっている)。
- シャッキー
サメのぬいぐるみの様な姿をしている精霊/男型。水属性。
普段は真面目であるが、調子に乗りやすいのが欠点。なお、怒りを顕にした時には言葉遣いが荒くなる。
テンクルタンの自称ファン一号であり、「シャークに触るぜ!(=「癪に障る」と「シャーク」)」とサメに因んだダジャレを言うなど、コミカルな一面がある(当然、テンクルタンにツッコミを入れられたが)。
テンクルタンと共に現れ、心を抜き取られたメリードに憑依してトレフィ達に襲いかかったが、ノーミィと憑依変身したトレフィに敗れる。しかし、目的を果たした為、テンクルタンと共に撤退した。
- バッドシャーク
メリードにシャッキーが憑依変身した姿。水属性。
メリードの姿をベースに、サメの頭部と女性的な体と筋肉質の太い腕が目に映る。
上記の通り、メリードは抜け殻になってしまったため、シャッキーが主導権を握っている。
- クワーガー
クワガタの様な姿をしている精霊/男型。土属性。
普段は明るいムードメーカー。
スティンガーと共に現れ、彼に命じられる形でシャットに憑依をした。
今までの精霊と異なりシャットの意識を残して暴走させたが、シャットに力を与えた上で悪人にし、最終的に心を抜き取るのが目的と思われる。
結局、トレフィの妨害にあって失敗に終わったが、第8話でもシャットの近くに居座っているようだ。
- スタッガード
シャットとクワーガーが憑依変身した姿。スティンガーに名付けられた。土属性。
クワガタの頭部、右腕にランス、左腕にシールドを備えており、さながらクワガタの騎士というべき姿となっている。
精神は暴走したシャットを元にしている為か、当初はシャットに対してコンプレックスを爆発させていた。しかし、スティンガーにトレフィを始末するよう命令をされた時にうめき声をあげていたことから、こちらも自我を奪われた。
- モファ
桃のような姿をしている精霊/女型。風属性。
現時点ではキャラクター像は不明だが、ライブラリによると「気弱で泣き虫」とされている。
テンクルタンともに現れ、モモに憑依したのだが、トレフィによって失敗に終わった。
なお、テンクルタンはモモを悪人にしてジャークローバーを回収しようとした事から、彼女もまたクワーガと同じ役割であったと思われる。
- セルフィーチ
モモとモファが憑依変身した姿。風属性。
花を思わせるような姿と植物のつるの様な尻尾、羽が生えている。
精神は暴走したモモが支配しており、こちらはそのわがままさが歯止めが利かない形で取り巻きのバンとウミオに攻撃し、トレフィを消し去ろうとしていた。
- アルロ
アルマジロの姿をしている精霊/男型。土属性。
当初は自分をモグラの精霊だと思い込んでいたようだ。
サイクロンとともに現れてシシオウに憑依した。ライブラリによると、ディスピットの下に帰らずにシシオウの下で暮らし始めたようだ。
- バクマジロ
シシオウとアルロが憑依変身した姿。土属性。
アルマジロの体とシシオウの髪型が目に映る。
硬い皮膚でどんな攻撃でも弾くようだが、当初は精神のベースとなったシシオウが力を引き出す意志が足りなかった為、上手く活用できなかった。
その事もあってか、この敵と戦うことが出来るのはチャレンジモードであり、EX6「とっくんだぜ!」でボスキャラとして戦う。
- ナマスター
ナマズの姿をしている精霊。
礼節な態度と口調をしており、自らが仕える者である「ご主人様」には忠実。
スティンガーと共に現れて「新たなご主人様」となるバンに憑依した。騒動を間接的に引き起こしてしまい、デートが台無しとなって怒り心頭のモモからバンを庇うために謝罪をしていた。その後のエピソードでもバンと共に登場している。
- マトワルス
バンとナマスターが憑依変身した姿。
バンとナマスターの意匠を上手く組み合わせたようなもの。
帝国
- バルクリア・バルカン。
暗めの金髪のロングヘアーに左目に眼帯をつけた美男子。28歳。
バルクスの兄であるが、幾度も自らの邪魔をする彼を「愚弟」と目の敵にしており、任務よりもバルクスの打倒を優先する(帝国に輸送している「ココロクローバー」をバルクスに奪われたと知ると、奪還せずにバルクス諸共撃墜の指示を下した)。
帝国の一族なのか、役職は「帝国の偉い人」であり、飛行船で指揮をしている場面が見られる他、メリードら海賊と繋がりを持っている。しかし上述の通り私情を優先しているのが原因で部下からの信頼は薄く、メリードから「てめぇの尻拭いまでしてやる義理はねぇぞ…!」皮肉交じりに反発される始末。
精霊と共に生きる考えを軽視しており、機械の時代を作り上げようとしている。一方でトレフィの他に憑依変身出来る者を知っている事を仄めかす言葉を残している。
- ソラクジラ号
帝国が所有している飛行船。
砲撃も出来るようで、ガンバルカンに攻撃を加えたシーンがあるが、砲撃で損傷したガンバルカンに道連れ同然に特攻、撃墜されてしまった。
ちなみに王国の学者は船員として潜入したのだが、高い給料に目がくらんでしまい、そのまま船員となってしまった。
- バルンガー
帝国が所有している兵器。
バルカンダーを模倣して作った量産型であり、外見もバルカンダーを銀色にしたものである。
並の大人なら蹴散らせる他、バンジロウとアルロが憑依変身したバクマジロを圧倒していたが、トレフィに一撃で撃退されてしまった。
大精霊
- アポロ
ボルル火山を見守る火の大精霊/男型。
「勇気」の心を持つ戦士に火の力を託していく。
火山の頂上に辿り着いたトレフィにココロクローバーとコンパスの事を教えた。一方でトレフィがまだ人としての経験が浅い事から、今は出生を明かさなかった。
その他
- じいちゃん
トレフィの育ての親である老人。78歳。
コカゼのもりのある家でひっそりと暮らしており、生計を立てるための木材や薬草を売る時にしか村に寄らないため、村の連中から変わり者扱いされている。
旅に出たがるトレフィを止めているが、これは村の連中が精霊使いのトレフィを恐れるかのように拒んでいた事から彼女に対して過保護になっている為。しかし当人も、何れはトレフィが旅立つ日が来る時に荷物袋を備えていた。トレフィがココロクローバーを狙う者が出てくる事や、自分にとって大切な事が見つかると意思を示した時は、彼女の旅立ちを後押しした。
昔は冒険家をやっていただけでなく、ココロクローバーの事を知っていた。
- メリード
海賊船の女船長。27歳。
暗めの青緑色の海賊服と波打った金髪、口元にマスクをした姿をしている。
元は貴族令嬢であったが、自由を求めて海に出て海賊となった。
その事もあってか暴力的な正確に目覚めてしまい、船を襲撃して食料を含めた積荷を奪い取り、反抗する者がいたら船諸共海に沈める、失態や口答えをした部下に制裁を与える、といった非道な手段を辞さない。
しかし、「海の藻屑(モクズ)」を「海のモズク」と言い間違えてしまう(しかも部下に突っ込まれた挙句笑われた)、密かにキャプペンを敬愛している等(シーズン1では司令室と思われる部屋にキャプペンの絵が飾られている)、意外な一面が見られる。
帝国の関係者であるバルクリアと繋がりはあるが、尻拭い同然にココロクローバーとバルクスの捜索をさせられる事に対しては辟易している。
船に侵入したトレフィやバルクスを見つけて始末しようとするも、ディスピットの幹部であるテンクルタンに心を抜き取られ、抜け殻となった肉体もシャッキーに憑依されてしまった。その後は商船からの通報を聞きつけたクリスタル王国の兵士達に逮捕されてしまう。現在は心が抜き取られた為、今も眠り続けている模様。
- ゲッコウ
海賊船の副船長。
暗めの緑髪とふくよかな姿をしており、カエルのような顔をしている。「~のねん」が口癖。
元は船乗りの息子であったが、成り上がる為に悪の道に手を染めて海賊となった。
精霊を高値で帝国に闇取引する道具にしか思っておらず、檻に捕まったノーミィを黙らせるために「黙らないなら海に捨ててやるのねん!」と恫喝する外道となり果てた。
しかし一方で精霊の警備を部下に命じているにもかかわらず、海賊のお宝を奪うために変装したバルクスを怪しみながらも忙しさのあまり放置する失態を犯してしまう。後にバルクリアに捜索願いを出された時に顔を見た途端に彼が乗り込んだ事に気づくも、既に潜入したトレフィ達によってノーミィを開放させられてしまった。ダメ押しに、乱入したテンクルタンによってメリードが心を抜き取られて大損害を被ってしまった。しかし配下と共に脱出に成功し、自分がメリードに変わって船長になる事を宣言した。
- 魔女ヘル
八年前に世界を滅ぼそうとした「マジン」。
1000年もの封印から解かれ、世界中の人間を抜け殻にしようとしたが、当時のマジェスターによって倒されてしまった(尚、夢の中に出てきた当時のマジェスターもかなり苦戦していた)。
一方で、世界の未来を守るために立ち向かう当時のマジェスターの姿に思う所があったのか、「だったら守って見せろ……!」と投げかけていた。
ディスピットは、ジャークローバーを集めてこの魔女ヘルを復活させようとしている。
- 当時のマジェスター
トレフィが見た夢に出てきた男性。
八年前に世界を滅ぼそうとした魔女ヘルと戦って撃破した。
また、緑を基調とした髪の色と服装、精霊が彼に力を貸している、四つの異なる色のハートが刻まれた剣を武器にしている等、トレフィと関連を匂わせている。
- シシオウ
ボルル火山の麓の街に住んでいる少年。
茶髪であるが、燃え上がる炎のような髪型をしている。父親がいる。
帝国の人間がボルル火山で悪事を働いている為に外部の人間に対しては警戒しており、ボルル火山に訪れたトレフィ達とスコルに対しては帝国の人間と思い込んで敵意を露にしていた。
そこにはボルル火山を守りたいという思いがあったが、一方で力がない事を気づいていた。そこに現れたサイクロンによって精霊のアルロに憑依変身させられて帝国に襲撃するも、力に溺れて持て余してしまい、バルンガー相手にまともに戦う事はできなかった。加勢したトレフィに精霊の救助を託し、バルクス一行と共に街の麓に撤退せざるを得なかった。
その中で、力を手にして自らが何を守りたいのかを忘れた事に恥じ、自分達の手でボルル火山を守れるように強くなる事を誓った。ライブラリによると、精霊のアルロと意気投合をして修行を始めたようだ。
当初は「バンジロウ」という名前だった。
- 怪盗ババロア
最近各地で噂となった怪盗少女。10歳。
白と紫を基調としたコスチュームとハット、金色の髪と紅い瞳が特徴の美少女。
そのルックスとどんな宝石でも盗み出す腕前から「トレジャー・ハンター名鑑」にも取り上げられており、一説では伝説の怪盗ムースの弟子だったり妹だったりと囁かれている。
その実態は別世界の少女が精霊ババットと憑依変身した姿。戦闘能力は不明だが、カードをスキャンすることでモンスターを召喚させる「サモンブラスター」を装備している。
旧シリーズではチャレンジモードのボスキャラであり、EX4「かいとうあらわる」で戦う程度に留まっているが、シーズン1で第8話から登場している。
王国の博物館で展示されていた宝石「竜の瞳」を盗み出したが、それが偽物だった事に加え、自らを捕まえようとしたトレフィと交戦している最中にココロクローバーを目にした事でトレフィにココロクローバーを盗み出すと宣言して去った。
- ババット
コウモリのような姿をした精霊。
怪盗ババロアの相棒であり、彼女をアシストしている。スコル(精霊)をディスピットだと見破った。
モンスター
- スライムン
スライムのような外見をしたモンスター。
青色は水属性で、どこにも生息している。この種類のスライムンから取れる液体は美容に効果のあるようだ。
緑色は風属性で、街でよく見かける種類。ゴミを食べて育つため少し悪臭を漂わせてしまう。一方で人間を餌をくれる存在と認識しているので襲撃しない。
赤色は火属性で、火山に生息する種類。マグマのような見た目をしているが、体温は温いのでうっかり触れても問題はないらしい。
- ポッピワン
犬の耳がついたアイスクリームの外見をしたモンスター。緑は風属性、ピンクは火属性、水色は水属性、茶色は土属性。
スライムンの仲間で、甘い匂いがする。一方で犬のような鳴き声をするので、犬の仲間と主張する学者も存在する。いつも飛び跳ねる習性が有り、ある学者の研究により動きを封じられると忽ち衰弱してしまう。
上手く扱えば飼育が可能であり、年に一度に飼育しているポッピワンのしつけの良さを競うコンテストがある。人懐っこい水色が一番人気なのだが、同時に一番人間を殺している種類でもある。
ちなみにクリスタル王国でリニューアルされた博物館でもこのポッピワンの骨が展示されていたが、上記の生態を知っているスコルからは疑念を抱かれている。
- ポッピワンズ
ポッピワンを大きくしたようなモンスター。緑は風属性、ピンクは火属性。
大型のポッピワンの上にコーンが飾られたポッピワンが乗っており、さながらダブルアイスを逆さにした様な外見をしている。ちなみに頭上に乗っているポッピワンは定期的に入れ替わる。
しかし、種類問わずに致死性の猛毒を持っており、その外見に興味を示した学者が舐めてしまって命を落としたようだ。ちなみにピンクはいつも眠っていて寝相が悪い他、イチゴチョコの味がする、等の特徴がある。
チャレンジモードのボスキャラであり、緑のホッピワンズはEX1-1「きょだいアイス」、ピンクのホッピワンズはEX2「ピンクのアイス!」で戦う事となる。
一つ目の球体のモンスター。茶色は土属性。
目からビームを出すのが特徴で、学者の研究では鎧を溶かしてしまう程の威力を持っていた事が明らかとなった。
但し、連初しすぎると目が疲れてしまうので、回復させる為にこの葉の雫で目を挿している。
意外と軽いようだ。
- ツバード
緑と白を基調とした鳥のモンスター。風属性。
ちょっと強い程度には戦闘能力を持っている。
なお、学者の一人が試しに焼き鳥にして食べてしまった所、一週間は鳥の鳴き声しか話せなくなってしまった事から、食用に適さない。
- フワゲ
クラゲの姿をしたモンスター。水属性。
浮遊しており、電気を発している。その性質上、うっかり触れてしまうと感電してしまい、このモンスターを研究した学者も一瞬で黒焦げになってしまった。
- スマイガニ
ヤドカリのようなモンスター。
色んな物に身を隠している一方で、被るものの大きさで縄張りを争っている。
岩は土属性で、岩みたいな物を被っている。
貝は水属性で、貝殻を被っている。学者の一人がこの種類のモンスターの貝殻の中身を確かめた所、襲撃されたようだ(当然、トラウマになって引退した)。
- ブカブカぶんぶん
働きバチの様なモンスター。土属性。
クインビーの下僕として森の蜜を収集している。その性質上、オスが多い。
ちなみに蜜はとても濃厚であるが、試しに舐めた学者が糖尿病になってしまった事から、毒とは別方向で命に関わる代物であった。
- クインビー
女王蜂の様な巨大モンスター/メス。土属性。
ジェット噴射で飛び回っている。コカゼのもりを支配しているつもりなのか、とてもプライドが高く、近づく者には容赦しない。
生きて帰った学者はいないと図鑑は書かれてあるが、クインビーの性格上、生かして帰すつもりはないらしい。
チャレンジモードのボスキャラであり、EX1-3「もりのじょおう」で戦う事となる。
- ムシャガタ
鎧兜を被った様な姿をしたモンスター/オス。火属性。
どんな弾丸も跳ね返す剣術に加え、鎧をも切り裂く切れ味を兼ね備えている(後者は学者の研究で判明)。
- ぶかペンペン
ペンギンの様なモンスター。水属性。
キャプペンの部下として各地で遊びまわっている一方で、船長の座を奪う機会を窺っている。
ちなみにペンギンならば誰でも入れる。
- キャプペン
海賊のような格好をしたペンギンのモンスター/オス。水属性。
キャプペン海賊団のボスで、各地で魚を食い荒らす海賊として名を馳せているが、最近体が痛み出してしまった。
巨大アイスクリームの噂を聞きつけて、コカゼのはまべで騒ぎを引き起こしたようだ。
学者がこのモンスターを観察してきたが、ペンギンにされて二度と帰ってこなかったとの事である。
チャレンジモードのボスキャラであり、EX1-2「ペンギンだ!」で戦う事となる。
- ニンジャード
古来から伝わる忍者の姿を真似たヒヨコのモンスター。風属性。
学者はこのモンスターを捕まえようとするが、誰一人も帰ってこない。
- イカリウオ
船のイカリの様な姿をしたオレンジ色の魚のモンスター。水属性。
鋭い体は岩を切り裂く程の切れ味であり、それを語ったのが義手の学者であったりする。
体色が黒い亜種は火属性で、マグマも泳げる他、とても硬いのでピッケルの代わりに使われる事も。但し、非常に短気で怒りやすいので、刺激を与える様な行為は危険である。
- グルミン
ウサギの姿をしたぬいぐるみのモンスター。無属性。
自分を捨てた者への復讐心を糧に動くぬいぐるみであり、端的に言えば、普通のぬいぐるみが持ち主に捨てられた事でモンスターと化してしまった存在と言える。
学者が研究のためにわざとぬいぐるみを捨てたばかりに、グルミンの大群に襲われて消えてしまった事が図鑑で書かれている。どうやら、ぬいぐるみを故意に捨てる者には全く容赦しない事が示されている。
- キンググルミン
怪獣の姿をした大きなぬいぐるみのモンスター。風属性。
体色は青で、頭部に王冠が飾られているが、体の一部が継ぎ接ぎのように紫になっている。
怨念の集合体であり、襲われた人間はグルミンと化してしまうだけでなく、元の心が消えてキングの操り人形となってしまう。
チャレンジモードのボスキャラであり、EX3「やみのぬいぐるみ」で戦う事となる。
- パンプコーン
とうもろこしの姿をしたモンスター。
熱い闘士を爆発させて、ポップコーンを吐き出していく。
ちなみに塩味が効いてて美味である一方で、命中してしまうと大やけどを負ってしまう。
- フェイスパイダー
巨大グモの姿をしたモンスター。無属性
腹部が顔のような模様をしており、生息地域によって異なっている。全ての模様を集めようとする学者が100人くらい存在している。
強力な糸を吐き出しており、これらは様々な用途のために日々研究されている。最も使われているのは、怪我した学者を手当に用いる包帯の代用品としてである。
骸骨の模様をしている灰色の個体と、ピエロの模様をしている白色の個体がいる。
- クラウダス
灰色の気体のようなモンスター。風属性。
ホコリを集めて自らの体を大きくしており、仲間同士で自分の大きさを誇り合う習性を持っている。
- ダスモッグ
紫色の気体のようなモンスター。火属性。
クラウダスの様に、ガスを取り込んで自らの体を大きくしている。火山でよく見かけるが、大きくなりすぎると、取り込んだガスに引火して大爆発を引き起こしてしまう。
- メカクインビー
クインビーがメタル化した様なモンスターらしき何か。無属性。
バルバトール帝国がモンスターのクインビーを模した高性能メカとして造られた。しかし、製造コストが高い上に、暴走してしまったため廃棄と相成った。
以上の経緯から、メカクインビーをモンスターとして認めるのか、学者の間で議論となっている。
旧シリーズではチャレンジモードのボスキャラであり、EX5「ぼうそうクイーン」で戦う事となるが、シーズン1では第5話のボスに昇格。
- キングドラポン
頭部が骨となっているマグマの蛇の様なモンスター。火属性。
体を構成しているマグマで獲物を溶かして骨だけ捕食しており、死骸から行方不明になったと思われる学者の骨が見つかった。
また、弱点を突く水属性でもマグマの体の前では多少の水では効き目がなく、ウンディーネと憑依変身したトレフィのショットも通用しなかった。
口から強力なビームを放つ等、驚異性はかなりのものであるが、唯一の対処法としては、目に見える部分がスライムンと同じでコアの役割をしているとスコルが解説したらしい(それを言い切る前にビームで吹き飛ばされたが)。