概要
定期開催では103回目、コロナ禍明けでは5回目となるコミックマーケット(コミケ)。冬コミである。
2023年12月30日・12月31日に東京ビッグサイトで開催された。
参加者数は1日目14万人、2日目13万人。
5月にCOVID-19の感染症法上の位置づけが5類に変更されたため、コミックマーケット99から継続してきた感染対策は廃止され、個人の判断に委ねられた。一方で対策として導入された施策は、開催日数と時間の短縮、参加証による入場管理やアーリーチケットの導入など一部継続した。
感染症対策として一般参加者が入場料を負担するようになったため、今回からサークルの負担を軽減。そのためサークル数が想定以上に増えたため東7ホールにもサークルブースを設置した。
またオンライン申込の増加により、今回の申込みから申込書は郵送申込専用となった。価格は500円。
ジャンルコードでは『336:ブルーアーカイブ』が追加された。
雑記(エピソード)
- コミケカタログの表紙に描かれたのは国鉄103系電車。ポスターなど一部にはJR東日本・JR西日本・JR九州それぞれの商品化許諾も記されている。
- 12月12日には大手同人誌印刷会社の栄光が「可能なら他社に注文して欲しい」と異例のお願いを出した。社長によると冬コミ分だけでも前年比1.5倍の注文があり、同時期の他の即売会も盛況だったためパンクして危機的な状況だったという。
- ビッグサイトサービスの限定ドリンク(コミケ水・コミケ汁)は緑茶『#あったかい冬見つけた!』。イラストはなつめえり氏が担当。
- C102から始まったコラボイラストを使用したキッチンカーでは、2日目には年越しそばを提供。SNSで話題になったらしく、完売するほどの大人気に。
- 2日目は小雨だったのだが、開場前には晴れ始めて入場開始後は日差しが痛いほどだった。ビッグサイトの改修工事の影響により、会議棟が更衣室として使えなくなるなどの影響が出た。
- ゆりかもめの東京ビッグサイト駅はエスカレーター工事中だったためボトルネックが発生した。
- 東京ファッションタウンのゼッテリアの店舗が直前の12月20日にオープン。直後にコミケの洗礼を受ける事になった。
- 2004年末からビッグサイトサービス売店の上に飾られて話題や写真の種になっていた鷲神社の大熊手が、12月18日に撤去された。これは余談。
関連タグ
コミックマーケット102/C102(前回)
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