コリジョンルール
野球のルール・用語のうちのひとつ。本塁(ホーム)でのクロスプレーに関するもので、MLBでは2014年シーズンより、NPBでは2016年シーズンより導入された。マートンルールとも呼ばれている。
本塁でのクロスプレーは大変危険なものであり、走者のタックル・捕手のブロックによって負傷、戦線離脱を余儀なくされるケースもあった。
ルール
- 走者が捕手などに体当たりすることを禁止する。違反した場合、走者はアウトとなる。
- 捕手が走者の走路を妨害・ブロックすることを禁止する。違反した場合、走者はセーフとなる。
ブロッキングベース
こちらは本塁ではなく一塁・二塁・三塁を対象に、守備をしている内野手・外野手が送球が逸れるなどして不可抗力ながらベースを塞ぐことで「走者の盗塁妨害」「走者の牽制妨害」が認められた場合、走者をセーフとするもの。改訂前は野手のブロックが意図的でないものと判断されれば走者はアウトであった。
NPBでは2023年シーズン途中から「現行の改訂ルール」が適用された(規則そのものは変更されず、運用の基準が変わった)。MLBでも2024年シーズンから適用されている。
判定基準見直しのきっかけとなったプレーに関わった選手名や抗議した監督名から、俗に京田ルールや岡田ルールとも呼ばれている。
2024年3月12日、岡田が「名前、『岡田ルール』になるんか」と、ジョークを飛ばしていた。