ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

目次 [非表示]

概要編集

遊戯王OCG第6期2弾の『CROSSROADS OF CHAOS』に収録されたレベル7のシンクロモンスター

種族はサイキック族、属性は地属性でシンクロ素材に縛りは無い。あだ名は「ヘルス嬢」。

ダイガスタ・イグルスが登場するまでは、サイキック族唯一のレベル7のシンクロモンスターだった。


カードテキスト編集

シンクロ・効果モンスター

星7/地属性/サイキック族/攻2400/守2000

チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上

自分の墓地に存在するサイキック族モンスター1体をゲームから除外して発動する。

自分は1200ライフポイント回復する。

この効果は1ターンに1度しか使用できない。


実戦における性能編集

サイキック族は自分のライフを支払って力を発揮するが、このカードの役目はそうやって消費したライフを癒すこと。墓地のサイキック族1体を除外する必要はあるが、回復量は1200とかなり大きく、「サイコパス」等との相性も良い。

またサイキック族のシンクロモンスターということで、アルティメットサイキッカーの融合素材に使うこともできる。ステータスも比較的高い上にバランスも良いので、サイキック族デッキでは重宝される存在であると言えるだろう。


「レベル7シンクロ素材縛り無しで最高攻撃力(タイ)」だった頃もあり、サイキック族デッキ以外でも使用可能であった。しかし、競合するモンスターもそれなりに多く、このカードが実際にサイキックデッキ以外で使われることは少なかった。

登場当初は、同じ攻撃力でより強力な効果を持つブラック・ローズ・ドラゴンによってその存在は完全に霞んでいた。続けてダーク・ダイブ・ボンバーが登場すると、このカードがエクストラデッキに広く採用される事はほぼ無くなった。

ダーク・ダイブ・ボンバーは攻撃力2600なので、たとえ効果を持っていなくてもこのカードに勝ち目は無かっただろう。


しかし時は経ち、ライバルのブラック・ローズ・ドラゴンが制限カード、ダーク・ダイブ・ボンバー禁止カードとなる。

これにより、ようやくこのカードの存在が見直されてきたと思った矢先に登場したのがライトニング・ウォリアーである。

同じ攻撃力だがより汎用性の高い効果を持っていたため、このカードは再び汎用シンクロ枠から滑り落ちることになった。結果的に、このカードにとっては持ち上げられてから落とされる最悪の形になってしまい、完全なぬか喜びに終わった。


その後も追い打ちを掛けるように、ブラック・ローズ・ドラゴンダーク・ダイブ・ボンバー(エラッタ含む)の制限解除や強力な新規シンクロモンスターが登場したため、サイキック族デッキ以外ではまず入らないカードになってしまった。


そして、肝心のサイキック族デッキでも除外を中心にした戦術を取らない限り、優先順位が落ちるので、やっぱり外されやすいのであった……。


イラストや設定に関して編集

このカードの容姿編集

人間・亜人間・機械のいずれなのかは不明だが、容姿は人間の女性型アンドロイドといった感じである。

薄緑の肌に青い衣服、前髪の揃った(いわゆるぱっつん)長い黒髪、さらに腕や脚等の左半身は機械でできている。

同じく女性型アンドロイドのサイキック族マジカル・アンドロイドと比べるとやや人間離れの度合いが強めである。生気を感じない表情&体の半分が機械という心身共に不満足な印象の容姿から、彼女を不気味に思う人も多い。

また「最古式念導」に描かれたこのカードは鬼の様な形相をしているため、こちらも大きなマイナス要因になっている。しかし支持する人もかなり多く、pixivにおけるイラストの投稿数を見ても、その人気の高さは決して軽視できない。

数ある女性モンスターの中でも、特に(女性としての)好き嫌いが大きくわかれる部類のカードと言えるだろう。


このカードの設定編集

このカードの右手の光の球体と、左手の黒い球体は、それぞれこのカードの効果を示していると言われている。すなわち右の光は「ライフを回復する効果」、左の黒い球体は「コストとしてサイキック族を除外する」ことを指す。

あくまで推測ではあるが、邪帝ガイウスやブラック・コア等のイラストを見ると、その可能性は高いと言える。なお、名前の「ヘルストランサー」は、「ヘル(Hell)」ではなく「ヘルス(Health)」で一単語となっている。

自分のライフを回復する効果からも、「健康」を意味する「ヘルス(Health)」の方が正しいとわかるだろう。トランサーは変換機を意味する「Transer」であると考えられ、サイキック族をライフ(健康)に変えるという意味だろう。

しかし英語名では、恍惚や夢中を意味する「Trance」という単語が使われているので、ネーミングの正確な意図は不明。このカードの表情・様子が「トランス状態に見える」と取れないこともないため、尚更どちらが正しいかはわからない。

あるいはこの両方の意味をかけたダジャレなのかもしれない。


その他編集

並み居るレベル7シンクロだが、それらのレアリティは総じて高めで、パックで当てる&シングルで買うのは中々億劫。

その点、このカードは安価で入手できる割には十分なステータスなので、レベル7枠の穴埋め役には最適であり、ライフという「デュエルの健康」以上に、プレイヤーの「財布の健康」を守るために役立ってくれるカードとも言えた。


しかし、現在は単行本付録の月華竜ブラック・ローズが登場している。

こちらの方がお手軽かつ強力なので、この点でも立つ瀬が無いのであった。


関連イラスト編集

エクストラデッキに入れてねっ!最古さん

ちびヘル子ちゃんサイ子さん


関連タグ編集

遊戯王 遊戯王OCG サイキック族

関連記事

親記事

サイキック族 さいきっくぞく

兄弟記事

pixivに投稿されたイラスト pixivでイラストを見る

このタグがついたpixivの作品閲覧データ 総閲覧数: 183728

コメント

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました

見出し単位で編集できるようになりました