概要
『ウルトラセブン』の外伝小説『変身障害』に登場する宇宙人。ハヤカワ文庫版『多々良島ふたたび』ではセゴドン星人の名で掲載されている。
詳細な姿は不明だが、本編開始の半年前、昨年の暮れごろに世話をしきれなくなったペットの宇宙怪獣をごく軽い気持ちで東京スカイツリーにつないだまま姿を消した大変無責任な宇宙人である。
サイゴードン星人の宇宙怪獣
サイゴードン星人がペットとして飼育していた宇宙怪獣。
こちらも詳細な姿は不明だが、回想によると全身をアイスラッガーすら跳ね返す鋼鉄の鎧で覆っており、口からは建物を根こそぎ吹き飛ばす衝撃波を発する鳴き声を発し、鉄筋コンクリートをたやすく溶解する涎をまき散らす。
世話をしきれなくなった飼い主のサイゴードン星人によって東京スカイツリーに繋がれたまま置き去りにされ、腹をすかせたことでスカイツリーをなぎ倒して暴れまわり、多くの死傷者を出したばかりかリードが千切れたことで自由の身になってしまい、隅田川を渡って浅草の浅草寺一帯の建物を食い荒らし、上野公園には糞の山をつくりあろうことか皇居方面へと進撃を開始した。
ウルトラセブンとの戦いでも鎧で格闘を防御し、溶解液で火傷を負わせたが首輪に付いていたリードの切れ端を掴まれて宇宙空間に連れ出され、そのまま太陽の中に投げ込まれ消滅したことが語られている。
この怪獣の出現後、半年ほど地球を狙う侵略者は現れなくなったという。
余談
名前の由来は西郷隆盛と彼の飼い犬のツンであると考えられる。