概要
『Fate/Grand Order』奏章Ⅰ「虚数羅針内界 ペーパームーン」の登場人物。
麦わら帽子にオーバーオール、落ち着いた雰囲気と穏やかな表情が特徴的な少女。生産部の仕事に誇りを持っている。
真面目な働き者。また、気合をいれる際は「むん!」と掛け声をする。
セイバーのマスター。生産部(グロウ)の筆頭AI。
セイバーによって「サクラ」という名前が付けられている。
人物
いつもクールなセイバーともう少し仲良くなりたいと思っているが、やや突き放され気味なのを少し寂しがっている。
自分のいるべき場所である生産部を、その仕事を───
つまりは自らの居場所を、心から守りたいと思っている。
それが彼女の「願い」である。
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Fate/GrandOrder サクラ顔 アーユス(Fate) セレシェイラ
サクラの正体はは模造(イミテート)の実験方向性によって作り出された仮想人格、すなわちAlterego Imitate型のマスター。
既に存在する形質から逆算的に人格をシミュレートし構築した存在。
その材料はラニ=Ⅻのサーヴァントであるドゥルガーの依り代となっている少女であった。
すなわちここにいる彼女が持っていたのは、その依り代の少女が持つ(かもしれなかった)人格の一面、である。
ペーパームーン第12節『サクラの夢』のネタバレあり
“大切な居場所”を守ろうとしたAI(少女)の結末
巨大蠢魔を討伐して以降、サクラは度々身体の不調に襲われるようになる。
原因は「戦闘時の負傷でマスターとしての機能が破壊された後遺症による魔力ロス」「セイバーの保持を優先した自動的な魔力分配した事によるサクラの魔力不足」だった。
アーユスに診せなかったのは、彼女にも治せない深傷であることを察した他、可能な限り自力で居場所を守ろうとする意地も理由だろうとセイバーは推測している。
サクラが意識を失っている間、このままでは彼女が消滅するのは時間の問題だと判断したセイバーはマスターを救うべく他陣営のAIを殺戮して魔力資源を奪おうと試みたことで主人公達と敵対。
紆余曲折を経てセイバーや他のマスターと最後の会話を交わした後にサクラは消滅する。
その最期は、彼女と交流、対話したマスター達の心境や彼らと契約したサーヴァント達の勝敗、引いてはAI聖杯戦争の命運に大きな影響を与えることとなった。