概要
ダシール・ハメットの長編小説『マルタの鷹』(1930年)と3つの短編に登場する架空の私立探偵。
ハードボイルド派探偵の代表的キャラクターに挙げられる。
身長は6フィート(183センチ)以上あり、体重185ポンド(84キロ)、胸の厚さと肩幅が同じくらいで逆円錐形の体格、灰色の目と濃い眉、尖った顎が3つのVの字を描き、金髪の悪魔を思わせる容姿、と描写されている。
スペード役としては映画『マルタの鷹』(1941年版)で演じたハンフリー・ボガートが最も有名であり、彼は新たなハードボイルド探偵という分野を確立するためのイメージ作りに大きく貢献した。