概要
学園の高校3年・完全無欠でモテモテ美男子の静先輩が、魔物退治のために変身…もとい変装した姿。
学園キノの主人公:謎の美少女ガンファイターライダー・キノ(木乃)が魔物退治をしようとすると、必ず邪魔をしてくる(本人は助けに来ているつもり)。
その時はほとんどの確率で「ピンチだな!」と言う。ピンチでもないのに。
こいつは白ランに白のマント、頭にリンゴを乗せて犬耳を付け、顔には白い仮面という妙ちくりんな格好でいつも現れる(耳とリンゴの元ネタはおそらく原作のⅣ巻4話。作中で彼はリンゴを大真面目に頭に乗せている)。そして現れた時には、白い鳩が“スロー”で通りすぎる(彼曰く「カール」というらしい)。
武器は日本刀。原作ですらできなかった「銃弾を発射後に視認して切り落とす」マネが行え、0.05秒の挙動がコマ落としで見えるので「地の文」を描いている人に「何をやってるのか描写が追い付いていない」と文句を言うほどのスピードを持つ。しかも銃弾を防ぐためトマトも携帯している。
細身に見えて一撃で厚さ50㎝のコンクリートを叩き割るほどの怪力を有し、たちまち化け物(魔物が毛を抜いて分身させる戦闘員)を瞬殺する。
一回、地の文の人を斬った事がある。
そして異常にハイテンション。原作寄りの紳士的だった静先輩の時とは異なり、変身するとキャラが変わる…というか本性をがっつり表す(つまりサモエド仮面時が素)。その姿はまさしく変態。
変身シーンではまず全裸になってから仮面をつけ、靴と上の服をきっちり着込んでからパンツとズボンを穿く、というバカバカしい手法を取る(余程作者が書いていてイヤになったのか、2巻以降では瞬時に着替えている)。
恐ろしいことに、日本全国の地下にこの衣装を埋めている。1巻では北海道で魔物と戦った際、雨が降りしきる中フルチンでシャベル片手に地面を掘り返し、スーツケースを掘り出して着替えていた(本人曰く、「大体1000平方メートルおきに埋めている」だとか)。化け物はそれをドン引きしながら見ていた。
ティーが天敵で、その程度は見つけた途端悲鳴を上げてガタブルする程。おまけに腹部をナイフで刺されたような痛みが走る。
作者曰く「全国のシズファンを敵に回してしまった」とのこと。
実は、キノとワンワン刑事含めた三人の中で一番(建物などの)破壊率が大きい。