概要
1984年に共産圏で初となる冬季オリンピックとしてユーゴスラビアで開催された。冷戦時代におけるオリンピックもモスクワオリンピックとこの大会の2つのみである。
日本の札幌市も再度オリンピック開催を目指して立候補したが惜敗している。この際にサラエボがコンパクト性を売りにしたことから、ここからオリンピック開催施設のコンパクト化が始まった。
ジェーン・トービルとクリストファー・ディーンによるフィギュアスケートのコンビの活躍が有名である。
大会終了後に勃発したボスニア・ヘルツェゴビナ紛争(1992年~1996年)でメインスタジアムなど多くの競技施設が破壊され、墓場になった場所まであった。
現在も一部は再建されたが、大半は廃墟と化している。