概要
アレックス・カーツマン監督の下で製作されたアドベンチャー映画。
『ハムナプトラ』シリーズと同じく、1932年に公開されたホラー映画『ミイラ再生』を原作としている(原題は「The Mummy」で、『ミイラ再生』と同じ)。
正式な邦題は『ザ・マミー/呪われた砂漠の王女』。
あらすじ
古代エジプトの王女アマネットは次期女王になる約束を裏切られた怒りから闇に堕ち、生きたまま石棺に封印されてしまう。
それから2000年後、中東の戦闘地帯で石棺が発見される。
発掘に立ち会った米軍関係者ニックは考古学者のジェニーらと共に輸送機で石棺をイギリスに運ぼうとするが、その途中でトラブルが発生。
ジェニーは脱出したものの、ニックを乗せた輸送機はロンドン郊外に墜落し、石棺が行方不明になってしまう。
死んだかと思われたニックだが、なんと数日後霊安室で目を覚まし、体には傷ひとつない。
キャラクター
()内は演者。
- ニック(トム・クルーズ)
アメリカ軍の軍曹。
- ヴェイル(ジェイク・ジョンソン)
アメリカ軍の伍長。ニックの相棒。
- ジェニー(アナベル・ウォーリス)
考古学者。
- ヘンリー・ジキル(ラッセル・クロウ)
イギリスの対モンスター組織「プロディジウム」に所属する科学者。
古代エジプトの女王。
評価
本作は往年の怪物映画を現代に蘇らせたシェアードユニバース「ダーク・ユニバース」の第1作になる予定だった。
ユニバースの軸となる組織「プロディジウム」を率いるヘンリー・ジキル博士(演:ラッセル・クロウ)も登場し、今後のユニバース展開を示唆していた。
しかし、本作が評価・興行収入ともに失敗に終わったため、ユニバース構想そのものが白紙にされてしまった。
後年、アーツマン監督は「あの作品は人生最大の失敗だった」と述べている。