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シカゴコイン社

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しかごこいんいんだすとりーず

1932年から1977年まで存在した主にピンボールを製造していたアメリカの企業。

概要

1932年にサム・ゲンスバーグと、その義弟サム・ウォルバーグ、およびルー・コーレンの3人によって、ピンボールエレメカなどのコイン投入式の機械を下取りする会社「シカゴコイン・マシンエクスチェンジ」としてイリノイ州にて設立された。

当時、サム・ゲンスバーグの兄弟ルイス・ゲンスバーグ、デヴィッド・ゲンスバーグ、マイヤー・ゲンスバーグの3人が同じ娯楽メーカー「Genco」を設立しており、これに触発されたものか。

1933年よりピンボール製造に着手。1935年販売の「Lite」は5,703台、1947年販売の「Kilroy」は8,800台を売り上げ、ピンボールメーカーの大手に伸し上がった。

1957年に表題の社名に改名し、2年後の1959年に「Genco」と合併。

1960年代よりエレメカの製造にも注力。1968年関西精機製作所が製造販売し日本でヒットさせたエレメカのレースゲームインディ500」を、ライセンスを受けて翌1969年に「SPEEDWAY」と改題し販売。アメリカ国内で10,000台を売り上げる大ヒット商品となった。

1970年代にはビデオゲーム販売も手掛け、Atariの「PONG」のクローンゲームを販売するなどしたが、自社開発はせず全てライセンスを供与されての販売であった。

1977年財政難により倒産。資産はサム・スターンが設立したピンボールメーカー「スターン社」に売却された。

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