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CV:入江崇史(アニメ版) / 梅原裕一郎(多数決ドラマ、再アニメ版)
概要
ライトノベル『キノの旅』に登場する青年。常に緑のセーターを着用している。初登場は1巻の『コロシアム』。
凄腕の日本刀使いで、刀身で銃弾を弾き飛ばしてしまう程。元はある国の王子だったが暴君の父親が当時の国王であった祖父を殺害し堕落した国家を造り上げ、国を追われたことから流浪の身となる。
父への復讐のため格闘の腕を磨く日々を送る中、陸と出会ったらしい。陸と出会うまでは傭兵をしていた。
そして故郷へ向かい、自らの死を覚悟の上で父の殺害を企てるも、本作の主人公・キノが自分との戦闘中に流れ弾に見せかけて父を殺してしまったため、彼女に感謝を述べた後、再び流浪の旅に出て旅人となる。
最初は当てもなくバギーで旅をしていたが、やがて「定住地を探す」という目的で旅をするようになった。
作中では様々な国を巡っているが、毎回何らかのトラブルに見舞われたり、問題のある国であることが多い。
キノのように3日滞在などのルールは定めていない為、長期滞在するケースもあるが、最終的には出国を余儀なくされている。
「国を追われたのは7年前」「十五歳の時国を追われた」との記述から、年齢は22歳前後と思われる。本作の登場人物としては人間的かつ常識的な思考をしており、たとえ自らに利益が無くても進んで人助けもする。しかし、場合によっては冷徹な行動を取ることも。優しく穏やかな性分だが、それが災いし結果的に人を傷つけてしまうこともある。
普段の一人称は「私」だが、感情が高ぶったりした際は一人称が「俺」になる。
ちなみに現在でこそ穏やかな青年だが、陸と出会う前は現在のような穏やかさはほとんど見られず、殺伐とした険しい性格をしていた。実際に白い子犬に脅迫したり殺意を見せていたり、傭兵の駐屯地では無愛想に振る舞っていた。
その為、衝撃を受けた読者も多かっただろう。
ラファと出会った頃も似たような雰囲気だったため、現在のような穏やかな性格になったのもラファと出会ってからである可能性が高い。
(しかし、故郷の国に近づいていたために一時的険しくなっていた可能性もある)
同行者は喋る犬の陸(8巻の『船の国』から少女のティーが加入)。
主人公のキノとは別の旅人として、初登場以後彼らを書いたエピソードが作中に毎巻登場している。
余談だが彼が初登場するエピソード「コロシアム」の旧アニメ版は前後編に分かれており、より心情が深く描かれているものとなっている(再アニメ版は一話のみ)。