変幻自在の変装技術、奇想天外なトリックの数々で、世間を騒がす正体不明の大怪盗。彼に狙われたが最後、香水つきの予告状と共に、どんな場所からでも鮮やかに宝を盗み出される。
概要
(※1…外見上は推定20代前半)
(※2…身長132cmのサーヤと比較すると頭1つ分違っており、画像の限りでは推定165cm〜170cm・帽子込みで175〜180cmと推察される)
「イッツ・ショータイム」
「名探偵バロワ〜ジュエルリゾートを奪還せよ〜」で初登場。
レジェンドガチャで「ファントムシーフナイフ」を入手すると加入。
老爺からバニーガールまでこなす変装技術と変幻自在のトリックを駆使し、どんな場所からでも目当ての宝を盗み出すことを信条とする「怪盗」と呼ばれる存在。
プライド・自己顕示欲が非常に強く『怪盗スゴイ』と言わせんばかりにパフォーマンスじみたトリックを披露する傾向にあるが、その一方で盗みをする際には香水付きの予告状を出す、人を傷つける手口は好まないなど、怪盗としての美学・ポリシーを持ち合わせており、自分の名を騙る偽物は絶対に許さない一面もある。
「ジュエルリゾートを奪還せよ」ではジュエルリゾートをターゲットに予告状を出し、様々なトラップでカジノ艇の面々を翻弄、そこに居合わせたバロワ・サーヤ・団長らと対峙している。
「呪われた財宝を追え」ではパラパゴ島に眠る宝を巡り一時バロワらと共闘、変幻自在に妙技を繰り出す大怪盗の能力を遺憾なく発揮している。
実は、シャノワール自身は最初にプレイアブル実装されるまでに紆余曲折があり、更に言えばその後も何度かバランス調整が実施されたキャラでもある。
人物
「私が怪盗になった理由?フフ、その謎は謎のままにしておこうか」
性別・種族以外の経歴が全て謎に包まれたミステリアスな人物。
上記台詞の様に自身が怪盗となった経緯や過去すらも語ろうとしないが、かつて元軍人であるバロワにまぐれで追い詰められたことがあり「ジュエルリゾートを追え」では「君は宿命のライバル」と彼の能力を認めている発言がある。主人公に対してもシナリオイベントでの一件から力量を認めているようで彼のフェイトエピソードでは主人公を試すかのような行動をとる。(仲間になるというよりは、気まぐれで艇に現れては力を貸す代わりに依頼を頼む・・・・・といった所だろうか)
性格
気障でプライド・自己顕示欲が高いが、その一方少年の様に無邪気な性質を秘めている。
実際彼を加入させた後でのシーズンボイスでは
- 公然とイタズラが許されたハロウィンの日に自立駆動のカボチャを持参しそれを団員で試そうとする(本人的には人を楽しませる類のものと後述)
- 雪が降り積もる聖夜で団長に雪だるま作り勝負を挑む
- バレンタインにスノウマンの変装(どう見ても只の着ぐるみである)をして団長の部屋に待ち伏せ
等の様子がみられている。
気障な彼の一面がみたい時は加入後の誕生日エピソードを参照されたし。
過去の因縁
「呪われた財宝を追え」では怪盗シャノワールのパーソナルな部分により深く切り込んでおり、その一つが彼の元師匠であり「死の商人」と呼ばれる天才的犯罪者「ラインバッハ」(CV:飛田展男)の存在。
アウギュステ区長に完璧に成りすまし、パラパゴ島事件の一連の黒幕として暗躍したラインバッハは人々の苦痛・苦悶を喜ぶ残虐な性格をしており、かつて弟子だったシャノワールを「君の遺体を保存する装置は買ってある」と言うほどに病的に執着していた。
シャノワールはかつて弟子として彼の元で変装技術やトリックを学んできたが、その本質を知ってからは「師匠とはいずれどこかで決着をつけなければ…」と歪んだ感情を向けるラインバッハに対し、改めて対峙する機会を窺っている様子がある。
関連キャラクター
永遠のライバル。例えるならルパン三世に対する銭形警部といった間柄。
「ジュエルリゾートを奪還せよ」以前から追って追われての関係である二人だが「呪われた財宝を追え」ではお互いに昆虫が好きであるという共通点があることが発覚。
エクストラクエストにて、怪盗シャノワールが団長に託したクワノコ界の女神であるヴィクトリアクワノコをバロワが目にしたときに「ああ、キスしてもいい」という感極まっての発言が名探偵から飛び出た位には、お互いの昆虫に対する審美眼はシナジーが合うのかもしれない。
またライバル同士であるが故か、相手が窮地に陥った時には手を差し伸べる場面もみられている。
具体的には
- (バロワRフェイトにて)犯罪組織に追われているバロワに、彼のサイズぴったりの変装道具を丁度いいタイミングで用意する
- (バロワR・イベントSRサーヤフェイトにて)犯罪組織に共に囚われていた幼女を助ける
- (バロワSRフェイトにて)彼が着用している衣装の送り主が…
などがみられている。お気づきだと思うが殆ど怪盗の方からの塩の送りっぷりである。
しかし「呪われた財宝を追え」でラインバッハの罠に嵌められた際、意気消沈するシャノワールをバロワが精神的に引っ張り上げる場面もみられたりと、お互いがお互いの良きライバルたりえる所が多くみられる。
そしてシャノワールがSSRキャラとして登場後、なんと掛け合いが追加された。
その掛け合い内容については自身の耳で確認されたし。
同業者。
「自身が納得した相手からの依頼でのみ盗み、自分の姿や正体は徹底して隠匿する」というプロ意識に則って盗賊業を行っている故、趣味と自己顕示欲全開で派手かつキザに盗みを行うシャノワールのやり方は気に入らないと語っている。
最終フェイトエピソードにも登場し、団長の危機という利害関係の一致で協力関係を結ぶ。
最終フェイトエピソードに登場。シャノワールの師であるラインバッハを捕らえる、団長に盛られた毒もしくは解毒薬を回収するための作戦に協力。
性能
最終上限解放前
1アビ「大胆なる予告」 | 自分に『予告』(攻撃UP/防御UP)効果 |
---|---|
2アビ「パズルトゥユー」 | 敵のチャージターンを盗む(スロウ効果)
|
3アビ「スプレンディドセフト」 | 敵の現HPに応じた無属性ダメージ/強化効果を1つ無効化 |
奥義「ファントムシーフ」 | 水属性ダメージ(特大)/『予告』効果時、『リドル』効果時に変幻自在の妙技を披露
|
サポアビ1「怪盗の流儀」 | 『予告』効果時、攻防UP |
サポアビ2「プロデュースイリュージョン」 | 『リドル』効果時、連続攻撃確率UP |
『予告』(攻撃UP/防御UP)・『リドル』(幻影効果/連続攻撃確率UP)の2種の自己バフを駆使して戦うオールラウンダー。
一人でスロウ・ディスペルが出来るアビリティ構成は闇属性SSRのヴァンピィに通ずる面があるが、こちらの方が使用方法に癖がある。
最も特徴的であるのが奥義時に発生する追加効果。
- 『予告』を付与した状態で奥義→「痕跡抹消」で4~8ターン後に大ダメージが発生
- 『リドル』を付与した状態で奥義→「煙に巻く奇術(煙幕/効果は暗闇と同じ)」「自由を奪う劇薬(麻痺)」「心を盗む囁き(魅了)」のいずれかが発生
といった流れになっている。
この効果の内「煙に巻く奇術」の煙幕効果は通常の暗闇とは効果が別枠扱いで重複可能、「自由を奪う劇薬」は通常の麻痺とは耐性が別枠扱いとなっている。
『リドル』を付与する際に『予告』効果は消滅するので、基本的にはどちらか片方を狙って発動する形式になるだろう。
彼の運用方法については
- 敵のチャージが溜まりそうになったら1アビ→2アビを打って奥義
- 厄介な敵の強化効果を3アビで剥がす
- 高火力の単体攻撃(コロッサス・マグナの次元斬など)を幻影で回避
などがある。
『予告』・『リドル』がシャノワールの性能を底上げするバフとなっているため、なるべくこれらを維持して戦っていく必要があるが、難点としては『リドル』は幻影扱いのため、奥義を打つ前に付けると敵の攻撃で剥がされるという恐れがある。
また『予告』付与からの奥義で発動する「痕跡抹消」は発動が4~8ターン後と不安定で時間がかかり、ダメージ量も4.5倍とそこまで高くない。
また奥義による魅了/麻痺/煙幕はどれも強力な効果だがランダムなので安定性に欠ける面があり、特に魅了は敵の弱体耐性を跳ね上げる要因になるため、尖った強みを求められる高レベルマルチでは注意が必要。
一人で何でもこなす器用さは怪盗ならではの持ち味なので、どちらかというとソロバトルでの運用が推奨される。
※2017年7月7日のバランス調整にて
- 奥義「ファントムシーフ」
- 「痕跡抹消」の発動までのターン数が12ターン→4~8ターンへ短縮
- 「煙に巻く奇術」「心を盗む囁き」「自由を奪う劇薬」の弱体成功率が引き上げ
- 「自由を奪う劇薬」による「麻痺」が敵に命中した場合、通常の「麻痺」の命中による耐性上昇とは異なる扱いとなるように変更
- 3アビ「スプレンディドセフト」
- 使用間隔が10ターン→6ターンへ短縮
- 使用条件「奥義ゲージを20%消費」の削除
- サポアビ「プロデュースイリュージョン」
- 「リドル効果」の幻影の回数が1回から2回へ引き上げ
とアビリティ発動時のデメリット消去や発動時ターンの短縮と強化が行われ、器用に立ち回れるようになっている。
2022年5月17日には更なるバランス調整が実施予定。これによって、運用方法が更に変化することに…。
- 奥義「ファントムシーフ」
- 自分が敵の全ての攻撃を回避(1回)
- 予告状態の敵に4回水属性追加ダメージ
- 3アビ「スプレンディドセフト」
- 効果が「変幻自在の妙技を披露する。選択した妙技によって効果が変化」に変更。敵の現在HPに応じた無属性ダメージ、ディスペルは同じだが、暗闇、魅了、麻痺のデバフに関しては任意選択制に変更。
- 模倣不可能
- サポアビ「プロデュースイリュージョン」
- 回避成功時にリドルLvが1上昇(最大5)。リドルLvに応じて以下の効果を順に得る(攻撃UP/必ず連続攻撃/奥義性能UP/活性効果/回避成功時に4回水属性ダメージ)に変更。
奥義の追加効果が変更、3アビも模倣不可能で3つの効果からの選択制に、リドルレベルは自身の回避成功時にレベル上昇、そのレベルに応じて自身の性能が変化する効果になった。
2024年9月には最終上限解放の実装がアナウンス。後に同年9月24日に最終上限解放が実装された。
最終上限実装時、それとは別口でバランス調整が実施される。彼にとっては何度目だろうか?
- 1アビ「大胆なる予告」
- 敵のCTを1つ増加/予告効果/攻防DOWNに効果が変更
- 予告効果は「シャノワールの予告を受け、弱体耐性が減少した状態」の回復不能デバフに。
- 2アビ「パズルトゥユー」
- 使用間隔が7ターンに。
- 3アビ「スプレンディドセフト」
- 演出変更。
- 効果が「敵の現HPに応じた無属性ダメージ/ランダムな弱体効果/強化効果を1つ無効化◆予告状態の敵に2回発動」に変更。
- サポアビ「プロデュースイリュージョン」
- 回避成功時にリドルLvが1上昇(最大5)。リドルLvに応じて以下の効果を順に得る(攻防UP/必ずトリプルアタック/奥義性能UP/活性効果/回避成功時にターゲットに関わらず6回水属性ダメージ)に変更。
ある意味でも何度目かの調整を受けた展開になるのだが、「スプレンディドセフト」は効果の任意選択から変更されたので、フルオートに適応するようにはなった。
最終上限解放後
1アビ「大胆なる予告++」 | 自分に『予告』(攻撃UP/防御UP)効果/命中率DOWN |
---|---|
2アビ「パズルトゥユー++」 | 敵のチャージターンを盗む(スロウ効果)
|
3アビ「スプレンディドセフト」 | 敵の現HPに応じた無属性ダメージ/強化効果を1つ無効化 |
4アビ「スティール・ユア・ハート」 | 水属性キャラが即座に奥義発動可能/奥義再発動(1回)効果/敵のCTをリセット◆自身のリドルLv5かつCTが最大の敵がいる時のみ使用可能 |
奥義「ファンタズミック・ショータイム」 | 水属性ダメージ(特大)/自分が敵の全ての攻撃を回避(1回)/アビリティの再使用間隔を1ターン短縮◆予告状態の敵に6回水属性追加ダメージ
|
サポアビ1「怪盗の流儀」 | 『予告』効果時、攻防UP |
サポアビ2「プロデュースイリュージョン」 | 『リドル』効果時、連続攻撃確率UP |
そこからの最終上限解放では、奥義性能アップ、アビ性能アップ、新規4アビ追加と言う強化を得る。更に言えば、このアビリティは自身の個人バフ(リドル)が最大の時、なおかつCT最大の時にしか使えない、再使用不能と言うデメリットを持つ。その一方で、水属性のキャラが奥義即使用可能(奥義バースト)、奥義再発動1回、敵のCTが一気に0になるという性能である。ここぞという場面で使い、敵を畳みかけたい所だ。
余談
- 2016/8/31の公式ガチャ更新時HPで、怪盗シャノワールは「ジュエルリゾートを奪還せよ」時点でキャラ追加される予定であったことが明かされている。立ち絵だけでなくSDキャラも描かれていたが、諸般の事情によりお蔵入り。その後「呪われた財宝を追え」で機会が恵まれた次第である。
- 怪盗シャノワールをクエストクリア時に放置すると、怪盗の姿から老爺、エルーン成人男性、テレーズ(バニー姿)といった姿に変化する演出がある。
- 実装当時のバレンタインデーには、割と大量にチョコレートを団長から獲得している。
- ペルソナ5とのコラボイベント「THIEVERY IN BLUE」では、登場することは無かったが、シャノワールが加入していると一部セリフに変化があった。
- 声を担当する松岡禎丞は、2020年末開催の別のコラボイベントにもコラボ先側の役で出演。クールなシャノワールと豪快な野生児の剣士の声が一緒だったことには驚いたプレイヤーも多かった。
2022バレンタイン
2022年のバレンタインでは、まさかともいえるバロワとの一時共闘が実現することになった。
サーヤもある事情で不在の中、ユーリ、スタン、バロワの助っ人であるスィール、猫と共にバレンタインの謎へ挑む。
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シャノワール:表記ゆれ