設定
とある島では、かつて空の民と星の民との間で大激戦を繰り広げた古戦場が眠っている。
そこは時期になると戦場で戦った幾億の星晶獣が目を覚まし、出てくるのだという。
定期的に起こるその現象をかえって利用しようと考えた島の住民は、多くの騎空士を呼び寄せて、討伐数を競わせる祭りとしてこの現象を活用した。
そして主人公達も、この祭りに参加する事となる…
概要
グランブルーファンタジーにおいて不定期に開催されるチーム&個人対抗戦。通称団イベ。
予選2日、1日挟んで本戦4日(いわゆる古戦場終わりと言われるタイミングがこの本戦の終わり)、スペシャルバトルが行われる最終日の計8日開催。1日挟むインターバル期間は、本線への準備の他、予選中に予期せぬバグが起きた場合への緊急メンテ時間に割り当てられたりもする。
(そうした個所があるため、古戦場のスケジュールは早い段階で決まっていることが多く、簡単に中止にすることも難しい事情もある)
魔物と星晶獣を騎空団(プレイヤー同士によるチーム)内で撃破していき、相手騎空団と倒した貢献度(ポイント)を競い合う。戦わなければ生き残れないし、多々買わなければ生き残れない。
良くも悪くも、グラブルでいちばん盛り上がるイベント。pixivにおいても、特にグラブル関連のイラストが投稿されるタイミングである。
基本的に「貢献度の競い合い」であり、上位者(騎空団)に報酬が出るというのもあり、エンジョイ勢はともかくガチ勢の騎空団に所属していると、このイベントにおける些細な失態で友情崩壊どころか団員追放、最悪の場合は団が崩壊すると言った惨劇が起こる事がある。本気で取りに行く騎空団では一瞬の休みが命取りになる。段階的にHELLのレベルが上がる仕様が実装されてからは、本気で上位を狙う騎空団であれば、常に最高レベルの魔物を素早く狩り続けなければならない。諸事情でついていけそうにない騎空士は、代表に相談してみると良い。
目玉の報酬は、まったりとプレイしていては手の届かない物、古戦場でしか入手できない物などが豊富に揃っている。特にヒヒイロカネというアイテムは一定数を使い切ると現実的な入手方法としてはこのイベントしか残されておらず、おどろおどろしたBGMと背景をホームに、ガチ騎空団はギスギスとした空気の中で寝る間も惜しんで血で血を洗う激戦に身を投じる事になる。なお、18年では「模様替え」が実装された為、BGMも古戦場の待機背景も自由に変えることが可能になった。
これらとは別に、普通にプレイしているプレイヤー向けに小粒の報酬もゴロゴロと並ぶ。
ストーリーイベントの4周目の規模の上、天星器があまりにもメイン報酬として輝くため埋もれやすいが、育成に必要なエンジェル武器や召喚石、大量のルピをガチャで手に入れることができる。また、2周目以降からはSR武器が特別なイベント(グラブルフェスや展示会イベントでの出店時限定キャラ等)でしか入手不可能だったペンギーやノイシュのキャラ解放武器となったため、フェスに足を運べない遠方の騎空士の救済がなった。
仕様変更
2017年2月に大幅なテコ入れがされ、
- 今まで団内のメンバーでないと挑めなかったHELLを全体に流すことができるようになったため、クリアだけなら誰でもできるようになった事
- HELLがガチムチマッチョではなく、属性別におのおの特殊な星晶獣が相手するようになった事
- 獲得貢献度の調整
…と色々と調節された。
挑む敷居自体は低くなり、初心者でも順位報酬以外の報酬を得られるようになり、古戦場を楽しむ要素が増えたが、その自由度の分戦場を苛烈にさせる燃料となったのは言うまでも無い。
2018年8月からは本戦の日数を4日に短縮し、5日目は新たに「ゼウス」か「ハデス」のどちらかと戦う「スペシャルバトル」が用意された。非常に強力だが、団全体で倒せば特殊な報酬を手に入れることができる。また、このスペシャルバトルでは元々の弱点となる闇と光属性以外では「その古戦場で有利に戦える属性」にも耐性がない。
2022年9月開催からは勲章で交換可能なトレジャーの一部で変更が行われ、200個コースが100個にレートが引き下げられ、勲章30個コースが新設、150個コース、100個コース、10個コースが廃止という事で内容の入れ替えが行われる事になった。
2023年7月開催からは肉集めレイドボスのHPが引き上げ、古戦場ランキングの一部調整が実施されただけでなく、今までスペシャルボスを担当したゼウスとハデスではなく、その時の古戦場でHELLを担当したボスが務める形に変更された。
(2023年7月開催で例える場合、バミューダ・トライアングルが担当する)
2023年9月開催では、いわゆるメダル(討伐章)でえられる報酬が変化、上級者向けのHLバトルで得られるトレジャーなどが加わった。勲章交換で得られるセットにも200個で交換できるコースにレヴァンスウェポン(ムゲンHLなどで得られる武器)が加わっているが…。
2024年1月開催では、十天衆の限界超越時に使用するアイテムをモチーフにした新武器「極星器」がドロップアイテムとして2種追加。極星器4凸・武器交換に使う「極星の晶核」が追加される。クォーツ以外の交換候補であり、1回の古戦場で新トレジャー「果報の古箱」60箱分+戦貨45箱分=最大105個手に入る。極星器4凸には1本45個使うため、2種類の武器を両方4凸する場合、上限解放で90個持っていかれるため余りは15個=自力で7本極星器を拾えば勝ち。
今まで個ラン予選と団300位を目指す以外価値がなかった90hellだったが、極星器掘りという新たな競技要素が加わったため片面兎でいかに早く周回されるかが注目され、英雄ライン以外軒並みボーダーが上昇するという今までのインフレとはわけが違う結果を残した。
2024年4月開催では、今まで変更回数制限があった戦貨ガチャの変更制限が撤廃される(今までは1回)。ただし、46回目以降は天星器に変えなければいけないという個所に注意すること(46回目以降に関してはこれまでと変更はない)。そして、上述の闇属性の「極星器」もドロップで登場。1種のみの追加であったため前回より落ち着くと思いきや、周年直後で新規や復帰勢も多く、9万位ボーダー26.1億・英雄ボーダー139.4億と共に過去最高の数値を叩き出した。
2024年9月開催からは、ExのHPが1550万→2000万、Ex+のHPが2400万→3500万、90hellHPが4200万→5000万と予選のボーダーが大幅に上昇する仕様変更が行われた。
また本戦にも250hell(HP約15億、貢献度約5000万)が初実装。これを自発するためのマリシャスクランプ(通称:デカ肉)という専用の自発素材が実装され、90~200hellまでの敵を走れば走るほど溜まる仕組みとなっている。あのつよバハやアーカーシャよりもHPが3億も多いことを考えると、相当のインフレ具合である。
なお回数制限こそあるが、デカ肉に関しては解体して通常HELLボスの肉にすることも可能。
また本線初日から100hellが解禁され、討伐回数さえこなせば2日目からは即座に150hellが自発できるようになった。
総じて高騰する要素ばかりではあったが9万位ボーダーは25.1億と光の時に比べ落ちており、予選300位ボーダーの頭割りは4.1億、英雄ボーダー161.3億と右肩上がりとなった。
2024年11月開催ではゴールデンタイラントから落ちる肉の数が44個から88個と倍に変更。大幅に肉集めがしやすくなった反面、開催期間が平日という点やドロップ率の補正がなく極星器が掘りにくい環境であったためか、予選300位ボーダーは頭割り3.03億と大きく下落。最終的に9万位ボーダーは前回とほぼ不動、英雄ボーダーも148.6億と下落。プレイヤー数もついに40万人を割った。
また250hellの周回方法が奥義軸という装備やキャラの敷居が低いものに設定されていたため、最終日にデカ肉が枯渇するという現象に見舞われるユーザーが多数出現。デカ肉を集めるために3~4日目にhellを周回して結局肉集めをさせられるという本末転倒な結果となった。
HELLの星晶獣一覧
※召喚石として実装されているものは太字、プレイアブル化したメンバーには☆を付加しています。
1周目
2周目
3周目
4周目
土:キュベレー | 火:煉獄カツウォヌス |
風:シャインホーク・ガルラ | 光:アドラメレク |
闇:グレート・ウィンター | 水:ヴァルナ |
5周目
6周目
7周目
8周目
土:黄金の邪竜 | 火:ワマムツ |
風:カシオペア | 光:バステト |
闇:ゴッドラビットテラマックス | 水:バミューダ・トライアングル |
9周目
土:デストロイヤーズコマンダー | 火:??? |
風:??? | 光:??? |
闇:??? | 水:テトラゴッド |
※1:ティラのプレイアブル時にティラノも参戦している。同名義の季節限定召喚石にもなっている。
関連項目
最後に一言