概要
CV.田丸篤志
砂の国の王子。ラナーの異母兄。初登場の時点で、成人してから5年ほど経つ青年。
成人した頃に、夜の散歩で偶然洋食のねこやの扉を見つけた。扉が現れた場所が砂漠だったこともあり、発見した当初は月に一度あるかないかのペースで夜に通っていたが、気まぐれに昼に来店した際にアーデルハイド皇女に一目ぼれしてからは毎週昼間に通うようになった。
奥手な性格であるため直接アプローチすることはせず、アーデルハイドに求婚するため、まずは砂の国と帝国との繋ぎを作ろうとしており、結果として砂の国と帝国との交易が着々と進行していっていることが、作品中の描写や他の常連客の会話からうかがえる。
一方で今まで女性から言い寄られる事が殆どで、自分からアプローチする経験がなかった事から、妹からは外堀を埋めるのも大事だがその前にアーデルハイドに好かれなくては駄目だと説教されており、彼なりに一生懸命声をかけている。
コーヒーフロートを好物としているが、炭酸飲料が苦手なので、クリームソーダなどは注文しない。退店時はアイスクリームをお土産として持ち帰っている。
王城で砂の国の伝統飲料「カッファ」(ホットコーヒー)の新しい飲み方として、魔術を使って冷やした「冷やしカッファ」(アイスコーヒー)を普及させた。本人はねこやのアイスコーヒーを参考に召使いに命じて魔法で冷やしたものを飲んだだけだが、冷めると不味いカッファの常識を覆したとして、あっという間に国中に広がってしまったらしい。
TVアニメ版
アニメ版ネタバレ
アニメ版第2期第11話Bパートにて。
ねこや店内にて他の客に見られつつ、 遂にアーデルハイドにプロポーズ、彼女自身もそれを承諾し、他の常連客から祝福されながら、愛でたく両想いとなった(その際今までお互いに「アーデルハイト」、「シャリーフさん」と呼び合っていたが、これをきっかけに「アディ」、「シャリィ」と愛称で呼び合うようになった。)。末永くお幸せに……
※因みにこの2人のやり取りを見ていた他の常連客は祝福したり、結婚に興味を示したり、国に報告に行ったりと言った様子を見せていたのだが、約1名ライオネルだけ「カツ丼お代わりー!!」と何故かいつも通りカツ丼のお代わりをしていた……が、彼は初めてカツ丼を食べた際先代店主から「カツ丼のカツは『勝つ、勝利を意味する』」と教わっていた為、“プロポーズと言う一世一代の大勝負に勝った“シャリーフへの彼らしい祝福のメッセージが込められていたのだろう。
なお、当人たちは知る由もなかったが、砂の国と帝国の急接近は王国に双方の国が軍事同盟を結ぶのではと警戒され、戦争の準備を始めようとしていた。
諜報担当の大臣エドモンが情報収集のためねこやに来店したところ、偶然にもシャリーフのプロポーズを目撃したことで誤解だとわかったため最悪の事態は免れているが、もう少しでほのぼのとした飯テロアニメな作風自体が崩壊するところだった(エドモン個人的には一世一代のプロポーズを成功させたシャリーフを「やりおるわい」と心の中で称賛していた)。
関連人物
ラナー
異母妹だが兄妹仲は良好で、彼女も兄の恋を応援し何かとフォローをしている。
こちらは兄とは違いコーヒーが苦手だが炭酸飲料が好きで、ねこやではクリームソーダを必ず注文している。
アーデルハイド皇女
一目惚れした帝国の皇女。原作では未だに想いを伝えられていないが、
前述の通りアニメ版では後にプロポーズをし両想いとなった。