ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

概要編集

白瓜貝。ウリのように(横に)長い殻を持つ二枚貝で、大きさ14センチくらい。

 

深海1000メートル程の泥底に突き刺さるようにして暮らしているが、事もあろうにこいつがいるのはメタンだの硫化水素だのがたっぷり含まれたデンジャラスなエリア。並みの生き物ならまずオダブツになるような魔境である。

 

しかしシロウリガイは体内に「硫化水素を分解するバクテリア」を共生させることで適応し、その際に余った養分を分けてもらうという自給自足ライフを確立。しかもそれで十分なエネルギーを得られるので消化器官はほとんど退化してしまっており、自力でエサを食べられない(硫化水素は水管ではなく腹足を使って吸収している)。

なので普通の貝が生きているような環境では死んでしまう因果なヤツで、それ故に飼育も難しい。

 

ちなみに普通の貝の血は銅を含むヘモシアニン故に透明に近い青の血を持つが、シロウリガイは鉄を含むヘモグロビンの赤い血が流れている。ヘモグロビンは酸素よりも硫化水素により強く結合するため普通は酸欠で窒息するが、どうもそうならない特殊仕様になっているようだ。生物のちからってすげー!

 

なおこんなヤツなのでいかにもまずそうな感じがするものの、貝柱だけはホタテに似た甘味があってそれなりに美味しいとか。よく食べたものだ……。


関連タグ編集

二枚貝

関連記事

親記事

二枚貝 にまいがい

兄弟記事

pixivに投稿されたイラスト pixivでイラストを見る

このタグがついたpixivの作品閲覧データ 総閲覧数: 19

コメント

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました

見出し単位で編集できるようになりました