手前のキャラクターがジキル。
キャラクター像
『ロードオブヴァーミリオンIII』ver3.1において初登場した人獣の使い魔で、魔種のハイドと対となるキャラクター。
名前から察せられるとおり、元ネタはジキルとハイドだが、両者は多重人格の別人格同士、という間柄ではなく、別の肉体と別の人格を持ち性別も違う。
二人は共にタイプは「魔械人」クラスは「ミュータント」であり、ジキル自身が「魔療術」で肉体をいじった一種の改造人間である。
医術と魔術を融合させたこの術式は細胞どころか遺伝子すらも変容させる力を持つらしい。
恋人のハイドを事故で失い、魔療術で蘇らせようとしたのがすべての発端だった。
事故で飛び散った恋人の身体の部位をかき集め、足りない部分は自分の体で補い、そして自身の生命の半分を注ぎ込む手術を行い、ハイドは意識を取り戻した。
手術のために手足も捧げたため、今の彼についている手足もまた魔療術で移植か発生をさせて用意したもの、と言う事になる。
だがその大きな代償とは裏腹に彼女からはかつての記憶や理性は失われ、殺人衝動に駆り立てられるまま凶行を行う怪物となってしまった。
本人曰く自分の「悪」の部分が彼女に全て行き、代わりに「正義」だけが残された、と言う。
そういう彼であるが、彼もまた悪人を見かけると殺さずには居られない、という衝動に駆られている。
しかし悪人だからと正式な捜査も裁判もなく命を奪うのは私刑であり、彼もまた公の法からすれば「悪」という事になる。
彼は今のミュータントの姿になる前にも、通り魔に殺された墓守の青年を魔療術の実験台にして不死アンダーテイカーに変えてしまっており(これで自信をつけていたため恋人にも施術した)、元々ズレた倫理観の持ち主であった。
性能
コスト60のディフェンダーであり、100/70と攻撃寄りのステータスを持つが、超覚醒させるとフレンドアップDが発動し、周囲にハイドがいる場合、防御力が70上昇し、200/240とそれなりに硬くなる。
それ以外でも範囲内にいる自ユニット全員の移動速度をアップさせるアーツ「魔療術式 11号」を30マナで使用できる。
パーシヴァルも同様のアーツを持つが時間制限がある彼女のそれと異なり、ジキルのアーツは彼が死滅するまで効果が持続する。