(※)当記事は解説の都合上、漫画「金色のガッシュ!!2」第20話までのネタバレが含まれます。
単行本派かつネタバレを避けたい方はブラウザバックを推奨いたします。
「へへっ 兄貴達に手は出させねぇ」
「黒い沼もオレ達も『黙って見てろ』って意味だな」
概要
漫画「金色のガッシュ!!2」にて初登場した謎の勢力『カード』の1体。
ジリオン・リーザ・ガムと同じく「ゼブリット・ブラザーズ」の1体である。
人物像
容姿
爬虫類を思わせる硬質な皮膚の顔が特徴的。
胴体が無く、太い手足が顔から直接生えるような形となっており、『カード』達の中でも「人型」ではなく「モンスター系」のビジュアルになっている。
性格
「ゼブリット・ブラザーズ」の中では唯一ジリオンを「兄貴」と呼んでおり、彼を特に慕っているような様子が度々描かれている。
現に第18話ではアイコンタクトのみで意思疎通しているようなコマもあるため、生前から強い絆を築いていたのだと思われる。
術
第18話では瓶こそ取り出したものの、術そのものを発動していない。
というのも作中では、千年前の魔物のバビルのものと思われる、
- ボギル
- ボギルガ
- ボギジルド
の3つの術が入った瓶を丸ごと口に含んだまま術を詠唱し、体内で暴発し自身の両腕を破裂させ血を流すように黒い沼を展開するという謎の能力を披露した。
詳細はまだ明かされていないが、術のエネルギーを体内で変換しているのだろうか?
活躍
第17話にて、「ゼブリット・ブラザーズ」の仲間である『カード』と共にベルモンド家を襲撃。
自身はジャンを襲撃して階段から転げ落ちさせるものの、直接手を下そうとした瞬間、駆け付けてきたシェリーに顔面を蹴られて吹き飛ばされる。
ジリオンがグラビレイでシェリーを拘束している内に合流し、指示を受けて窓の外を確認(※)。
(※)この時に爺を発見・攻撃したのかは不明。第19話では爺にこれといった外傷が見受けられないため、おそらく爺の避難の方が早かったのだと思われる。
ガッシュ達にブラゴの術が入った瓶を取られてしまった後は、ジリオンからのアイコンタクトで指示を察し、黒い沼を展開することでガッシュ達とシェリーを分断。ガムと組んでガッシュ達の相手をする。
復活したブラゴの圧倒的な力によってジリオンの首が飛ばされてしまうも、むしろ清麿が『合力』の詠唱に気を取られている内に黒い沼を広げ、結果的にガッシュと清麿をも分断することに成功。
この際の台詞で、ジリオン達が「ゼブリット・ブラザーズ。国中に恐れられた黒炎の心臓の兄弟」なる存在だと判明した(詳細こそ不明だが、彼らの外見や能力から察するに、生前の時点で人間ではなく「悪魔」や「魔族」の類であったのだと思われる)。
また、第19話では両腕どころか首から下が全て沼に変わってしまっていた……のだが、第20話では沼に変えていた部位が全て元に戻った上で平然としているため、ジリオンと共に命を散らすつもりではなかった模様。
大切な『兄貴』たるジリオンの最期を目の当たりにした後は、沼に取り込んでいた木々を乱雑に吐き散らし、
「良~い決闘だったぜ~兄貴」
「いいなぁ オレもそんな戦がしてえな…」
「『負け』じゃなく『勝ち』の方でさ だからよ…」
「今日はここで下がってやるぜ」
「またな」
……と、今後の再戦を示唆し、リーザ・ガムと共に一時撤退した。
関連タグ
ジリオン・リーザ・ガム……ゼブリット・ブラザーズの仲間達。特にジリオンを「兄貴」と呼び慕っている模様。
シェリー・ベルモンド……フランスにて交戦。