※各作品についてのネタバレを含みます。
概要
『RiseOfTheGuardians』の主人公である雪の妖精・ジャックフロストと、『アナと雪の女王』のヒロイン・エルサのカップリング。
片やドリームワークス、片やディズニーと、製作会社の垣根を越えて二人を結びつけたのは、雪や氷を操る力。公式ではまったくの無関係なのだが、海外の二次創作畑で盛り上がった。
それぞれ魅力的なキャラクターでありながら、作中で他の人物とくっつくわけでもなく、平たく言ってしまえば独り身同士であるため、「この二人って案外お似合いなんじゃね?」とカップリング熱を滾らせた海外ユーザーが創作したものが、おそらくは始まり。
自由気ままで「楽しいこと」が大好きな妖精(約300歳)と、孤独と不安の幼少期を過ごした一国の女王(21歳)という、広げ甲斐のある組み合わせのせいか、投稿されるイラストの方向性は多岐に渡る。日本での『アナと雪の女王』の公開時期に重なる形で、pixiv内でブームを起こしたあのネタとの親和性も高い。
クロスオーバーにもかかわらず人気は非常に高く、2015年4月現在RotG関係のカップリングタグでは最も多く投稿されており、アナと雪の女王関係のカップリングタグでも投稿数2位の多さを誇る。
(ちなみに、2人を描いていてもカップリングのつもりで描いているわけではないものもあるので注意)
魔法の比較
ジャックフロストはその名の通り、霜をおろし雪を降らせ、雪休みを引き起こすいたずら好きの少年妖精。風に乗って飛び回り、身のこなしは非常に俊敏で、身の丈以上の杖を半身のように振るう。
ものを凍り付かせる点に秀でており、窓に霜を張ってラクガキしたり、その絵を立体にして動き回らせるなど自由度は高い。備わった力を思うままに使いこなす一方、腹立ち紛れに力任せの荒々しい氷結を見せることも。そのように生まれたという点は大きいだろうが、力の扱いは非常に精度が高く、何より雪の結晶一片で「楽しい」気分を引き出すのが彼の本質と言えそう。
エルサは海辺の貿易国を治める国王夫妻の長女にして第一王女。生まれついて得た、両手から雪や氷を自在に生み出す力を、幼少期からそれなりに使いこなしており、魔法の扱いについては早熟だったことが窺える。劇中での望まぬ「活躍」は彼女の力の強大さを物語っており、長期間にわたって広範囲を低温状態にする効果も確認できる。
気の持ちようが力の発現に忠実に反映されるため、哀しみで寝室は冷凍庫と化し、不安や焦燥で刺々しい氷が生まれ、パニック状態だと所構わず氷像にしてしまう。氷での造形にいたっては、山の急斜面に数分で宮殿を建てるという離れ技を披露。雪だるまに命を吹き込み、専用の雪雲まで作ってみせるあたり、発想次第で何でも出来そうである。
自身の力を受け容れたエルサのその後は、噂の短編映画で描かれるのだろうか。
ちなみに、ジャックフロストは人間だった頃に妹を助けて凍った池に落ち、エルサは自分の力から妹を守ろうと距離を置く。そんな兄であり姉であるかれらに共通点を見出す者もいるかもしれない。
別名・表記ゆれ
海外ではエルサとジャックフロストのコンビは、綴りの繋ぎやすさから「Jelsa」(ジェルサ)と呼ばれているため、こちらのタグでの投稿も多い。