諸元
名称 | JM6-S ジャガーメック |
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重量 | 65トン |
エンジン | マグナ260 |
歩行速度 | 43.2km/h(4MP) |
走行速度 | 64.8km/h(6MP) |
放熱器 | 10基(追加ナシ) |
武装 | AC5x2 |
AC2x2 | |
中口径レーザーx2 | |
AC2弾薬x1 | |
AC5弾薬x2 | |
価格 | 5,232,425 CビルCビル |
初めに
初出は『テクニカルリードアウト3025』であり,メックウォーリア―TRPGの日本語版が出版された際にルールブックに記載された。
がスタッフはメックの名前に神話系以外で英語以外の言葉が使われているとは想定していなかったらしく、本機の原語表記の”Jager Mech”という文字をジャガーと翻訳してしまったのである。
ネコ科ヒョウ属の哺乳動物のジャガーは英語だとJaguarである一方,狩人の意味を持つイェーガーはドイツ語でJägerかJaegerかJager、英語ではYaegerとかJaegerと表記されるため、おそらく翻訳スタッフが混同してしまったものと思われる。
ちなみにジャガーというメックは、だいぶん時代が進んだ3121年にウルフ氏族という人口が少ない代わりに進んだ技術を持つ勢力の手でターレット付きの四脚走行メックとして開発された。
気を取り直して概要
本機はその姿や武装からも察せられる通りライフルマンの兄弟機ともいえる存在で、開発はライフルマンと同じカロン重工で、ロールアウトはライフルマンのゲーム内標準モデルのRFL-3Nが2770年なのに対しこちらは2774年から市場に出回っている。
ライフルマンの熱い・薄い・弾薬無いという問題を解消すべく開発者は骨格とエンジンを変更して総重量を65トンにし、大口径レーザー(LL)二門を速射砲最軽量級のAC2二門に換装。更にはAC5の弾薬を1トン分追加した
その結果”AC2は25ターン分&AC5も20ターン分となり継戦能力は増加”し、更には”中口径レーザーを含めた全火器を一斉発射しても静止状態なら同じターンに排熱完了できる”ようになりライフルマンの熱いと弾薬無いは改善された。
…が、弾薬を確保しようとした結果今度は”装甲がさらに薄くなってしまい軽量級並みになり更には弾薬が胴中央に収まりきらなくなったため割と脆い左右胴にも弾薬を搭載する羽目になった。しかも頭部を除く上半身はそこそこ打たれ強いライフルマンと違い腕の装甲はたったの6点しかなく大口径レーザーが直撃しただけでいきなり腕に致命的命中が発生するほど脆いし脚もウルバリーンのキックを受けると装甲がすべて剥がされるとライフルマンよりさらに貧弱”と薄いの問題はさらに悪化。更には”AC2は射程こそ長距離ミサイルを上回るものの基本ダメージが貧弱すぎるので「ちょっかいは延々とかけられるものの瞬発力がライフルマンに比べ物足りない(但しMLも使用可能な射程なら安定性はこちらが上)”と今度は火力が弱いという問題が浮上してしまった。
結局上記の問題からライフルマンを淘汰するには至らず、両者は状況に応じて使われるようになった。
割と重量があるので、改修したら概ねライフルマンと似たような感じになるだろう。
STEAM版
AC2とAC5の威力が跳ね上がり火力は増大した。
一方で本作では精神ポイントのようなものを利用するか転倒しているメックを射撃する場合は任意の部位を狙い撃ちできるようになったので、両脚を狙って破壊することで無力化するのは容易い。そして残骸報酬も胴中央を狙って破壊するよりも多い。
カスタマイズするなら砲撃系のハードポイントが4つあることを利用して、一問につき1ターンに二発弾を発射するウルトラオートキャノン2(UAC)を四門搭載して浮いた重量を装甲に回して弾幕パワーで戦うのも面白いかもしれない。本作ではボードゲーム版やメックウオーリアーオンラインと違い弾詰まりを起こす心配がないのでウルトラオートキャノン系が大変強力な武器となっているのだ。