概要
『BEASTARS』の登場動物。明るい優等生のラブラドールレトリーバー。
主人公レゴシの幼馴染。イヌ科同士で実家も隣。コミュ症なレゴシの良き理解者。
子供の時から頭が良く、今在籍しているエリート校のチェリートン学園に於いても学年トップの秀才。
プロフィール
人物
成績は学年トップの優等生。レゴシとは実家が隣で幼馴染みで理解者。左利き。
作者からは本編では唯一の明るい男と語られる。肉食獣だが血とかは苦手。
レゴシをよく観察しており、人は良いけど不器用で社交性が低くたまに奇行に走り社会でやって行けるのか不安になるその遅々たる成長を見守っていた。
しかし最近の、この17歳の春〜夏にかけてのレゴシの大きい変化・急成長ぶりに、逆にお兄ちゃんちょっとついていけない………そんな気分の幼馴染である。
おおよそレゴシのことは知っており、家族関係や恋愛事情・調子が悪い時の鼻息すら把握している長年の付き合いだが、たまに起こるミステリーモードは未攻略。女性の趣味などもここ最近見つけてしまった。
今は不器用でも成長して大人になるにつれてレゴシも強くなっていくだろうし、普通に幸せに生きて欲しいと思っていたが、実際強くなればなるほどバイオレンスなことに巻き込まれている彼をどう見てたらいいのか分からないでいる。
経歴
幼少期から頭が良く、自身の種族をオオカミから色々削られて「作られた種」としてコンプレックスを抱えており、それ故にオオカミに憧れを持っていた。
というのも当時から90年前の草食獣と肉食獣の間で起きて1年半続いた大戦争をきっかけに改良品種として作られたのがイヌとネコという種族。肉食獣の闘争心をなくし知能が上がるよう設計されているらしい。理由は戦争防止と言われている。
そのイヌであるジャックは周りから「作りもの」と囃し立てられ、しかし自分の種族の存在意義から怒ることも出来ず、孤立感を味わっていた。
7歳の時にオオカミのレゴシと出会い、色々あってその溜め込んだ羨ましさを彼にぶつけた。しかし逆にオオカミとしての悩みを抱えていたレゴシにはジャックの想いは共感出来ず………。結果、おそらくジャックにとってはじめてのけんかをして、そのまま付き合いを深めることとなった。
レゴシも話す前からジャックを見ていたらしく、改良されて闘争心のないジャックを羨ましく思ってた様子。
また、嫌なことをされても怒らず笑う彼を、不思議か、はたまた不愉快に思ったのか………。けんかの際、ジャックが怒ったのはレゴシがその辺りを眉を顰めてジャックに当て付けたからである。
今はレゴシのことを親友兼身体のでかい弟みたいに思っている。
(余談:48話では12年の付き合い(5歳から)があるように言ってるが49話(上記のエピソードは7歳)と齟齬がある)