概要
『BEASTARS』の登場動物。変わり者のジャイアントパンダ。
BEASTARS世界の闇・裏市にて食肉中毒になった肉食獣を専門にカウンセリングを行う異質の精神科医(有免許)。
プロフィール
名前 | ゴウヒン |
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性別 | ♂ |
誕生日 | 6月9日(39) |
身長 | 205cm |
体重 | 103kg |
好きなもの | 笹,お酒 |
CV | 大塚明夫 |
人物
裏市で心療内科を開業している医師。自称・裏市の番人。十数年間、たった1人で患者たちと壮絶な戦いをし続ける肉体派精神科医。
食肉により正気を失った肉食獣たちと幾度となく戦い、何度も殺されかけながらも治療行為を続けている。
レゴシの師匠役。
最初患者と医者として始まったレゴシとの関係は奇妙な縁で続いていき、様々な事件を経て、レゴシに肉を食べない肉食獣としての戦い方・鍛え方を教えることになった。
ゴウヒンも最初はお前のような爆弾置いておけるかと断ったが、レゴシの青臭い熱意に押され受け入れることした。今では「おかげで仕事が楽になった」といい、アルバイト的な感じでレゴシに給金を出してもいる。
彼は食殺をした患者を一切警察に届けていない。たまたまパンダとして生まれたから肉を食いたくならないというだけのクマ科の自身が、法を盾にして上から目線で裁くことを良しとしてないのだ。
自身の肉を食べてない(=強化がされていない)身体でぶつかり、精神科医としてのエゴで食肉にハマった肉食獣を変えてやる、そんな正義を通している。
変われるかどうかは本人達次第だが、変われた結果自首するものもいるらしい。
その危険極まりない仕事のため、右目は潰れ、背中の毛はほぼ禿げた。
5年前には嫁と子供に逃げられているがゴウヒン自身はそれで良かったと言う。
経歴
裏市に医者が必要と気付き十数年前に腰を据えた。しかし相手は興奮して手が付けられない肉食獣、いくらクマ科とはいえ本気で抵抗してくる肉食獣達との戦いは壮絶を極めていた。
レゴシが道に迷い裏市に入り込んでパニックになった時に遭遇、レゴシの症状を見て食肉をやらかしたオオカミと思い、気絶させて自分の病院に運び込んだ。
レゴシの背中の爪痕からか、拘束具に加え鼻を効かなくさせるよう何かを施す、本能に支配された肉食獣たちの末路を写した写真を見せるなど、肉体的にも精神的にもレゴシを弱らせながら圧迫診察を行った。
結果としてハルのことを聞き出し、本人の主観を聞いたゴウヒンの診察結果は「狩猟本能が変形した恋愛感情」一匹のウサギに個人的な興味が強すぎるのは危険な兆候である、とした。
その後レゴシが裏市でチンピラに絡まれた時に助けてくれたり、シシ組に無謀な突入かます時も付いてきてくれたり………面倒見の良さが凄過ぎないだろうか?(なおその時ライオン7頭と戦っていたが、その後の描写により5、6匹程屠ってるらしい描写がある。)
食殺犯に襲われたレゴシから頼まれた修行の話も一度は断ってるが、なんだかんだ受けてくれた。(直前言ってたデメリット全部飲んでくれたってことですよね?)
その他(ネタバレ注意)
大人の肉食獣たちの裏話
このBEASTARSの世界では基本的には食肉行為は禁止されており、肉食獣たちは鳥類の無精卵・大豆製品各種・食虫などでタンパク質を摂取して暮らしている、と言われてるがそれは表向き。
作中世界には裏市と呼ばれる場所があり、そこで大人の肉食獣たちは草食獣の肉を購入して食べている。それらの肉は病院や葬儀屋が密かに卸しているもので、非合法ながら流通している。
そうやって肉食獣たちの本能を発散できるからこそ社会は表の秩序が保たれている、らしい。
本能と身体
肉食獣たちは血や肉のにおいや味を感じると興奮、特に大型の肉食獣は戦闘向きの生態をしているため戦闘や食肉を行うと著しく精神が高揚・身体能力が強化・成長して手が付けられなくなる。
更に食肉には快楽を伴うため、一度ハマってしまうと自力では抜けられず、そのままズルズルと続けていく。一部の肉食獣はそういった草食獣への捕食本能を草食獣の魅力・自身の心の内から出た好意と捉えて仲良くしようとするが、その場合、相手への好意が高まるほど捕食本能も強く付随することになる。
名前ゴウヒンの由来
和歌山県のとある動物園ではパンダの名前の後ろに必ず「〜ヒン(浜)」と付けることを参考にしたとのこと。
関連イラスト
関連タグ
BEASTARS レゴシ ジャイアントパンダ 精神科医 隻眼 ストレス ハゲ バツイチ インテリ
間黒男 声優が同じ大塚である事と、あちらは外科医だが、同じ医者である事。更に、白黒で傷跡があるなど共通点が多い。違いは免許の有無か。