概要
メロンとは漫画『BEASTARS』の登場動物である。第124話「絵の具 混色するほど黒ずむ」にて初登場。
プロフィール
人物
優しげな性格のガゼルで、ゾウ対応のカウンセラー。糸目であり、いつも顔を覆う大きなマスクをつけている。
大型の草食獣であり、一般的に"強い"と称されるゾウのカウンセラーは同じく"強い生物"である肉食獣が多い中、ガゼルという草食獣の立場でカウンセラーを生業としている数少ない獣である。
周りから畏怖の目を向けられがちなゾウに敬意を示しており、カウンセリングルームの備品は全て正規のゾウサイズに合わせたものを使っている。
正体
「俺の名前はメロン」
「覚えといてくれよ」
「"愛の失敗作"による 復讐を始める」
「この畑に実がなる時...俺はどうなってるんだろうな」
「未来が明るいぜ まったくよ!!!」
本来の性格
正体は、ヒョウとガゼルのハーフ。優しい草食獣の皮をかぶった犯罪者である。
大きなマスクと優しげな表情の下に隠れているのは、ヒョウの牙と肉食獣特有の瞳孔の小さな眼。
草食獣の俊敏さと、肉食獣の獰猛さの二つの特徴を兼ね備えている。
上記のゾウのカウンセラーは、ゾウになるべく警戒されずに接触する機会を作り、違法である象牙売買を隠すための仮の姿である。(カウンセリングルームの床下には牙のないゾウの頭骨が積み上げられている)
またハーフとしての体ゆえか、重度の味覚障害を患っている。肉食獣、草食獣双方の味覚を持ち合わせておらず、肉を食べても野菜を食べても味を感じない(本人曰く「砂の味」)ため、「美味」という感覚を知らずに毎日を過ごしている。
「草食獣であり肉食獣でもある」ことを活かして悪虐の限りに躊躇いがない危険人物。また、草食の特徴が強いこともあり、BEASTARSの世界観では草食獣は常に被害者と言う認識が強いために草食系の獣の捜査からは一種のアンタッチャブルな存在(草食獣から希代の犯罪者が表れ、公表する事が望ましくない)として扱われ、肉食獣に追われれば哀れな被害者を装えるため、逮捕が困難。
来歴
ヒョウの母親とガゼルの父親のもとに生まれる。
物心ついた時には父親はおらず、母子家庭で育った。
いつも笑顔で部屋に甘い香りを漂わせていた、おとぎ話の世界にいるような母だったが、ある時学校で自分の名前の意味を母親に尋ね、その流れで父について聞くと、母は父の食殺を示唆した。
そんな母に苛立ったメロンは高熱のアイロンを母の腕に押し付け、母はいつも通りの笑顔を崩さなかった。
そして、そのまま母を撲殺し、警察に強盗が母を殺したと嘘の通報をした。
その他
関連イラスト
別名・表記ゆれ
pixiv内でのイラストタグはメロン表記が多い。