レゴシの言葉
「彼は…無念だったと思います…」
「このスポットはテムの見せ場で当てるつもりだったんだ…」
概要
レゴシとは漫画BEASTARSの主人公である。チェリートン学園の高等部2年生のハイイロオオカミで、花形部活演劇部で照明を担当している。肉食獣としての生き方に迷い悩む。
プロフィール
人物
「怖がられても嫌われてもそうやって生きてきた」
「悲劇が好きなんだ」
(好きな理由は共感して…ただ静かな気持ちになったり)
奇人の大型オオカミ
チェリートン学園高等部演劇部2年美術チーム照明担当。種族は食肉目イヌ科最大のハイイロオオカミ。
家族は父が逃亡、母とは死別したため祖父のみ。現在は寮住まいで、肉食棟701号室に他のイヌ科のルームメイト合わせて6名で生活している。
長めの一重まぶたと顔横の長めの毛が特徴。
地味だが真面目で心優しい性格。身体はイヌ科の中でも大きい方だが心はかなり繊細なものを持っており、力と闘争心の高いオオカミという種族に生まれたことを悩んで生きている。
この世界におけるオオカミは肉食動物の中でも戦闘種族的な体質であり、特に何もしなくても強靭な肉体を誇っているが、オオカミの中でも特に大きいハイイロオオカミのレゴシは成長期の現在、日々成長する自身の変化をあまりよく思っておらず、出来るだけ周りから強い生き物と思われないように過ごしている。
やたらと含みを含んだ行動(恐怖モード)やいきなり動きを止め考え事をし続ける行動(瞑想モード)、自分だけが気付いた奇妙な点を語り始める(ミステリーモード)等、奇行が過ぎる時がある。
虫が好き。理由は「目の前のことに一生懸命で 危害さえ加えなければ 警戒してこないから」。
演劇部の部員たちの事も同様に部活中一生懸命なところを気に入っており、彼なりに部活・部員に愛着を持って部活動に励んでいる。
基本的に高等部に入学してからは学校から出ずに過ごしており、買い物はネットで済ましている。外が楽しいと思ったことがないらしい。
初期は白と黒で言えば白寄りの思考で、正義や道徳を重んじすぎるところが有ったが、ゴウヒンとの出会いや他の獣達との関わりあいを経て、割り切れない事に対する柔軟性も獲得していく。
変わり者の春
自分でもおかしいと思う
ただただ 目をそらせないでいる
もっと君と 話していたいだけだ…
高等部2年の夜に偶然出会った3年生の白ウサギ、ハルに心を奪われてしまい、仲良くしたいと近付いていた。
しかし役所との隕石祭の打ち合わせの帰り、裏市に迷いこんだことでゴウヒンと出会い、カウンセリングを受けて、色々と考えに考えた末、自分の本能も鑑みて肉食と草食の距離感を保とうと思うが
隕石祭準備中にルイと仲良くしているハルを見て嫉妬、自身の初恋を自覚した。
そして直後の停電事件により彼女の好きなのがルイなのも知った。
ルイのことを尊敬しているレゴシはもう既に負けた気になっており、ハルのことを諦めるつもりになっていた。ハルもルイ先輩が好きなら成就しないから気持ちだけ伝えようとハルに告白しようとする。が、ハル本人からカッコつけるとか心の準備とか色々がないとその場での告白自体を拒否。隕石祭の日に待ち合わせすることにした。
直後裏市のヤクザ・シシ組に攫われたハルを助けるため、レゴシはゴウヒンと共にシシ組に乗り込む。すったもんだの切った張ったの末、ハルを助け出した彼だったが終電を逃したため彼女と一緒にラブホに泊まることになった。
まぁ何もないけどね。何かやろうとするとハルちゃんの方が口に飛び込もうとする被食者側の本能が分かっただけで。(何かやろうとはした)
交際が始まった訳ではないが、ハルちゃんの方は遊びをやめた。たまに会っては話をしている。
校内の危険な肉食獣を追う
「以前ある先輩にも言われたことがあるんです…「責任を持て」と」
「俺…彼の謝罪を…虚しくしたくないです」
諸々の事件を乗り越え妙な落ち着きと風格が出てきたレゴシ。そんな彼に目を付けたロクメから依頼されたことにより、テムを殺した学校の食殺犯を追うことになる。
テムが関わりを持ってた肉食獣は部活内だけ。レゴシは一先ず探りを入れてみるが、まぁ不器用極まりこの上ない彼はむしろ部員から心配を買って終わる。
その晩に何者かに襲われる。理由は不明だが明らかに殺意を持って行われ、そしてレゴシは手も足も出なかった。仕方ないのでレゴシは情報欲しさにディープな二者間の口唇による接合を決めた。それに動転した犯人は逃げていった。
流石に学校に居続けるのは危険と判断。裏市のゴウヒンのところに相談に行き、修行を付けてもらえないか交渉する。
結果として学校に行きつつゴウヒンに修行を付けてもらえることになったが、シシ組が幅を利かせてるのもあり、覚悟ってことで全身の毛を刈ってパッと見別人の白レゴシになった。
裏市でゴウヒンとともに食肉によって凶暴化した肉食獣たちを取り押さえる日々、それと共に食肉の本能と戦う精神修行が始まった。
経歴
子供時代から〜現在
子供時代からあまり積極的に外部と関わろうとしない性格だったようで、小学校の校庭の隅っこで1人で砂遊びしてたりしてるうちに誤解を受けたのか、妙な噂を流され孤立していた。そこに当時は犬という作られた種族にコンプレックスを抱えオオカミという先祖に憧れていたゴールデンレトリバーの少年ジャックと一悶着あり、積極的に関わられていくようになる。現在ジャックはレゴシの仲のいい幼馴染で良き理解者となってくれており、全寮制のチェリートン学園では他のイヌ科生徒と共に同室で暮らしている。
中等部になった彼は演劇部に勧誘され参加。
高等部の現在は美術チームのベテランとして仕事を果たしており照明を担当している。ただ、多少は喋ってるようだが子供の時と一緒でしっかりとコミュニケーションを取っている訳ではなさそう。
その他
モデル・名前の由来
顔:マチュー・アマリック(仏)
佇まい:松山ケンイチ
名前:ベラ・ルゴシ
関連イラスト
関連タグ
ハル(BEASTARS) ジャック(BEASTARS) ルイ(BEASTARS)
ランガ:CVが同じ、狼モチーフのキャラクター。
🐺🐺🐺🐺🐺🦎🐺🐺🦎ネタバレ注意🐺🐺🐺🦎🐺🐺🐺🦎🐺
レゴシの家族
レゴシの「じいさん」の名前はゴーシャ(コモドオオトカゲ)。
種族間の紛争に必ず現れ、数々の戦場で名を上げた。その当時まだ17歳。
その圧倒的な強さと身体の大きさから恐れられていた。
後に一匹のメスオオカミと出会い、以降戦場から消えた、いう噂。
この噂は尾鰭がついた物で、実際は草食獣のヤフヤとコンビを組み治安維持に精を出していた、だがメスオオカミと恋に落ち表舞台から消えたのは本当。
レゴシはそんな実祖父を持つクォーター。爬虫類と哺乳類の一族の末裔である。
(このBEASTARSの世界では異種族でも繁殖できるが、基本的には同種族で番い、血を保つのが一般的。異種族での結婚は珍しく、特に爬虫類と哺乳類のように差異の大きい種族間での結婚は異様とも言えるらしい。さらに言うなら、レゴシがウサギ用のエロ本を持っているのを見つけた時のジャックの反応からすると、いわば特殊性癖扱いされていると思われる。)
レゴシの母親はレゴシが12歳(作中5年前)に自殺で亡くなっている。それもどうやらこの祖父が関係しているようだが………