概要
週刊少年チャンピオン(秋田書店)にて2016年41号から2020年45号に掛けて連載された漫画。作者は板垣巴留(いたがきぱる)。単行本は2020年10月17日時点で既刊21巻。累計500万部突破。
ジャンルとしてはのらくろ、ディズニー作品に代表される典型的な動物漫画だが、かなり現代的なアレンジが加わっている。
そこは肉食獣と草食獣が共存して社会をつくり、様々な動物が隣り合って生活をする世界。その中の全寮制の中高一貫校「チェリートン学園」へ通う動物たちの生活の様子を描いた群像劇を描く。
同作者の前作、二足歩行の動物たちが織りなす人間ドラマが見所の作品である『BEAST COMPLEX』(ビーストコンプレックス)を下敷きに、少年漫画を意識して描かれた。
秋田書店「BEASTARS」宣伝動画。
「このマンガがすごい!2018」オトコ編で第2位を獲得したほか、マンガ大賞2018、第21回文化庁メディア芸術祭マンガ部門新人賞、第22回手塚治虫文化賞新生賞、第42回講談社漫画賞少年部門を受賞。
2019年にはテレビアニメ化もなされている(詳細後述)。
さらに舞台演劇化される事になった。2020年のゴールデンウィークに東京・大手町日経ホールにて上演後、大阪でも上演される予定だったが、COVID-19の影響を受け中止となってしまった。なお、タイトルは「BEASTARS THE STAGE」。
BEASTARS原画展
板垣巴留「BEASTARS」初の個展「BEASTARS原画展 ~板垣巴留の世界~」が、2019年2月22日から6月9日にかけて東京・明治大学の米沢嘉博記念図書館1階展示室にて開催。
同展では会期を4つに分け、会期ごとのテーマに沿って合計約150点の原画を展示。2月22日から3月18日までの第1期は「肉食と草食」、3月21日から4月15日までの第2期は「思春期と大人」、4月19日から5月13日までの第3期は「女性と男性」、5月17日から6月9日までの第4期は「レゴシとルイ」といったテーマを設け、また会場内では原画のほか、アナログで描いている板垣の作画の様子が映像で公開されていた。
さらに3月9日に明治大学アカデミーコモン9階の309B教室で行われたトークイベント「動物に託した思い」では、板垣が、制作秘話や作品を描くにあたっての心構え、作品の成り立ちなどが板垣から語られた。
作品解説
擬人化した動物たちが理性的に行動し、お互い意思疎通しながら平等に社会を構成するも、肉食獣と草食獣、その相容れない関係と価値観は度々社会的な問題を引き起こしている。
主人公のレゴシ(ハイイロオオカミ)は自身が肉食獣であることに劣等感を抱えながら、時に事件に、時に部活に、時に恋とも食欲ともつかない本能に振り回され、奔走する。
肉食動物や草食動物の本能をメタファー、アレゴリーとして人間的な悩みを赤裸々に描き出す。
あらすじ
肉食獣と草食獣が共存する世界。そこには、希望も恋も不安もいっぱいあるんだ。チェリートン学園の演劇部員レゴシは、狼なのにとっても繊細。そんな彼が多くの動物たちと青春していく動物群像劇が始まる!!
ある日、チェリートン学園にて生徒の一人、テム(アルパカ)が殺された。調査した警察は学内の肉食獣が関わっていると言う。この世界における禁忌は肉食…それを聞いた草食獣らは肉食獣らと
距離を取り牽制する。
肉食獣と草食獣、その喧騒が学内に広がり、特に同じ演劇部に所属していたハイイロオオカミで
あるレゴシも疑われることになる。
しかし結局犯人は分からず、また動物たちは元の様子を取り戻していく。
一方演劇部では伝統の演目『アドラー』の新歓公演が控えていた。役者のテムが死んだことで水の精オディーに代役を立てることになるがもう本番1週間とない。役者長のルイは代役ゾーイの演技指導のため校則違反だが体育館への夜間侵入を行う。レゴシはその稽古の見張り役として外でうろついていたがあんな事件のあった夜中、誰も来ないだろうと高を括っていた。しかしある一匹の雌うさぎと遭遇してしまう………。
登場キャラクター
メインキャラクター
CV:小林親弘
本作の主人公。高等部2年演劇部 美術チーム照明担当。食肉目イヌ科最大のハイイロオオカミ。4月9日生まれ17歳O型185cm71kg。好きなものは昆虫と天気予報。
肉食獣としての生き方に迷い悩む。やたらと含みを含んだ行動(恐怖モード)やいきなり動きを止め考え事をし続ける行動(瞑想モード)等、奇行が過ぎる時があるが心優しい狼。
部活の先輩ルイから校則破りのための見張り役を頼まれた霧の濃い夜、レゴシが突如見つけてしまったのは、とても小さなうさぎと、自分の本能だった。
高等部3年演劇部 役者長。3月29日生まれ18歳A型172cm53kg好きなものセロリ。演劇部の花形役者であり、学園の権力者。ホーンズ財閥の次期後継者でもある。学園全体を統べる『ビースター』の称号を狙い、誰にも隙を見せず、誇り高く強気な態度を崩さない、そう振る舞っている。
新歓として行われる演劇部伝統の劇『アドラー』を成功させようと励むが、校則違反の時間外練習で足に怪我をしてしまう。部員に隠して本番に挑み成功するが……。
ハル(🐇ネザーランドドワーフ種の白兎♀)
CV:千本木彩花
本作のヒロイン。高等部3年園芸部 部長(といっても部員は彼女1人)。10月19日生まれ18歳O型105cm15kg好きなものは朝ドラ。諸事情からイロイロと噂されている。とある夜、学校内で自分よりはるかに大きい肉食獣(レゴシ)から襲われるが、とりあえず逃げだせた。
ある日花をもらいに来たレゴシに部活の一部を手伝ってもらえたため、お礼に食事でもと誘う。するとレゴシがなにやら言い澱むので、噂を聞いて来たのだと思い性的に迫った。
レゴシの想い人。ルイの情人。あとまぁ対等な存在として接するために身を重ねることを振る舞っている。
ごく一般的なウサギ家庭の生まれだが、自分の種族が周りから弱者として同情の目線を買うのを10歳頃からコンプレックスとして抱えていた。そんな中、中3で大型ウサギに告られ流された時に自分と他の動物とが対等になれるひとときを発見した。その時から彼女はそのひとときを離さないでいる。
ジュノ(🐺ハイイロオオカミ♀)
CV:種﨑敦美
高等部1年演劇部 役者チーム。2月12日生まれ16歳AB型170cm51kg好きなものはスイーツと散歩。演劇部に入ったばかりの新入部員。キビからは「新入部員で段トツ可愛い」と評価されている。
学外でイヌ科市民が徒党を組んで食肉事件を起こした日の放課後、それをネタに男子生徒に絡まれているところをレゴシに助けてもらった。それ以来レゴシに憧れている。
一時は他の女子部員から妬まれ避けられ孤立気味だったが、明るく気立ての良く振る舞い、上手く立ち回り、信用を得て見せた。割と気が強く実力派。欲しいものは自力で取りに行く。
その一方では「日の当たる場所でないと肉食獣は輝けない」という価値観を持っており、普段の言動もこうした思想や自身に対する絶対的な自信に由来している。このため、ルイからはその本心を見透かされ、「自信過剰で自分は全てを手に入れられると思い込んでいる強欲な女」と指摘されている。
チェリートン学園
名門中高一貫校。全寮制。ここから輩出されたビースター(動物たちを統率する英雄的地位)には社会的にも大きな期待がかかっている。しかしここ5年、ビースターに選ばれる生徒は出ていない。全校生徒で3000匹程。
第二講義室にて生徒が1人食肉事件の被害者となる。
ゴン(学園長、🐯シベリアトラ♂)
CV:佐々健太
左目に引っ掻き傷のある壮年のトラ(55歳)。この『ビースター』という制度には反対的。評議会もいやに思ってる。若い動物たちがそれぞれ青春を謳歌し、悩み、秘めた本能との葛藤が始める、それが10代。『ビースター』という制度はその状況下でただ1人の生徒に強制して重荷を負わせるのが納得いかないでいる。その為、不必要に自分の学校から『ビースター』を選ばないことにしている。ヒーローは探すものではなく生まれるもののはずと宣言している。生徒の成長をくまなく見守っている。
しかし、評議会にてパライト学園の学園長に食殺事件を突っ込まれ、強制的に「食殺事件の犯人を突き止めた生徒をビースターに選ぶ」事にされてしまう。食殺事件解決後、警察と大人の都合でレゴシが食肉したことと退学してしまったことで公表出来ず、ルイが食殺犯を見つけた表向きの功労者にされることになる。気が弱く話を上手く通せずにいるがおおやけに出来ないことが悔やむ程事件を解決に導いた2匹の功績は素晴らしいと思っていて、正道を大事にしてることに変わりない。
副学園長も少なからず理解している。
『BEAST COMPLEX』には彼の少年時代が描かれている。
演劇部
チェリートン学園の人気のクラブ。各大会でも優秀な成績を修める強豪。最近その功績を称えて学園からチェリートン学園栄誉賞を授与された。
変わった入部条件があり、裏テーマの「生き様を見せる」という目的のため、それぞれ事情や問題を抱えたワケあり生徒を顧問が見極め中等部1年の頃にスカウトしてくる。その後練習や上下関係に耐え続けた部員が残っている。そのためか一癖二癖と持つ生徒が多いため衝突も多い。
演出者の下に部長が付き、その下で台本担当・音響チーム・役者チーム・ダンスチーム・美術チームに大別され、そこから各担当に分かれている。現在33匹。なおその演出者は不明になっている。
チェリートン学園が肉食草食完全別学になっても唯一演劇部は共存共栄で活動していた。
CV:落合福嗣
演劇部部長を務める。部内でも数少ない良識人で、一癖二癖ある部員たちの扱いに苦労している。
卒業後次の部長はルイの指名によりビルに就任された。
CV:大塚剛央
校内で殺された生徒。レゴシとは仲が良く、また同じ演劇部に所属するエルスに片思いをして
いた。役者チームにおり、水の精オディー役に起用されていた。
CV:渡部紗弓
ダンスチーム。可憐で優しい性格だが、思い込みで他人のことを決めつけてしまう短慮な一面が
あり、当初はレゴシに対しても良い印象を持っていなかったが、とあることがきっかけでその心優しい性根を知り、誤解を解くようになる。以降は彼のことを知る数少ない存在となる。
テムが想いを寄せていたメスのヒツジ。
また肉食獣のよき理解者でビルとも仲がよい。ビルが裏市で草食獣の肉を買ったことに気付いていたが、それも含めてビルのことを受け入れている。ただしチェリートン学園が肉食草食完全別学になり部活も活動中止にする通告を聞きビルに話したがビルは肉食獣には意見する権利ない思いで、仕方ないし自分の身の安全が確保されると聞いた時はビルに言われたくなくて弱虫と放ち部内の噂とロッカーで聞いた裏市で肉を買ったこと、自分がメストラだったら抱けるというバレバレなことを明かしながら怒鳴った。怒ることに慣れていないため怒って話してる途中疲れ果てて倒れそうになった。
CV:岡本信彦
役者チームにいたが出演しても超脇役な上ミスること2回。この不始末により、広報・美術チームに回され、レゴシと同じ照明担当になる。生まれた瞬間から親に捨てられハイエナ一家に育てられた。口は悪いが根は実直でコミュ力が高く、色んな部員とよく喋っている。
CV:室元気
中等部で役者チーム。テムの後任として水の精オディー役に選ばれる。
CV:原優子
高等部3年。ダンスチームリーダー。振り付け長。お金がなかったため14歳にして「肉食メスクラブ」で女王様のバイトをしていた。自身が肉食獣とあって群を好む草食獣との価値観の相違、心の距離感に少し悩む。
モキチ(アナグマ)
高等部3年。音響チーム音楽長。
CV:室元気
美術リーダー。周囲によく気が回る気遣い上手なオネエキャラで、和を大事にする性格。不器用なレゴシのことも気にかけている。
CV:井口祐一
美術チーム。極めて大らかな性格だが、ハルの悪評を鵜呑みにして関わり合いになるのを避けようとするなど流されやすい部分もある。
クロヒョウのタオとのストレッチ中に腕が千切れてしまう事故に遭い、縫合手術とリハビリを受けるために長らく入院生活に入っている。勿論タオに悪意がないことを分かっていたため、「自分も肉食を怖がり続けるのは嫌だから」という考えに至り、お見舞いに来たタオの謝罪を受け入れ、和解する。
CV:榎木淳弥
美術チーム。余計なことをいう。
CV:虎島貴明
高等部2年。役者チーム。新歓の『アドラー』では敵役をやっていたが2日目の公演での主役アドラーに抜擢される。口が達者なお調子者だが、少々モラルのない問題児な一面がある。しばしば抑圧されない肉食獣らしい強さを周りに見せつけたがっており、時々正反対の考えを持つレゴシと揉めているが、根は善良。
3年からはルイの指名で部長になる。
CV:兼政郁人
高等部2年。役者チーム。同期生で同じ肉食ということもあって、レゴシやビルともよく喋っているが、ビルに比べて社会倫理を重んじる良識人で、周りもよく見ている。年齢制限上飛行許可証を持っていないため、街中では未だに飛べない。
CV:大内茜
高等部2年。役者チーム。新歓の『アドラー』ではヒロイン役を演じているが、テム食殺事件発生時にビルと激しく口論するなど、素の顔は非常に負けん気が強い。
CV:梶裕貴
役者チーム。ルイの代わりなのか急に入ってきた華のある一年生。
女の子にモテる生意気現代っ子な悟り世代。
危ないなと思えば肉食獣の諍いの間に入ることもある。
CV:白熊寛嗣
音響チーム。力仕事でよく動く。ハチミツ好きのクマ。
身長が2mを超えているため筋肉を萎縮させる薬の服用を義務付けられている。起き抜けの副作用が辛い。
CV:城岡祐介
美術チーム。小道具大道具係。
CV:小林直人
役者チーム。『アドラー』では敵役の1人を演じている。
ストレッチの最中に誤ってキビの腕を捥いでしまい、2週間の停学処分を受け、自身も精神的に強いショックを受けた。
イヌ科部屋701号室
レゴシを含むイヌ科6匹の生徒で構成された肉食男子寮の一室。イヌ科部屋とも。みんな仲良い。
ジャック(🐶ラブラドールレトリーバー♂)
CV:榎木淳弥
中型犬で167cm。成績は学年トップの優等生。レゴシとは実家が隣で幼馴染みで理解者。左利き。
幼少期から頭が良く、自身の種族をオオカミから色々削られて「作られた種」としてコンプレックスを抱えており、それ故にオオカミに憧れを持っていた。今はレゴシのことを親友兼身体のでかい弟みたいに思っている。
本編では唯一の明るい男。
コロ(🐶イングリッシュシープドッグ♂)
CV:大塚剛央
大型犬。701ではレゴシの次に大きい177cm。非常に呑気で温和だが、独占欲が強い一面もある。毛の奥に隠れた目を見た女子はみんな恋に落ちるとか。
CV:下妻由幸
ちっちゃい(40cm)。写真嫌い。レゴシとも気安い仲のようだが気安過ぎてたまに雑に扱われるのが気にくわねぇ。
CV:小林直人
喧嘩っ早いが善良な良識人。170cm。卒業までにコロとの相撲に勝つのが目標。
CV:内田雄馬
160cm。ギターが上手で、ハゲワシの友達と「残飯処理」というバンドを組んでいる。顔に出やすい。
その他の生徒・職員
ジャックの友達。
CV:山村響
絶滅危惧種であることに強いプライドを持ち、常に取り巻き数人を引き連れている。同種のオスの彼氏(CV:榎木淳弥)がいたが、ハルに浮気され破局してしまう。「絶滅危惧種のカップル」であったプライドを傷付けられて激昂し、逆恨みからハルへの悪評流しと苛烈ないじめを繰り返している。
CV:あんどうさくら
レゴシの隣の席の女子生徒。困り顔が多いレゴシのことを内心で「八の字」と呼んでいる。鳥類のメスはよくアルバイトで自身の無精卵を近くの飲食店に下ろすのだが、レゴムは学校の購買に売っている。レゴシはそれをタマゴサンドとしてよく購入するリピーターとなっており、レゴムはそれによって仕事のやりがいを感じている。
CV:くじら
チェリートン学園にたった一頭しかいない警備員。壁の中を通り、学園内で起こることを監視・観察している。レゴシに目を付けており、ある日テムの食肉事件解決をレゴシに頼んできた。
ピーチ🐑
CV:本渡楓
シイラのクラスメイト。羊系の女子生徒。
最近のビーストブックブームにハマってる。
裏市
脱法的に肉等の販売を行っている場所。
肉の出所は病院や葬儀屋から密かに提供されたもの。また、借金などで首の回らなくなった草食獣・肉食獣が自身を売りに来る等グレーゾーンのモノが一応中心。
この世界における食肉は肉食動物にとって酒やタバコ、麻薬のような複雑な側面を持ち、社会が平穏を保っているのは裏市が存在するからだが、それ故にヤクザが仕切り裏で誘拐、殺害された草食動物の食肉(完全な違法)なども高値で取引されている。
CV:大塚明夫
自称・裏市の番人。心療内科医。十数年前から裏市で活動、草食獣に自ら手を掛けた肉食獣をとっ捕まえては自身の患者にしてカウンセリングを行っている。39歳。
裏市に迷い込み、パニックに陥ったレゴシを前科者と間違えて捕獲、カウンセリングを開始した。
CV:原優子
裏市のストリップ劇場『HAPPY & HEAVENジャングル劇場』で8年働く売れっ子の踊り子。ここの草食の踊り子は2年前までメジカの子がいたが、理性を無くした客にステージ上で食われたため、現在は彼女一人。支配人の意向により、檻の中にて踊り、脱ぎ、肉食たちを挑発する。
シシ組
アジトの前で見せしめに草食の生首を吊るし上げているライオン系極道。彼らが首謀した事件では警察も動かないことが多い。去年同じライオンの問題として市長が動き潰したつもりだったが生き残っていたらしい。
CV:楠大典
シシ組の構成員。メガネを掛けたマサイライオン。35歳。シシ組の新組長の腹心(になりたい)。
新しい組長の才覚に一番惚れ込んでおり、無理をさせている自覚もあるため色々と気を回すが………
昔は彼も裏市で売られる側だった。
フリー(🦁ライオン♂)
CV:木村昴
シシ組の構成員。30歳。右目に引っ掻き傷が残っている隻眼のインドライオン。
シシ組きっての武闘派で、胸からお腹にかけて「猫邪羅死」という刺青を入れている。
ドルフ(🦁ライオン♂)
CV:山本祥太
シシ組の構成員。33歳。美術チームのメンバーとは同名の別人。
アガタ(🦁ライオン♂)
CV:兼政郁人
シシ組の構成員。コンゴライオン。26歳。
ジンマ(🦁ライオン♂)
CV:落合福嗣
シシ組の構成員。イブキと同じマサイライオン。40歳。
ミーゲル(🦁ライオン♂)
シシ組の構成員。41歳。
サブ(🦁ライオン♂)
シシ組の構成員。43歳。
ヒノ(🦁ライオン♂)
シシ組の構成員。33歳。
ドープ(🦁ライオン♂)
シシ組の構成員。27歳。
ソニー(🦁ライオン♂)
CV:鶴岡聡
シシ組の構成員。
ヒューゴ(🦁ライオン♂)
シシ組の構成員。
ヴィクター(🦁ライオン♂)
CV:中谷一博
シシ組の構成員。
一般社会
オグマ(🦌アカシカ♂)
CV:堀内賢雄
細目のアカシカ。ホーンズ財閥の1匹息子だが生まれつき子供が作れない身体らしい。13年前、裏市で生き餌として売られていたアカシカの子供4番を気に入り700万で購入、実の息子ルイとして育て上げた。現在46歳。
金で買った息子の愛し方が分からないと悩んでもいたようだ。遅くきた反抗期、やたらと極端な愚行に走る息子で遊ぶ。
ライオン市長🦁
CV:星野充昭
大学進学前に愛され顔整形(総額400万)した噂の市長。自身のイメージのためならなんでもやる。
cv:千葉繁
レゴシの祖父。53歳→54歳。毒持ち。
17歳の時には治安維持の仕事につき、ヤフヤと共に草食と肉食の共存を叶えるためビースター
ならぬビースターズを目指していた。
しかしパトロール中に救出したメスオオカミ、トキと交際するようにあり、半年で妊娠が発覚。
やがて一人娘・レアノ(レゴシの実母)が生まれ、夢を降りることにした。
しかしながら、爬虫類と哺乳類という異種族婚で、さらに毒持ちのコモドオオトカゲは異種族婚
を認められなかったため、事実婚の扱いとなり、長らく社会の辛酸を嘗めることとなる。
レアノが亡くなった後はレゴシの育ての親となり、一切の養育費を工面していた。
cv:三木眞一郎
現・壮獣ビースター。51歳。ゴーシャの昔の盟友。
肉食に抑圧される社会の草食獣たちを救うことを仕事にしている壮獣ビースター。草食獣離れした体躯で強く、“生きとし守護神”と呼ばれ神出鬼没。
とはいえ草食贔屓というわけではなく草食と肉食、お互い尊重しあって仲良く仕事できる社会を目指している。
ゴーシャについては恨んでもいるが、最近その孫が食肉事件を起こしたと聞き………?
cv:沖野晃司
ゾウのカウンセラー、大学講師などの様々な職業を持つ犯罪者であり、快楽殺人鬼。
いつも大きなマスクをつけており、ヒョウの特徴を持つ口元を隠している。
コーポ伏獣
レゴシが住むことになった安アパート(504号室)。木造地上6階建。築56年。フロなしトイレ洗面台共用。学校から電車30分、センター街まで電車10分、裏市まで徒歩10分。
cv:折笠富美子
レゴシの隣人。肉食獣向けのスポーツ用品メーカー勤務。29歳。
会社でハラスメントを受けているヒツジ。それでもキャリアウーマンとして頑張ってきたが、最近営業部から接待要員に異動になり、大人のイジメはますます酷くなるばかり。
一回現状を見つめ直そうと気張って借りてたマンションから安アパートに引っ越した。
cv:玄田哲章
3階に住む海出身者。この世界では海洋生物は陸と異なる独自の言語・世界観を持っており陸海のハーフに当たる。半年前まで海に住んでいたが翻訳者を目指し勉強中。
陸の異文化を受け入れ理解しようと努めている。ただ家だと裸族(海では着衣の習慣がないため窮屈らしい)。レゴシといい隣人関係を築いている。
602号室の住人。広告代理店勤務。31歳。
602号室の住人。フィーナのヒモ。21歳。
403号室の住人。剥製士。
304号室の住人。アルビノ。
202号室の住人。カレンダーのグラビアが仕事。
201号室の住人。小説家。
テレビアニメ
2019年10月から同年12月にかけて、オレンジ製作によるテレビアニメ版が、フジテレビ(、関西テレビ、東海テレビおよびテレビ西日本、さらには北海道文化放送、BSフジ)の+Ultra枠にて放送されたほか、NETFLIXでもネット配信されている(第1話のみ本放送に先行して独占配信)。ネット配信については後にフジテレビオンデマンドでも実施している。
また、2020年1月から同年3月にかけて高知さんさんテレビでも放送されている。ちなみに+Ultra作品がテレビ西日本と北海道文化放送以外の地方局で放送されるのは、これが初めてのケースとなる。
フジテレビ(およびテレビ西日本)での放送終了直後、第2シリーズを制作する意向が明らかにされている。2020年3月20日には「2021年中には放送します」と言うアナウンスがなされた。
その後、作者の板垣巴留が、2020年9月24日の自身のツイッターで「2021年1月から放送されます」と明言、アニメ制作サイドも同年10月8日にその事を認めた。
高知さんさんテレビを除いた第1シリーズネット局で放送。
ちなみに第2シリーズでもNETFLIXの配信は第1話のみ本放送よりも先に配信された(ちなみに2021年1月5日から。本放送は同年1月6日以降順次開始)。第2話以降はフジテレビでの放送終了直後から配信。
2021年7月20日、「新章」の構想が存在することが明らかにされた。NETFLIXアニメシリーズの一巻として制作されるとのこと。
2024年3月に行われたAnime japanにて24年末「FINAL SEASON」として分割2クールでのアニメ化が決定。
さらに、同年7月5日に12月からFINAL SEASON part 1
の配信が決定した。
同年11月6日にメインPVが公開、12月5日からNETFLIXでの独占配信が発表、同時にゴーシャ、ヤフヤ、セブン、サグワン、メロンの声優、そしてEDが発表された。
主要スタッフ
主題歌
第一期
- OPテーマ:「Wild Side」
(公式PV)
- 『眠れる本能』(第3話・第7話・第10話)
- 作詞:唐沢美帆 / 作曲・編曲:広川恵一 / 歌:YURiKA
- 『眠れる本能』(第3話・第7話・第10話)
- 『マーブル』(第4話・第6話・第11話)
- 作詞:唐沢美帆 / 作曲・編曲:高橋邦幸 / 歌:YURiKA
- 『マーブル』(第4話・第6話・第11話)
- 『月に浮かぶ物語』(第12話)
- 作詞:唐沢美帆 / 作曲・:神前暁 / 編曲:広川恵一 / 歌:YURiKA
- 『月に浮かぶ物語』(第12話)
第二期
楽曲制作にあたり、原作者の板垣氏により本曲の元となる小説が執筆された。
- EDテーマ:「優しい彗星」
- 作詞・作曲・編曲:Ayase / 歌:YOASOBI
こちらも原作者により本曲の元となる小説が執筆された。
- 第3期
EDテーマ:「Feel Like this」
歌:由薫
コラボ企画
・アニメイトカフェで2019年12月11日よりコラボ開始
・東武動物公園 2019年11月2日より12月29日までコラボイベント開催
・戦国パズル!!あにまる大合戦2019年11月22日よりコラボ開始
レゴシ、ハル、ルイ、ゴウヒンが戦国ガチャで登場するほか
魔属性のレゴシがステップアップガチャで登場(2019年12月1日まで)
CARAVANSTORIESレゴシ、ルイ、ハルがゲッシーのヒーローとして登場。
関連作品
『BEAST COMPLEX』(ビーストコンプレックス)
関連イラスト
関連タグ
評価タグ
BEASTARS100users入り BEASTARS500users入り
BEASTARS1000users入り BEASTARS5000users入り
カップリング
BL:レゴルイ
類似する作品
ズートピア動物で人間社会風に表現している点では一致するものの、作中(本記事のアニメ)の男女交際(成人向けらしきシーン)の表現は本作より少ない。
外部リンク
BEASTARS公式
作者:板垣巴留関係
- このマンガがすごい!web【作家インタビュー】板垣巴留『BEASTARS』【前編】
- このマンガがすごい!web【作家インタビュー】板垣巴留『BEASTARS』【後編】
- コミックナタリー「板垣巴留✖️米津玄師対談」