概要
イブキとは漫画『BEASTARS』のキャラクター。裏市にある危険団体シシ組の構成員。
シシ組のボスを殺したルイをボスに据えた新生シシ組を提案、そしてその案を想像以上に盛り立てて見せたルイに心酔してしまう。
プロフィール
人物
シシ組の構成員。メガネを掛けたライオン。組の中ではインテリ派でよく交渉で前に立つ。
ボスを撃ち殺したルイを新ボスに据える案を出した張本人。
新生シシ組の中ではルイの腹心・片腕として動き、ボディガード兼付き人として共に行動するようになる。
キツネで構成されたイナリ組や、ジャガーで構成されたマダラ組、オオトカゲのドク組とライバルの多かった裏市で唯一草食獣をトップに据えた新生シシ組はかなりの勢力を伸ばすことに成功。振る舞いも旧ボスの頃から変わったシシ組は裏市での人気をも獲得。
それを成した、成すだけの振る舞いをしてくれた新ボスを彼は崇拝してる。
経歴
貧しい表社会の出身だったが、貧しさゆえに両親から威怪薬(肉食獣の身体を材料に作られる生薬。金持ちの草食獣に売れる)の材料として売られる。当時12歳。
そこから剥ぎ取られる前に逃げ出し、以来裏社会で生きてきた。その時の名残りで身体には入れ墨による効能の記載がある。
18でシシ組に入る。
最近の裏市での不況と共に、ボスのワンマンなやり方で裏社会で孤立気味だったシシ組。
ボスを殺したという若い鹿の顔を新聞で覚えがあったイブキは、ルイを新ボスにすることで組のイメージアップによる組織復興を仲間達に提案する。
身内での会議の末、意見は半々。そこでルイの態度で決めようと彼に自分たちの食事を、肉を食わせることにする。
それに見事応えたルイだったが、それ以来食事は肉を出されることになる。さらにはタバコに酒にと裏社会での振る舞いをルイに合わせさせるシシ組。それらに応えつつ自身の仕事をしてシシ組を一気に幅を利かせれるようにするルイ。
しかし実際のところルイの身体は肉もタバコも酒も受け付けておらず、裏で吐いては栄養ドリンクを飲みごまかしていた。弱っていく身体がどこまで保つか。
イブキはそんな風に徐々に身体を壊していくルイに気付いており、そんな風にルイに意地を張らせていることに責任を感じ、裏でルイの世話を焼くようになる。
また、イブキからすればルイの存在はシシ組だけでなく、裏市全体がいい方向に変わっていく影響を秘めていると感じており、徐々にルイに信仰心にも近い感情を抱くようになる。
関連イラスト
関連動画
TVアニメ『BEASTARS』二期エンディングテーマ。「優しい彗星」。歌はYOASOBI。
こちらアニメ公式サイトの「MUSIC」から「優しい彗星」の原作小説「獅子座流星群のままに」が読めます。原作者 板垣巴留先生の完全書き下ろし小説です。