概要
「植物に学ぶ生存戦略4 話す人・山田孝之」で、シロツメクサの生存戦略についての説明に登場した人物。事情があって仮名。趣味がジャンベ。とてつもない偉い人であるが、一人では何もできず周りのいろいろな人との関係しながら生きている人物。
ジャンベさんの元となったと言われる人物は本放送の2日後辞任した。
シロツメクサとジャンベさんの大事な関係者
1.仲間
仲間と集団を作る
シロツメクサは小さな花が集まって一つの花を形成している。
一方ジャンベさんも周りを同志で固め一つの強い集団のように見せている。
シロツメクサは複数の花が下から順に咲いていきます。咲く時期をずらすことで全体として若々しく長く咲いているように見せかけている。
一方ジャンベさんもうっかり失敗した時は周りにいる仲間たちが責任を取っていなくなりすぐに新しい仲間が入ってくる。常にクリーンな集団であることをアピールしより長い間えらいポジションを保つための生存戦略です。
2.ウィンウィンのパートナー
シロツメクサの根にある根粒の中に生息する根粒菌こそウィンウィンのパートナー。根粒菌はシロツメクサに窒素化合物を分け与え、シロツメクサはそのお返しとして糖を差し出す。そして両者は共に成長していくのです。
一方ジャンベさんたちにとってのウィンウィンのパートナーはえらくない人々です。えらくない人は真面目に汗水流して働き、お金をジャンベさんたちにたくさん渡しています。そしてジャンベさんたちはそのお返しとしてえらくない人々にが幸せな暮らしができるようにお金を有効活用してくれるのです。
両者のウィンウィンの関係は相利共生と呼ばれ仲良く暮らしている、そう思われてきました
実はシロツメクサは根粒菌を裏で支配していることが分かったのです。
シロツメクサは根粒菌が増え過ぎると糖をたくさんお返ししなくてはならなくなり、弱ってしまいます。
そこでシロツメクサはお返し全体を減らそうと根粒菌をコントロールし始めます。窒素化合物を上手にたくさん作れる生産性の高い根粒菌ほどいい仲間。いい仲間にはたくさんの糖をあげるけど、そうでもないやつにはほぼあげない。つまり糖の分配に格差を作り、根粒菌たちを支配しているのです。
3.外部の優秀な人材
シロツメクサにとっての外部の優秀な人材はミツバチです。シロツメクサの花の形はミツバチのように力の強い虫でないと花粉や蜜が取れない形になっています。はるか遠くまで花粉を運んでくれる力のある優秀な人材だけを選別しているのです。
一方ジャンベさんも自分にとって有益となる外部の人材を頂愛し甘い蜜をたくさん吸わせるのです。こうしてシロツメクサもジャンベさんも多くの仲間を取り込みながら一つの巨大な帝国をつくり上げていくのです。