概要
第二次世界大戦中~後に製造されたアメリカ海軍の護衛駆逐艦の艦級。一番艦の艦名はジョン・C・バトラー海軍少尉から。
アメリカ海軍がかねてより計画しつつも歯車減速機の生産能力が追い付かなかったため見送られていた、蒸気タービン主機の標準搭載を達成した初の護衛駆逐艦。
基本的な構造は前級のラッデロウ級に準じているものの、主機関は1段減速のギヤードタービンに変更されている。
同級の主機は大部分がウェスティングハウス・エレクトリック社製である事から、WGT型とも呼ばれる事がある。
計画では293隻が建造される予定であったが、第二次世界大戦の終結により最終的に83隻のみ竣工、4隻が建造中止、206隻が発注キャンセルとなった。
兵装
従来の護衛駆逐艦のような船団護衛のみならず、対潜掃討や水陸両用作戦支援における艦砲射撃を前提として、主砲にはMk.12 5インチ両用砲(単装2基2門)が採用された。また、対空射撃レーダーを組み込んだGFCSやボフォース40mm連装機関砲、エリコンSS 20mm機関砲、ヘッジホッグ対潜迫撃砲、533mm 3連装発射管(1基)など、同時期に量産されていたアレン・M・サムナー級に準じた重装備(従来の護衛駆逐艦に比して)になっている。
関連タグ
登場作品
戦艦少女・艦隊これくしょん:ともにDE-413「サミュエル・B・ロバーツ」が実装されている。
同型艦
(DE-339~DE-348)
ジョン・C・バトラー オフラハティ レイモンド リチャード・W・スーセンス アバークロンビー オバーレンダー ロバート・ブレージアー エドウィン・A・ハワード ジェシー・ラザフォード キー
(DE-349~DE-358)
ジェントリー トロー モーリス・J・マニュエル ナイファー ドイル・C・バーンズ ケネス・M・ウィレット ジャカード ロイド・E・アクリー ジョージ・E・デイヴィス マック
(DE-359~DE-368)
ウッドソン ジョニー・ハッチンス ウォルトン ロルフ プラット ロンバック マッギンティ アルヴィン・C・コックレール フレンチ セシル・J・ドイル
(DE-369~DE-372)
サデウス・パーカー ジョン・L・ウィリアムソン プレスリー ウィリアムズ
(DE-402~DE-411)
リチャード・S・ブル リチャード・M・ローウェル エヴァソール デニス エドモンズ シェルトン ストラウス ラ・プラダ ジャック・ミラー スタフォード
(DE-412~DE-421)
ウォルター・C・ワン サミュエル・B・ロバーツ リ・レイ・ウィルソン ローレンス・C・テイラー メルヴィン・R・ナウマン オリヴァー・ミッチェル タッバーラー ロバート・F・ケラー レランド・E・トーマス チェスター・T・オブライエン
(DE-422~DE-424)
(DE-438~DE-447)
コーベジアー コンクリン マッコイ・レイノルズ ウィリアム・セイヴァーリング ウルヴァート・M・ムーア ケンダル・C・キャンベル ゴス グラディ チャールズ・E・ブランノン アルバート・T・ハリス
(DE-448~DE-450)
(DE-508~DE-510)
(DE-531~DE-540)
エドワード・H・アレン トウィーディー ハワード・F・クラーク シルヴァースタイン ルイス ビヴィン リッジ オスバーグ ワグナー ヴァンディヴィアー
以下、未成艦
(DE-541~DE-544)