概要
CV:津田健次郎(アニメでは喋らないが、DVD&BDのオーディオコメンタリーにて担当)
主人公・柴田源蔵一行に加わっていたアリ(蟻)の獣人。
…というか外見はまさに人間大のアリそのもので、黒光りする甲殻に覆われた体に赤い目、左目にある切り傷が特徴。後ろ足二本で直立し、前足四本を器用に扱って複雑な作業もそつなくこなす。
異世界転移した源蔵が、この世界における珍しい姿の魔獣や獣人たちに感激するとともに、魔獣たちが人間たちから忌み嫌われているという現状に憂い、この世界では初のペットショップの開業を志す。その提案にシグレが乗り、共に頑張ろうと声を上げるテーブルにいつの間にか座り、彼らと酒を酌み交わしていた。
言葉は一切発さず(喋れないのかは不明)、源蔵たちの身の回りの手伝いを黙々と続け、源蔵が住居を構えてからも変わらず、住居の清掃や庭木の手入れ、源蔵が連れ込んだ魔獣たちの世話から客人へのお茶出しなど、雑務を黙々とこなし続けている、まさに「働きアリ」…なのだが、物語に大きく係ることは少なく、源蔵たちも彼についてあまり言及しないため、作中でもっとも身近にして謎多き人物でもある。
何気に多芸多才な人物であり、上述の雑務の他にも、源蔵一行総出でアルバイトをすることになった際にはバーテンダーの職に就き、フォーマルなスーツ姿でシェイカーを振っている。また戦闘力も高いようで、源蔵たちの留守中にひろゆき(源蔵の愛犬)が誘拐されそうになった際には犯人であるヴォルフガング(狼獣人)を箒一本で徹底的に叩きのめし、トラウマを植え付けている。アニメ版では、急遽開催された魔王(MAO)軍VS勇者(源蔵)一行による闘技大会においてたこ焼き屋台を出店しており、その食材となる巨大なタコを素手で狩猟する姿が描かれている。…これだけ強いのに何故彼が普段のハンター業や闘技大会に駆り出されないのか。因みに基本的に全裸であるが、家事の際にはピンク色のエプロンを(所謂裸エプロン)、庭仕事の際にはドカヘルを、バーテンの際にはスーツを着用したりと、何気に衣装のバリエーションが豊富である。
尚、他者とのコミュニケーションはジェスチャーで行う模様。くわえて、上述のひろゆき誘拐未遂事件では非常に鮮明な似顔絵で源蔵たちに犯人像を伝えるなどしており、言葉は話さなくとも他者とのコミュニケーションにはそこまで不自由はない様子。また、何かとひろゆきと連れ添っている姿が描かれることが多い。