概要
CV:古賀葵
物語の舞台である「エドガルド王国」にやってきた新米の女性ハンターで、主人公・柴田源蔵の一番弟子(プロレスラーとしての)。
青髪のポニーテール(後ろ髪の房を二股に分けて肩に流しているのでボブカットに空目されがち)が特徴。一見すると普通の人間のようだが、実はリザードマンの末裔で、先祖返りにより胴回り(腹部から腰、背中にかけて)が艶めかしいウロコで覆われている。また種族の特性とは関係なく均衡の取れたスタイルの持ち主。胸のサイズは作中の女性キャラの中でも抜きん出て大きく。胸元を開いたタイトな衣類を着用している。
性格は、やや強気ではあるが礼儀正しく、ハキハキとした敬語を常々用いるなど、いかにも体育会系女子といった気質の持ち主。先輩方にも敬意を払いつつも、勝負となれば全力であたるなど戦士らしい逞しさも持つが、カーミラから伝授されたセクシーポーズを言われるがまま発動してしまうなどやや抜けたところもある。
二振りの短剣を逆手に持った戦闘スタイルを基本としているが、プロレスラーである源蔵の特訓を経てジャーマンスープレックスも体得した。
作中での活躍
その出自からギルドでは当初、先輩ハンターたちから「半端モン」「半魔獣」などと呼ばれ差別的な扱いを受けており、実力をつけて彼らを見返すために、凄腕ハンターとして知られる源蔵に弟子入りすることを決意する。さっそく源蔵宅に押しかけるも、出会い頭に彼の嫌っている「魔獣殺し」という異名で呼んでしまったため、問答無用の足4の字固めを極められてしまう。
当初源蔵は面倒臭がられ突っぱねてしまうが、セリスがリザードマンだと知ると態度を一変させ、彼女を一番弟子として迎え入れて仲間たち総出で特訓に協力。しかし、経緯を詳しく話さなかったためか、源蔵からは「プロレスラーになるための弟子入り」と勘違いされており、最終的に源蔵からはその巨乳に肖って「特盛セリス」のリングネーム(およびリングコスチュームとマスク)を授かることになった。
ようやくシグレから弟子入りしたのかを尋ねられたセリスは上述のギルドでの自身の境遇を明かすが、これを聞いた源蔵は「獣人が人間に虐げられている」という事実に激昂し、ギルドに殴り込み、その場にいたハンターたちを徹底的に叩きのめしてしまう。ギルドマスターの仲介もあり、ハンターたちが最近とある事情でハントがうまくいかずフラストレーションが溜まり、そのストレスを新人のセリスに向けてしまっていたという事情が明らかとなり、ハンターたちも自分たちの行いを反省し、セリスと和解する…
…ハズだったが、源蔵だけはこのイイハナシダナーで済ませようとする流れに納得いかず、ハンターの一人とセリスを戦わせることで決着をつけるよう要求され、ハンターの一人(赤髪の大剣使い)との模擬戦に挑むことになる。レスラー志望者と勘違いされたまま続けられた特訓であったが、そのおかげもあってか基礎体力と胆力は目覚しく成長しており、一時はカーミラのせいで大きな隙きが生まれピンチに陥る場面もあったが、最後は源蔵直伝の得意技ジャーマンスープレックスで勝利を収めた。
(それでも源蔵は納得せずいつまでもゴネていたが、ハンターたちの仕事の不振がすべて謎の覆面男(=源蔵)のせいであることを悟ると鞘を収め、そのままそそくさと帰っていった。)
アニメ版でのセリス
上述の一件から後日、源蔵は銀行員クラウスの提案を受け、城下町にて闘技(プロレス)大会を開催することになる。ハンターたちも試合の賞金を目当てに次々と参加を表明し、セリスも同じく参戦。試合では、以前師匠から賜った「特盛セリス」の名とリングコスチューム(ただしマスクはなし)で登場し、コボルトの旦那と対戦。自身の部下を贔屓目したのか、レフェリー役のギルドマスターはコボルトがフォールされると超速でスリーカウントをとり、セリスに白星が与えられた。続く魔王軍を迎えた第二回大会でも勇者チーム選手としてエントリー。陽炎や覆面レスラーのアテルナとのスリーマンセルで第一回戦に挑んだ。まったく役に立たないアテルナをよそに善戦し、陽炎のサポートを受けながら敵の一人にジャーマンスープレックスを極め、見事な連携で勝利した