概要
英語では「Figure 4 Leglock」と表記する。
技を決めた際、組んだ足がアラビア数字の「4」に見えることから、そう名付けられた。(したがって、漢数字で「足四の字固め」と表記するのは誤り。)
単に「4の字固め」とも言い、派生技もいくつかある。
関節ではなく脛骨を攻撃する技なので厳密にいえば関節技ではない。
見た目は派手でなくても、脛は肉が少なく圧迫された痛みが強い箇所であり、がっちり決まれば脱出は困難である。
また、自身の両足を4の字状に成形して相手の首を絞める首4の字固めなど、絞め技としての4の字固めも存在する。
元祖ネイチャーボーイのバディ・ロジャースに始まり、ザ・デストロイヤーが力道山戦などで用いたことで知名度が広がる(この時は『これ以上続けると2人とも死んでしまう』とレフェリーがストップをかけた程の激しい試合だったと言われている)。
のちにデストロイヤーは「うわさのチャンネル」にてせんだみつおや徳光和夫アナウンサーなどにかけまくったため、一般人にも知られるポピュラーな技となった。
その後も「16回の世界王者」リック・フレアーが得意技とし、武藤敬司が東京ドームでの高田延彦戦のフィニッシュに使うなど、古今多くのレスラーが多用し、尚且つフィニッシュ足り得る説得力を持ち続ける(そもそもデストロイヤーと力道山の試合でレフェリーが2人の命の危機を感じたと言われる程の技なので当たり前だが)。
梶原一騎原作のマンガ『プロレススーパースター列伝』によると、仕掛けた側が短足であるほどその威力が増すとされている。
また、決まった状態で裏返しの状態にされると決めた側の方が痛いとされる。ただし、ザ・デストロイヤーによると痛くない方法で組むことも可能だという。
余談
水曜日のダウンタウンで「4の字固め 女性に電話口で伝えるの不可能説」という企画で武藤敬司が阿佐ヶ谷姉妹に電話で4の字固めのやり方を伝えて正しく4の字固めがかけられるか検証していた。
「4」など技に関係する具体的な単語を出すのはNGのため、説明に四苦八苦してしまい時間切れで失敗したが、第二弾で、エルフの荒川に伝えてなんとか成功した。
制限時間が5分で4分52秒とギリギリのタイムであった。