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ステンレスナイト

すてんれすないと

亜麻木硅による日本の成人向け漫画作品。1995年にOVA化され、ピンクパイナップルから全2巻が発売された。
目次 [非表示]

「ステンレスナイト」とは

1:亜麻木硅による成人向け漫画作品およびアダルトアニメ。

2:「stainless night —いきてる—」 2001年4月13日にし〜くえんすから発売されたアダルトゲーム。

3:「STAINLESS NIGHT」 『聖飢魔II』の5枚目の小教典(シングル)。


本項では、1に関して解説する。

なお、カタカナ表記では「ステンレス・ナイト」と中黒が付くのが正しい。


概要編集

「ステンレスナイト」は、亜麻木硅による成人向けマンガである。

ジャンルは、SF(アンドロイド娘)、百合、ふたなり、メイド。


富士美出版の富士美コミックスより、

1994年「STAINLESS NIGHT —2010 LINEAR—」

及び

1995年「STAINLESS NIGHT —2021 SAYAKA—」

以上、全2巻が発売された。


95年および96年に、アダルトOVAとして、

1995年「STAINLESS NIGHT 2010 LINEAR 第1巻」

1996年「STAINLESS NIGHT 2021 SAYAKA 第2巻」

上気の全2巻が製作・発売。発売媒体はVHSおよびLDである。


2000年に全2巻がカップリングされたDVD「STAINLESS NIGHT 全集」が発売された。


内容編集

人間そっくりのロボット「アンドロイド」が普及している近未来が舞台。

ロボット工学を専攻している女子学生・高原沙弥加が、美少女アンドロイド「リニア」と出会う事から始まる物語である。


原作編集

聖・永愛学園に通う女子高生・高原沙弥加。

彼女は遅刻しそうになっていたところ、道端で暴漢に襲われそうになっているメイド服のアンドロイド少女「リニア」を助ける。

倒れてしまったリニアを、自身の部活「ロボット研究同好会」の部室に運びこんだ沙弥加だが、リニアは再起動。

そのまま「助けてくれたお礼」と、沙弥加はリニアに押し倒され、彼女の男性器に貫かれて初めての経験を。

リニアの身の上を尋ねる沙弥加だが、彼女は記憶喪失に陥っていた。学園のアンドロイド・ロボット工学の主任教授・滝沢を頼り、リニアのメモリーを確認してもらうと、半年前からのメモリーがプロテクトされていることが判明。しかも、リニア自身は10年前に製造された事も明らかになる。


リアルマスター……リニア自身の設計者は、未だに誰か分からぬまま。それが判明するまで、沙弥加はリニアを引き取る事に。学園に生徒として通ったり、映画監督に見いだされ、映画出演も打診されたりと、リニアと穏やかな日常を過ごす沙弥加。

その間にも、沙弥加はリニアと頻繁に肌を重ねていった。時には、学園の先輩・北泉美鈴など、リニア以外の人間の女性や少女にも迫られ、押し倒されて肌を重ねたりも。

しかしそんな中、リニアと接していたアンドロイド少女「サヤ」は、彼女に何かを感じ取り、しかも発情してしまった。

リニアはサヤと肌を重ねるが、その際、共振現象が発生。同時に、周囲の電子機器も一斉に誤作動を起こしてしまった。


やがて、沙弥加の自宅をサヤ、そしてサヤのリアルマスター・三原博士が訪ねる。

三原博士はリニアを知っており、リニアのリアルマスター・禅博士の元助手だった。

彼は禅博士とともに10年前、「コンプリートチップ(CT)」……搭載した思考・感情・動作などを、人間とほぼ同じように制御・再現できる、画期的な新型マイクロチップを研究開発しており、その試作品をリニアに搭載した事を告げる。

だが、三原博士は「これ以上深入りするな」とだけ告げて、そのまま去っていった。

禅博士を、自分の手で探そうとする沙弥加。しかし、CTの能力はそれ以上のものだった……。


OVA編集

聖・永愛学園は夏休み。

学期末のレポートをなんとか提出出来て、沙弥加はロボ研部長の美鈴とともに、特別自然保護エリアの研修所へ赴いていた。

部の皆でと聞いていたが、実は美鈴の悪だくみで、ここに来ているのは「二人だけ」。沙弥加はそのまま、プールの更衣室で美鈴に抱かれ、絶頂する。が、そこには後輩のアキが先回りしており、その様子を見られていた。

美鈴、アキ、そして子犬のルイとともに、研修所で穏やかな日常を過ごす沙弥加だが、その日の夜に、森の中で倒れていたアンドロイドの少女・リニアを発見する。

リニアは自分の名前以外、起動してからの記憶を失っていた。研修所の設備とPCでチェックしても、10年前から存在し、半年前から前のメモリーは厳重なプロテクトがかけられており、回復できない事が明らかに。

闇ブローカーから改造され、逃げてきたとリニア自身から聞く沙弥加。沙弥加はそんなリニアをアンドロイドとして、そして同年代の少女として受け入れる。

10年前はまだアンドロイドは発達しておらず、まだ機械人形として稚拙な機能しか有していなかった。

美鈴はPCで検索し、10年前の事を調べてみる。その際に、禅博士の名前を発見。博士は、画期的なアンドロイド用マイクロチップ「コンプリートチップ」の概念を提唱し、行方不明になっていた事を知る。


そして、その頃。

台所で皿洗いをしていたリニアを手伝っていた沙弥加。しかし、まるで何かの発作を起こしたかのように、股間を押さえ、リニアは倒れてしまった。

そのまま、寝室のベッドに運んだ沙弥加だが、リニアは逆に沙弥加にくちづけし、沙弥加を押し倒す。

「闇ブローカーから逃げてきた時に改造され、時々制御不能になる」と言うリニアは、沙弥加をそのまま脱がせ、全身を愛撫。そして自身も脱ぎ「私は、両対応なのです」と、自身の股間に男性器が生えているのを見せる。

「心から、愛しています」と、沙弥加を貫くリニア。互いに抱き合い、絶頂するが、

絶頂したその瞬間に、美鈴が使用中のPC、そして近くを捜索していた女性アンドロイドを含む、機械装置全てが停止してしまった。

それは、リニアの封じられていた、彼女の秘密に関する事だった。


登場人物編集

高原沙弥加編集

主人公。聖・永愛学園に通うメガネの女子高生。

彼女がリニアを発見した事が、この物語の発端となる。

原作では、道端で暴漢に襲われそうになったところを、スタンガンを用いて彼女を助け出している。

OVAでは、森の中で倒れていたリニアを発見、研修所に連れ帰っている。


普通の女子高生で、永愛学園の「ロボ研(ロボット研究部)」に所属。

アンドロイドを雑に、或いは強姦するなどのひどい扱いをする者に対しては憤りを覚える、優しい性格をしている。暴漢に対しても、改造スタンガンを用いて威嚇するほど。

原作では、リニアを保護したその日に、リニア自身に押し倒されて抱かれた。それが初体験だったらしく、美鈴からも、「沙弥加ちゃんの初めては私にくれるって約束してたのに」などと言われていた(実際は約束してないが)。

以後、リニアとは何度も肌を重ね、リニア以外にも美鈴や砂裕里などとも肌を重ねている。

リニアと行為するまでは、特に同性愛というわけではなかった。むしろ「女の子同士は変」とも考えていたが、リニアに抱かれてから、次第に彼女を愛するようになり、何が有ってもリニアの味方をする事を誓っている。


OVAでは、リニアと会う前には美鈴と何度も抱かれていた事が示唆されていた。更衣室で美鈴に迫られた時にも拒まず、そのまま彼女の愛撫を受けて絶頂している。

センシティブな作品

※画面左が沙弥加。右は美鈴。

更には、リニアの汚れた身体を浴室で洗っている際にも、彼女の裸とその肌を見て「うっとりしちゃう」と見とれており、元から同性愛者だった様子。

その後、制御不能になったリニアに抱かれ、リニアの男性器で貫かれ絶頂する。

リニアにコンプリートチップを搭載している事を自力で推測しており、その事で自分を責めるリニアに対し、優しく慰めるとともに「好きよ」と自分から告げ、自分からリニアを抱いた。その際には最初とは違い、自分からリニアを愛撫し、リニアの男性器も自分から口に含んでいた。


OVAでは、リアルマスターを探すリニアを見送っているが、再会する事をリニアと約束した。


原作では、禅博士と再会した後、破損して機能停止したリニアを引き取る。

卒業後にはロボット工学の教授となっており、リニアを自身の研究室にて保管。三原博士と共著で「コンプリートチップ」に関する書籍も出している。

引き取ったリニアはボディの修復は終えているが、機能停止状態で眠っている状態。「すぐに起こしてあげる」「また一緒に愛し合いましょう」と、眠っている彼女に対して語っている。

リニア編集

センシティブな作品

もう一人の主人公。メイン画像の少女。

アンドロイドの少女で、半年前に記憶を失った状態で起動。さまよっていた所を沙弥加に発見され保護され、以後、彼女と愛し合うようになる。


いわゆる「両性具有」に改造されており、男女両方とも性行為が可能。原作では、クリトリスがペニス状に変化していると言及。そのため、通常時は普通の女性器である。

OVAでは、男性器が出ていない状態で股間の女性器を舐められており、ある程度舐められて快感を感じた後に男性器が伸びる描写がある。

この改造を施したのは、アンドロイドを非合法的に改造している闇ブローカーによるものと、リニア自身が語っている。


製作されたのは、10年前。その時点ではアンドロイドはただの機械人形程度のレベルだったため、当時はもちろん、10年後の現在の他のアンドロイドと比較しても、かなりハイクラスの技術を以て製造されている。

その体内には、アンドロイドの性能を上げるのみならず、他の機械装置や記憶媒体に影響を与え、時には狂わせ無力化も可能とする「コンプリートチップ」を搭載している。そのため、自分が恐ろしい存在である事を知り、自分を責めてしまうような一面も持つ。

その肌も、人間同様に美しく艶めかしく、またアンドロイドにありがちな継ぎ目なども無い。裸を見た沙弥加も、人とほぼ同じで、なおかつ美しいため、思わず見とれていた。人間の女体との外見の違いは、額および、ヘアバンドのようなカチューシャパーツのシーカー程度で、それ以外はほぼ人間と同じである(なお、カチューシャはメモリーのプロテクト装置も兼ねていた。これが破損し外れた事で、封じられた記憶も戻っている)。


原作では町中で暴漢に襲われそうになったところを、沙弥加に助けられた。意識を失うが、ロボ研の部室で再起動。そのまま沙弥加を押し倒し、沙弥加の初めての相手となり、更には股間の男性器で彼女を貫く。それなりにテクニックは有していたようで、初めてだった沙弥加は快感を覚え、絶頂に導かれている。また、美鈴との3Pでも、ペニバンを付けて沙弥加を貫いていた美鈴の後ろに回り、彼女のお尻を貫いている。

他にも、アンドロイドのサヤとも愛し合い、肌を重ねていた。


沙弥加に保護されてからは、彼女とともに生活。自身の製造・設計者であるリアルマスターの事を探し、それが禅博士だと知る。

10年前の時点では、アンドロイドとしてあまりに進み過ぎていた。10年後に普通のアンドロイドして過ごせるようにと、禅博士によりあえて封じられていた事も知る。

いろいろあってメモリーのプロテクトが解除され、コンプリートチップの機能も用い、大企業「ジェネラル・エレクトリック(GE)社」に囚われていた禅博士と助け出し、再会する。が、直後に撃たれて機能停止。沙弥加に引き取られ、修復を受けて眠っている。


OVAでは、森の中で倒れていた所を沙弥加に発見され、そのまま保護される。

記憶を失った状態で、沙弥加らと交流。しかし、沙弥加の前で不調に陥り、制御不能状態に。

逃げる前に、闇ブローカーにて自分が改造された事は覚えており、その際に両性対応できるように改造されたらしい。が、そのために制御不能状態に陥ってしまう。

寝室のベッドで沙弥加を押し倒し、そのまま沙弥加を愛撫し男性器で貫いて絶頂させる。

その際に、コンプリートチップが発動し、建物内の電灯や機械装置、PCも全て機能停止、更にはリニアを追っていたアンドロイド・アスタリクスも一時的に機能停止させてしまう。

後に、自分にチップが搭載されている事を知り、自分を責めるも、それを知ったうえで沙弥加に「好きよ」と言われ、肌を重ねる。

アスタリクスと戦った際に、プロテクトが外れ、全ての記憶を取り戻す。そこから「自分を作ってくれた事の礼を伝えるため、リアルマスターの禅博士を探しに行く」と、沙弥加の前から去るが、去り際に沙弥加と再会する事を約束している。

その他のキャラ編集

  • 北泉美鈴

センシティブな作品

画像左の、沙弥加の先輩。ロボ研の部長である女子高生。

沙弥加同様にアンドロイドに関して詳しく、リニアと知り合った彼女に協力する。

元より同性愛者であり、沙弥加の事を以前より狙っていた。ロボ研の部室に、紅茶の茶葉に見せかけた媚薬を置くなどして、彼女の初めてを狙っていた。リニアに先を越されて悔しがるも、リニアを見て「可愛いからいいか」とあっさり諦める。その後で沙弥加と改めて肌を重ね、その際にペニバンを装着し沙弥加を貫く(更にその時に、リニアを誘い3Pを。リニアの男性器をお尻に挿入され、三人同時に絶頂した)。


OVAでも登場。以前より沙弥加とは何度も肌を重ねている。しかし後輩のアキに慕われており、嫌ってはいないものの、彼女からのアタックを若干うっとおしく感じている。

リニアのメモリチェックの他、リニアのボディおよびパーツの経年から、十年前に製造され、ネットで検索したことで禅博士の存在を突き止めるなど、色々優秀。また、免許を有しているらしく、車の運転もできる。

アキが、リニアの追手であるアンドロイド・アスタリスクに負傷させられた際に、彼女を手当てし病院に運ぼうとした。が、アスタリスクに襲撃され自身も負傷して気絶させられる。

原作、OVAのどちらでも、有能な先輩ではあるが、ややえっちな点は共通。両方とも、沙弥加とえっちした時の事を思い出し、毎日オナニーをしていたらしい。


  • アキ

OVAにのみ登場。美鈴以上に短めの、ベリーショートの髪をしている。

学園のロボ研の後輩である少女で、美鈴を慕い毎回積極的にアタックしている。しかししつこく絡んでくるため、美鈴には嫌われてはいないものの、毎回塩対応されている。沙弥加やリニアの事は普通に接しているが、あまり関心が無く、美鈴以外(いろいろな意味で)眼中には無い様子。

後編では、あまりしつこく美鈴に迫ったため、彼女から怒られて屋外で美鈴を想いオナニーを。しかしそこにアスタリクスに襲われて負傷し、木から吊るされる。沙弥加らに助けられ、治療を施された後に美鈴の運転する車で病院に向かうも、アスタリクスの襲撃を受けて車を止められてしまった。


  • ルイ

OVAにのみ登場。ロボ研で飼われているらしい子犬。

沙弥加と美鈴に研修所に連れられてきた。眠っている沙弥加を起こし、森の中のリニアの元へと誘っている。人懐っこい性格らしく、すぐにリニアとも打ち解けた。

しかし後編にて、襲撃するアスタリスクの刃に貫かれ絶命。しかしそれがきっかけとなり、リニアのメモリーのプロテクトが解け、コンプリートチップの力が発動するようになった。


  • アスタリスク

戦闘用女性型アンドロイド。その運動性および戦闘能力は作中でも最強で、人間すらも殺害できる。その性格も冷静かつ冷酷。

特殊な通信装置を備えているらしく、テレパシーのようにリニアにコンタクトしていた。


原作では、黒幕となる企業「ジェネラル・エレクトリック(GE)」社の所属アンドロイド。調査や潜入工作といった仕事から、邪魔者の暗殺などの荒事まで行う。高い運動性能を持ち、腕にナイフや火器などの武器を内蔵している。それらを用い、リニアのコンプリートチップを横取りしようとした滝沢教授を殺害、リニアを助けようとしたアンドロイド・サヤも中破させた。

会社の命令で、リニアに「禅博士に会わせる」と言って誘き出し、GE社へと連れて行こうと目論んだ。

しかし、プロテクトが解除されたリニアにより、彼女の体内のコンプリートチップの作用により動作不良に陥り、発情する。禅博士がGE本社内に軟禁されている事を伝えた後、リニアの男性器に貫かれて絶頂。そのまま機能停止する。


OVAでは、リニアを追ってきた刺客として登場(誰が差し向けたかの明言はないが、闇ブローカーらしい)。前編ではリニアの居場所を突き止めるも、リニアが絶頂したと同時に、一瞬発動したコンプリートチップの作用により、一時的に機能停止する。

後編で、アキを襲い負傷させた後。美鈴に車を出させ、走行中にタイヤを狙い射撃。事故に合わせる。その後に沙弥加と愛し合った直後のリニアを襲撃。圧倒的な力量差でリニアを追い詰める。

ルイにとびかかかられるも、歯牙にかけず右腕の刃で刺し殺す。しかしその衝撃でリニアのプロテクトが解除され、コンプリートチップの力で強制的に機能停止させられた。


  • 禅雄介

リニアおよびコンプリートチップの製造者である工学博士。生誕は1963年

劇中の十年前にリニアを製造し、その体内にコンプリートチップを搭載。チップの力が強大すぎたため、リニアを眠らせ、その記憶を封じ、十年後に目覚めさせるように設定していた。

十年後ならば、リニアも普通のアンドロイド、普通の少女として生活できるだろうと考えての処置であり、リニアの事も大事に想っていた。

十年前であっても、高度なアンドロイドのAI理論とボディの製造技術とを有しており、それらを用いてリニアを製造。コンプリートチップも同様に開発している。


原作では、世間的にはアンドロイドおよび制御回路の専門科学者・技術者として、簡素な記録が残っているのみ。

劇中の十年前にGE社に在籍し、当時助手だった三原博士とともに研究開発に従事していた。その際にコンプリートチップを開発し、その副作用を軍事利用するように圧力をかけられたため、リニアにチップを搭載して逃走させている。

以後、GE社内に軟禁され、研究を強制させられていたが、劇中最終回でリニアと再会。助け出される。

十年間の間に病魔に侵されていたらしく、リニアと再会した時には咳き込んでいた。エピローグでは一年後に他界している。


OVAでは、美鈴が検索したデータ内、およびリニアの記憶の中にのみ登場。

劇中十年前にコンプリートチップ概論を発表した後に、行方不明になっている。実際は、GE社もしくは闇ブローカーと思しき場所で、無理やり拉致され研究させられていた。

その際にコンプリートチップをリニアに搭載し、メモリーをカチューシャ型のプロテクターで封じ(次に目覚めた時に作動する)、十年後に目覚めるように設定した後に、カプセルに入れたリニアを送り出している。


  • 三原博士

サヤのマスターである若き男性の学者。かつては禅博士の助手だった。

コンプリートチップとリニアの事を調べる沙弥加の前に現れ、事態に深入りしないようにと警告する。

原作の登場人物・アンドロイド編集

※以下は原作のみに登場。

  • R-10

永愛学園で、沙弥加が所属するロボ研の部室に居た小型ロボット。人間との交流によるデータ収集及び学習が目的のロボットと思われる。

小さな箱状の胴体に、カメラアイと収納式の腕、及び両足が付いているだけの姿で、喋る言葉もカタカナ。

沙弥加とは会話が可能で、沙弥加が部室に運び込んだリニアを「沙弥加サン、何デスカソレハ?」と尋ねていた。

あまりデータは蓄積されていないらしく、沙弥加がリニアとはじめて肌を重ねた際にも、「何ヲシテイルノデスカ?」「私ノデータニハナイコーイ(行為)デス」と不思議がっていた。


  • 滝沢

永愛学園・滝沢研究室の室長であるメガネの男性教師。「制御理論」の授業を受け持っており、沙弥加はその授業を楽しみにしていた。それなりに整った顔をしており、沙弥加は名前を覚えられていた事で呆けた表情を。

外面が良く、人当たりも良いように見えるが、実際は欲深い性格。最初に沙弥加に依頼され、リニアの事を調査した際。彼女が十年前に製造され、メモリーが封じられた事に興味を抱いていた。更に、コンプリートチップの事を知った後。リニアを沙弥加から引き離して、無理やり解体してチップを取り出し、独占しようと企んだ。

だが解体しようとした直後に、アスタリスクにより刺殺される。


  • 舞子

永愛学園の、沙弥加の友人。アンドロイドを「アンドーさん」と呼ぶ。


  • 徳川成美

永愛学園後援会会長の娘。いわゆる「高飛車でイヤミなお嬢様」キャラであり、ソバージュをかけた黒髪をしている。最新鋭アンドロイド「AR-29」を親に買ってもらい、それに運転させて登校。自分の裕福さを自慢し、自身の所属する「AAC(永愛アンドロイドクラブ)」の予算も潤沢にさせている。

そこから、沙弥加とロボ研の事を「貧乏な弱小部活」と見下し、R-10も「ビンボーくさいロボット」と、日頃から馬鹿にしていた様子。

リニアを見て、自身のAR-29よりかなり性能が上であることから嫉妬。メーカーを調べて対処しようとロボ研の部室に赴いた際に、美鈴の媚薬入り紅茶を飲んで発情し、愛し合っている沙弥加とリニアを見かける。

その様子を、手にしたデジタルカメラで盗撮。それを用いて脅す事で、沙弥加の裸やリニアとの性交も撮影。脅迫のネタにしようとした。

しかし二人の性交を見ている内に、自分も興奮し発情。いつしかリニアの男性器を咥え、更にはお尻(前は「わ、私、まだ(経験がないから)」と懇願したため)に挿入され、絶頂。

その様子は、部室にやって来た美鈴に撮影されており、データディスクを取られる。この事で逆に脅された後に、「今日の所はかんべんしてあげるわ」と捨て台詞を吐いて退散した。


  • 池ノ内

映画監督。黒メガネと髭とオールバックの髪形をしている。三原博士とは友人で、酒を酌み交わす仲。

劇中で、人間とアンドロイドの婦警コンビが活躍するアクション映画「THE SWEET COP Ⅱ」を撮影していた。同映画一作目は沙弥加もファンで、LDも有している。

かなりの拘りを持つ作風の監督らしく、アンドロイド役はアンドロイドを用いて撮影している。映画劇中のアンドロイド婦警役のため、人間の女優や既存のアンドロイドを用いず、特注で製造したほど。この拘りは沙弥加も好んでいる。

撮影所に赴いたリニアを一目見て気に入り、劇中の新人アンドロイド役として出演を依頼する。


アンドロイドの起用や映画作りには、本人なりの矜持を有しており、上からの圧力に対しては反抗する気概も持っている。

スポンサーであるGE社から、同社の最新アンドロイドを新人女優として用いる事を強制されていたが、最初から起用するつもりは無く、

「僕が欲しいのは、ただの精密機械人形なんかじゃない」「『女優』として使える血の通ったアンドロイドだ」

そう言って突っぱねたため、スポンサーから降ろされるも、スタッフ一同撮影ボイコットする事になり、映画は撮影中止に。


  • 武藤砂裕里

池ノ内の映画「THE SWEET COP」の主演女優。主役の婦警「麗花」を演じている。

ショートカットの髪形で、軽快な印象を与える女性。同性愛者らしく、リニアの付き添いに来た沙弥加を気に入り、撮影の休憩時間中に控室内で肌を重ねていた。

後に、サヤと再び出会いたい沙弥加に頼まれ、監督の連絡先を教える条件として、一晩沙弥加と付き合う事に。

その際には、自宅アパートの浴室にてローションプレイした後に、双頭ディルドーで愛し合い、彼女を放尿させるほどに絶頂させた。

ゲーマーでもあるらしく、風呂から上がった後には夜通しファミコンをしたらしい。

約束通り、監督と連絡が付いた際に、サヤと再会するようにと頼んでいた。


  • サヤ

池ノ内の映画「THE SWEET COP」の、もう一人の主演女優アンドロイド。「麗花」の相棒であるアンドロイド婦警「AP-001 SAYA=麻神」を演じた。

砂裕里と対照的に、落ち着いた大人の女性的な性格。沙弥加から映画と彼女の事を知ったリニアは「会ってみたい」と思い、沙弥加とともに撮影所へと赴いた際に出会った。

リニアに匹敵するほどの高性能かつ完成度の高いアンドロイドで、「THE SWEET COP」公開時には話題になった。リニアは彼女を知り、どこかにシンパシーを覚えていた。

自分と関係あるかと、リニアにリアルマスター(製造者)を聞かれるも、最初はそれを断る。しかしリニアと接しているうちに発情し、控室内でリニアと肌を重ね絶頂。その際に互いに感応した事を悟っていた。

リアルマスターは三原博士。博士とは公私ともに支え合うパートナーで、恋人同士として愛し合う仲でもある。

リニアを助けようとして、アスタリスクの攻撃を受けて中破した。その際にはリニアに「コンプリートチップこそ持たなくとも、私とあなたは同じ設計なのかもしれない……」と、自分とリニアが姉妹機ではないかという推論を口にしていた。


用語編集

  • アンドロイド

本作では、人間にそっくりのロボットとして、アンドロイドが普及。社会においてあらゆる現場にて人間をサポートしている。

人間ではないため、誰かの所有物として捉えられている。所有者は「マスター」と呼称。そのアンドロイドの管理責任を負う立場となる。アンドロイド自身も、己の所有者を「マスター」と呼称する。

また、アンドロイド自体を設計・開発した人物は「リアルマスター」と呼称される。


男女両方の形式があり、人間とほぼ同じ知力、思考力、判断力の他、感情も有している。それゆえ、外見ですぐに判断できるように、額や耳などに「シーカー」と呼ばれるパーツが付けられている。肌も人間のそれとほぼ同じだが、裸になると肌の各部に継ぎ目が存在する。

また、性器も付いており、性交も可能。そのため、マスターからはぐれた、もしくはマスターの居ないアンドロイドなどは、暴漢によりレイプ同様に強姦される事も少なくはない。ただし、アンドロイドの意に添わぬ性交は有罪であり、証拠があれば所有者から起訴が可能である。

劇中の10年前、リニアが製造された時期には、まだ単なる機械人形といった存在であり、反応も動きも単調なそれだった。劇中の現在では、アンドロイドはほぼ人間と同様の存在になっている。

原作では、所持するのに免許が必要な模様。また、当然ながら商品としてもかなり高額。


  • 闇ブローカー

アンドロイドたちを集め、あるいは製造し、顧客の要望に遭うように違法な改造を施す非合法集団。リニアも彼らにより、両性具有に改造されている。


関連タグ編集

メイド 百合 アンドロイド ふたなり

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