概要
第四部「エイジ・オブ・マッポーカリプス」の敵組織ダークカラテエンパイアが挙行しているセレモニー。
ダークカラテエンパイアは史上初にして唯一のヌンジャ、カツ・ワンソーを頂点とする彼の信奉者の集団であり、ワンソー亡き今は空の玉座を守り、組織を采配する摂政の座を誰もが狙っている。
その座を決定するため、組織内でも力のあるリアルニンジャ達が始めたのがこの儀式である。
簡単に言えば、参加者それぞれが代理戦士の「狩人」を用意し、ルールに沿って二代目ニンジャスレイヤーことマスラダ・カイを倒した者が勝者となり摂政の地位を得るという、狩りの儀式である。
ダークカラテエンパイアの構成員はいずれもキンカク・テンプルよりよみがえった神話級リアルニンジャであり、直接対決を行えば無用の損害が広がり失うものも増えるため、そのリスクを回避するための手段としてセトが立ち上げた。
しかし、出し抜きを図る参戦者たちによるルール違反が横行した上、マスラダ自身も力あるニンジャであり、獲物に堕することなく狩人たちと戦い続けたことで儀式は進まず、さらにサツバツナイトことフジキド・ケンジ一派の介入もあって状況は膠着。
最終的に狩人が全て倒され、儀式を主宰していたセトがニンジャスレイヤーに撃破されたことでストラグル・オブ・カリュドーンは失敗に終わっている。
参加者
儀式の主催者にして現状におけるリーダー。代理戦士はブラックティアーズ。
タイのアユタヤ大森林の奥に居を構える「コブラ教団」のトップ。代理戦士はメイヘム。
オクダスカヤ創業の一族の一人・ディミトリと融合したクロヤギ・ニンジャ。代理戦士はアヴァリスだが、ワンソーの影である彼に傅き、自らの肉体をささげ同化している。
コトダマ空間をさすらう思考パルスの集合体。スゴイ級ハッカーであるト・キコの肉体に宿っている。代理戦士はサロウ。
頭脳と口先、そして恐るべきカラテとジツを持って他人を操る忍殺世界のトリックスター。「ギャラルホルン」を名乗って参加しており、代理戦士はマークスリー。
右半身がゾンビーめいて腐敗したネガティブカラテの使い手。代理戦士はベルゼブブ。
ボロブドゥールの王にして、ヨグヤカルタを実効支配する暴君。代理戦士はコンヴァージ、後にウーガダル……だったが、実際には成り代わったサツバツナイトを操っていた。
代理戦士
セトの代理戦士。「狩人長」の肩書を持ち、儀式の序盤では審判を務めていた。第三部で破壊されたベッピンの破片を回収しており、これはサツガイによるヒャッキ・ヤギョの遠因となった。セトの陰謀の障害としてアヴァリスを排除・利用しようとしたが、マスラダに敗れ儀式に参加する前に爆発四散した。
アイアンコブラの代理戦士。一番弟子でもあり、親バカめいた信頼を寄せられている。「テンペスト・オブ・メイヘム」にて戦死。
オモイ・ニンジャの代理戦士。ユメミル・ジツを極めた元ハッカーだが、カラテのワザマエは底辺。マスラダの自我を乗っ取ろうとして失敗、ナンシー・タキ・コトブキ・シルバーキーのコトダマ空間組との電脳戦の末敗北、オモイ・ニンジャの端末として乗っ取られた挙句マスラダによってもろとも抹殺された。
ケイトー・ニンジャの代理戦士。カタナ・オブ・リバプール社が作り出したバイオロイド・ニンジャであり、まともなジツを持たない代わりカラテに特化している。マスラダに敗れたものの命を拾い、その後「リバティ」を名乗りケイムショからロンドンを介抱するため暗躍する。
ケイムショの代理戦士。全裸の上に大布とガスマスクメンポを纏った女ニンジャで、バイオ蠅を用いたジツを使う。「ケイジ・オブ・モータリティ」にて戦死。
シャン・ロアの代理戦士。瓦礫を操るジツと卓越したカラテを用いた接近戦の名手。代理戦士の一番手としてマスラダと戦い戦死したが、その恐るべき戦いぶりから代理戦士に対する下馬評を完全に覆した。
シャン・ロアのあらたな代理戦士だが、その正体はサツバツナイトことフジキド・ケンジ。本物のウーガダルは「アシッド・シグナル・トランザクション」において、組織内への潜り込みを狙ったフジキドとボトルネックカット勝負を行い、負けたことで彼に代理戦士を譲渡している。