概要
日本国外で2018年2月2日に発売されたモンスターの一種。(日本では2018年9月8日より発売。)
カードテキスト
ペンデュラム・スピリット・効果モンスター
【Pスケール:青1/赤1】
(1):フィールドにモンスターがP召喚された場合に発動する。
Pゾーンのこのカードを持ち主の手札に戻す。
【モンスター効果】
(1):このカードが召喚に成功した時に発動できる。
自分のPゾーンのカードと同じ縦列の相手のモンスターを全て墓地へ送る。
(2):このカードが召喚・リバースしたターンのエンドフェイズに発動する。
このカードを持ち主の手札に戻す。
解説
帝王関連魔法などの恩恵を受けられるステータスでありながら、エクストラデッキに半自動で移動しかねないペンデュラムモンスター・アドバンス召喚以外の方法での通常召喚にも対応しているが、対象が少々狭い墓地送り効果など、器用貧乏とも有用ともいいきれない特性を複数抱える上級モンスター。裏守備表示で展開した後に反転しても除去能力のほうは発動できない点ももどかしいが、一応強制転移を始めとするコントロール転移ギミックを他のスピリットと併用することは可能。
ペンデュラムスケールは1なので、併用するペンデュラムモンスターにはさほど困らないのだが、スピリットは自身で特殊召喚できないモンスターが多いために兼ね合いが難しく、かつてその問題とある程度折り合いをつけつつ併用されていたクリフォートも、今は環境上位陣から一歩退いている。
このカードより以前に登場した上級スピリットの一種・砂塵の悪霊とは属性や種族が異なるため、サポート手段や除去の性質の違いもあって、一応差別化は可能だが、条件つきとはいえバウンス効果を持つ羅刹の存在などもあるため、少々手が伸びにくい。
風属性上級モンスターやペンデュラム要素などを持つ音響戦士を投入したデッキなどでは、活用の機会も多少は見込めると思われる。あるいは上級戦士族モンスターとしてはそこそこ高い打点を持つアタッカーとして、一族の結束採用デッキに添えることも考えられる。
その他、魔導獣デッキに投入する、下記のペンデュラムスピリットカードのうち、片方が欠けているのであれば、一応投入は臨める。