概要
ナイトロード3兄妹の末子。アベルの妹。
苗字の綴りは、Nightlord。
人物
癖のある黒髪に、翡翠色の瞳をした自称”通りすがりの美少女”。
僕っ子。ボーイッシュでさばさばとした親しみやすい性格の一方で、非常に純粋かつ極端なまでの理想主義者かつ強かな切れ者。過去の経験からか短生種には完全に失望している。
その一方で、長生種の方が種族的に優れていると考える傾向のある帝国内では珍しく、短生種にも長生種にも隔意を抱いた様子が無く、偶然出会うことになったエステルに対しては機転を利かせて窮地を救ったり、その後のエステルとのやり取りで頭のいい子と評しており、好意的にとらえている様子。
現在は長兄カインと袂を分かち、危険人物として行方を追っているものの彼を内心では恐れている。
『夜の女皇』で900年ぶりに教皇庁の使者として来訪したアベルと再会。“帝国”への居住を薦める等、次兄に対して変わらぬ愛情を抱いている事を覗かせた。
アニメでは原作よりもロリになっている。
真人類帝国皇帝(アウグスタ・ヴラディカ)
900年間に渡って吸血鬼(長生種)の帝国である真人類帝国を支配してきた女帝の真の姿。
短生種には失望しているとは言うものの、帝国内では短生種と長生種との共存を考えて体制を構築しており、教皇庁が支配している地域における両種族の関係よりも穏やかな関係を作ることに終始している。
このことから、短生種に失望こそすれ、完全な対立関係を望んでいるわけではないことがうかがえる。
900年前にアベルと別れた後、残った同胞達を率いて東邦に帝国を建国し、長生種達の楽土とした。以後、800年もの長きに渡って、己より遥かに寿命が短い同胞や臣民達の生死を見守り続けるという想像を絶する孤独をも味わってきた。
未完に終わった原作では“帝国”内に潜入した長兄カインと制止に加わったアベルと再会し“方舟”再起動を巡り壮絶な戦闘になり、命を落とす予定だった。
クルースニク03
次兄であるアベルと同じ40%の限定起動によって戦う。
この形態になると、二本の巨大な音叉を武器とし、この音叉から放つ焦点式の高エネルギー超音波「音の炎」で狙った部位だけを骨まで焼き尽くすことができる。
過去
900年前にナイトロード3兄妹の末っ子として生まれる。
その後、国連航空宇宙軍少佐『レッドマーズ計画』管理部技術開発部統括責任者として火星開拓の任務に従いっていた。
その後、カインとアベル共々に植民団の同胞である第一世代の長生種を率いて数百万単位で地球の残留者(短生種)を虐殺した“世界の敵”となる。