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ソメイヨシノ

そめいよしの

桜の品種。日本では明治以降、最も一般的な品種で、その開花は桜前線の指標にされる。

概要

一重咲きの早咲き桜で、江戸時代に江戸染井村で植木職人が作ったとされている。大島桜山桜の雑種がエドヒガンと交雑してできたもの。エドヒガンの葉より先に花が咲く性質と、大島桜の大きく整った花の形を併せ持つ。桜の中でも開花時期が非常に短く、見頃は1週間に満たない。学校などでは本種と本種より開花時期が遅い関山普賢象などの八重桜を植えて、入学式にいずれかの桜を咲かせることができるようにしていることが多い。


若木から花を咲かせる性質が好まれ、明治以降に広まり、特に昭和期の戦後に第二次世界大戦で伐採されたサクラの植え替えとして爆発的に広がった。自家不和合性があるため種子で増やすことはできず、もっぱら接ぎ木で増やされる。よって、全てのソメイヨシノは同一の遺伝子を持つクローンであり、一斉に咲く理由ともなっている。接ぎ木の際、台木に使われるのは多くの場合大島桜である。


弱い品種が多いサクラの園芸種の中でも特に菌類や虫害に弱いため、環境や管理をしっかりしなければ、てんぐ巣病菌やサルノコシカケ、カミキリムシなどに侵され、その寿命は短い。最近では後発の園芸種である大漁桜やジンダイアケボノ、コマツオトメなどへの植え替えが推奨されているほか、野生種である大島桜、山桜エドヒガンに植え替えているところもある。


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